音楽で欧州巡る旅を 浜松市民オーケストラ、8月28日に演奏会

 アマチュア楽団「浜松市民オーケストラ」は8月28日午後1時半から、同市北区のサーラ音楽ホールで「サマーコンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を開く。本番まで約1カ月と迫り、団員らの練習に熱が入る。

練習に励む楽団=浜松市中区の市北部協働センター
練習に励む楽団=浜松市中区の市北部協働センター

 「ヨーロッパを巡る旅」をテーマに掲げ、シベリウスの「カトレア組曲」やハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」など欧州各国の作曲家作品を奏でる。コロナ禍で海外へ訪れるのが難しい中、音楽を通じて欧州の情緒を感じてもらいたいとの願いを込めた。
 このほど、同市中区の市北部協働センターにメンバーが集まり、合奏練習した。指揮者の石川征太郎さんからは強弱のバランスを意識することや、「作りたい音楽をイメージしてほしい」などと指示が飛んだ。
 楽団には現在、20代から60代の約80人が所属する。週に1度集まって練習し、世代の垣根を越えて音楽を作り上げている。演奏会は毎年2回。鈴木孝幸代表(61)は「まるで旅をしているかのように楽しんで聴いていただきたい」と語った。

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