濃淡、ぼかし技法 写実的な水墨画 浜松市浜北区で愛好家展

 水墨画愛好家グループ「蕨(わらび)の会」は21日、第20回作品展を浜松市浜北区の浜北文化センターで始めた。会員31人が24日まで、風景や動物を描いた68点を並べている。

水路に架かる橋を表現した水墨画=浜松市浜北区の浜北文化センター
水路に架かる橋を表現した水墨画=浜松市浜北区の浜北文化センター

 犬のふさふさとした毛や輝く朝日、降り積もる雪といった細部の描写にこだわった作品が目立つ。河野礼二会長(81)は墨の濃淡やぼかしの技法を用い、水路に架かる橋を写実的に表現した。約20年続ける水墨画について「基本的には白い紙に墨の黒一色で表現する世界だが、奥が深い」と魅力を語る。
 同会は月に2回、同センターか同区の浜名協働センターで水墨画に取り組んでいる。

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