若者ターゲット「次世代型新聞」 静岡文化芸術大生が発表

 静岡文化芸術大(浜松市中区)と静岡新聞社、中日新聞社が連携して取り組む「次世代発想型新聞製作プロジェクト」成果発表会が19日、同大で開かれ、学生5人が製作した紙面をお披露目した。紙面は9月2日付の両社朝刊に掲載予定。

製作した紙面を発表する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大
製作した紙面を発表する学生=浜松市中区の静岡文化芸術大

 学生は昨年9月から、若者をターゲットにした新聞製作に取り組んできた。東京パラリンピックのボッチャ個人(脳性まひBC2)で杉村英孝選手(伊東市)の金メダル獲得を報じた同月2日付朝刊をリメーク。紙面製作を担当する両社の整理記者と意見交換を重ねた。
 リーダーの文化政策学部3年西家由真さんらが学生約60人を前に、工夫した点などを発表した。読みやすいように紙面を4等分したレイアウトや、イラスト、用語解説を付けたことを紹介した。
 西家さんは「新聞は誰も取り残さないメディアだと感じた。参加者の考えが集まっていろいろなアイデアが生まれ、面白かった」と振り返った。

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