鉄道高架事業 検証申し入れ 沼津市に3市議
JR沼津駅付近鉄道高架事業で事業費が増加する見通しとなったことを受け、沼津市議3人が27日、頼重秀一市長と市議会の浅原和美議長に、事業の検証や再検討を求める申し入れ書を提出した。
申し入れをしたのは、梅沢弘(無所属)、岡田進一(共産党)、川口三男(同)の3氏。鉄道高架事業費の市負担分が約56億円増加することを受け、長期財政試算の見直しや事業効果の検証、事業の再検討を挙げた。浅原議長には特別委員会設置も求めた。
頼重市長は財政見通しについて「市の財政部門だけでなく、担当部門も連携して検証するよう指示した」とし、「工期や事業費をできるだけ圧縮するよう県やJRと連携したい」と応じた。
浅原議長は「特別委員会の設置は考えていない」とし、所管の各常任委員会で審議していく考えを示した。「申し入れの趣旨は十分理解できる。議会としても丁寧に対応したい」とも述べた。