ひとり親支援、同世代に発信 清水西高のグループ、30日に講座

 清水西高(静岡市清水区)の2年生男子3人が30日、同区の辻生涯学習交流館で「高校生のためのひとり親支援講座」を開く。同校の「総合的な探究の時間」で関心を持ち、調べた内容や実施したアンケートの結果を同年代に発信する。

当日に向け打ち合わせを行う(左から)鎌田さん、塩沢さん=静岡市清水区の清水西高
当日に向け打ち合わせを行う(左から)鎌田さん、塩沢さん=静岡市清水区の清水西高

 企画したのは塩沢球太郎さん、野畑一樹さん、鎌田大地さん。社会課題を調べる中でひとり親支援に着目し、同市の支援団体「シングルペアレント101」に現状説明を受けたり、関係団体に話を聞いた。アンケート実施時にも協力を受けた同団体と連携し、同講座を開く。
 ひとり親について「実際に貧困などの困り事がある半面、『かわいそうな人』との偏見に苦しんでいることが分かった」と塩沢さん。野畑さんは「自分も当初は偏見があったが、話を聞いて、実際は違うと分かった」と振り返る。鎌田さんは「同世代の人にありのままの課題を知ってもらい、行動のきっかけを作りたい」と話す。
 講座は45分講演した後、参加者を交えて座談会を行う。会場は定員20人で、高校生、大学生を優先して募集する。オンラインでも参加者を募っている。
 希望者は29日までに、同団体のメールアドレス<singleparent101szk@gmail.com>に申し込む。
 

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