災害時の料理法実践 御殿場ママ活情報局 家庭の防災対策も紹介

 御殿場市の子育て支援グループ「御殿場ママ活情報局」はこのほど、防災講座を市民交流センター「ふじざくら」で開いた。子育て中の母親や孫を持つ人が、地震から家族を守る方法を学んだ。ポリ袋を活用し、最低限の水と食料でできる料理を実践した。

災害時に応用できる料理を実践する参加者=御殿場市民交流センター「ふじざくら」
災害時に応用できる料理を実践する参加者=御殿場市民交流センター「ふじざくら」

 同グループ防災事業担当の刈山祐江さんや市危機管理課職員が講師を務めた。ハザードマップの正しい見方や家庭でできる防災対策を紹介した。電気が復旧した時に発生する通電火災を防ぐため、停電時は家電のスイッチを切り、コンセントを抜くよう呼び掛けた。
 参加者はサバ缶を使ってサバカレー作りにも挑戦。ポリ袋の中で材料を混ぜ、水を張った鍋に入れた。ご飯と、蒸しパンの材料を入れたポリ袋もそれぞれ同じ鍋に入れて加熱し、水を汚すことなく3品を完成させた。
 市と連携した市民協働型まちづくり事業。9月と11月にも講座を開き、水害や噴火への備えを紹介する。
 (御殿場支局・矢嶋宏行)

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