浜松市の自主運行バス 北遠本線の事業者変更 10月から

 浜松市は27日、天竜区の西鹿島駅―水窪町間52・7キロを結ぶ市自主運行バス北遠本線の運行事業者を、10月1日からニュー浜名湖バス(同市中区)に変更する議案を市地域公共交通会議に提出し、原案通り合意された。
 現在運行を担う水窪タクシー(同市天竜区)との契約が9月末で満了し、市が次期事業者を一般競争入札で選定した。運行ダイヤや運賃などは同じだが、車両が現在の定員22人から定員50人超の大きなバスに変わる。
 ニュー浜名湖バスは貸し切りバスなどを手がけているものの、一般乗合旅客運送の実績がなく国の許可も未申請。会議では住民代表から運行の空白を生じさせない、悪天候時の運行可否や安全対策に万全を期す、など複数の注文が付いた。市と同社は運行開始日までの許可を目指し、万一間に合わない場合の措置も検討するとした。

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