介護者の負担軽減へ共同研究 8月から、静岡大と都内企業

 静岡大と介護支援事業のインフィック(東京都)は8月1日から、介護者の負担軽減を図るため、介護サービス利用者のデータを活用する制度の共同研究を行う。

共同研究に関する締結書を持つ朱教授(左)と小林本部長=静岡市葵区のインフィック静岡オフィス
共同研究に関する締結書を持つ朱教授(左)と小林本部長=静岡市葵区のインフィック静岡オフィス

 同大サステナビリティセンターの朱曄(シュ・ヨウ)教授が研究を主導する。サービス利用者との契約に基づき、情報分析などを行う第三者機関に利用者の個人データを提供できるようにする「情報銀行」という制度について研究する。健康状態などの個人データを利活用することで、介護者の負担軽減を目指す。
 同社の小林達明管理本部長は「介護現場を知る立場から制度の研究を支援したい」と話した。

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