パンパスグラス生育良好 湖西で目ぞろえ会
JAとぴあ浜松は21日、湖西市特産のパンパスグラスの出荷時期を前に、目ぞろえ会を同市の新所みかん集荷場で行った。市内の生産者ら約40人が参加し、品質基準や栽培の注意点を確認した。
今期は雨がよく降り、気温が高い日が多いため生育は良好。25日が初出荷で、8月上旬に最盛期を迎える。
パンパスグラスはイネ科の多年草で、西洋ススキとも呼ばれる。和名はシロガネヨシ。同JAによると、湖西市の生産量は全国シェア約6割を占めるとされ、日本一を誇る。盆になると、関西地方では墓参りの供え物として需要が高まる。
近年は婚礼会場の装飾にドライフラワーとして使われ、人気を集めている。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要も増えたという。パンパス研究会の菅沼康義会長(79)は「今後も需要の伸びに期待したい」と話した。