特捜隊ノート 「ヘルプマーク」知って【NEXT特捜隊】

 外見からは分かりにくい障害などがある人が、周囲から援助を受けやすいように身につける「ヘルプマーク」をご存じですか。N特通信員を対象にしたアンケートでは「知っている」人は約6割。マークを使用する人にも「だんだんと認知が広がっている」との実感があるようです。
 企業が啓発を進める動きもあります。「社内でのマークの周知をきっかけに、社員同士が自身の体調や困り事を相談しやすい雰囲気が生まれた」という企業担当者の言葉が印象的でした。
 障害や病気がある人だけでなく、「今日は体調が悪い」といったことは誰にでもあるはず。でも、口に出せず無理をしてしまう人も多いのではないでしょうか。もっと、気軽に“ヘルプ”を出し合い、「お互いさま」の気持ちで助け合える社会になれば、と取材を通して感じました。
 (社会部・大滝麻衣)

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