自動化技術の現状は 大手メーカー幹部が解説 磐田

 磐田商工会議所(鈴木裕司会頭)は19日、本年度の第2回企業懇話会を磐田市中泉の同商議所で開いた。大手メーカー2社の幹部が、ものづくり現場の最新ロボット、自動化技術について講演した。

最新のロボット、自動化技術を紹介するヤマハ発動機の江頭執行役員=磐田市中泉の磐田商議所
最新のロボット、自動化技術を紹介するヤマハ発動機の江頭執行役員=磐田市中泉の磐田商議所

 ヤマハ発動機の江頭綾子執行役員ロボティクス事業部長は、日本の生産人口減少による人材不足などの課題解消のため、省人化につながる製造工程の自動化や生産現場のデジタルトランスフォーメーションが必要だと強調した。工程間、装置間、工場間と、ミクロン単位からキロメートル単位までの「モノの輸送」を担う産業用ロボットや最新装置を示し、「世界中で望まれる自動化を実現することで、人がもっと幸せになれる未来に貢献したい」と語った。
 ベアリング大手NTNの沖芳郎新商品戦略本部長らは、広い可動範囲と高速動作が特徴で、製品の外観検査やグリース塗布などに使われる手首関節モジュールを紹介。こうしたロボット関連製品を、研究開発資源を投入する成長分野の一つに位置付けているとした。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞