ウクライナ侵攻 影響を考える 静岡県と県立大がセミナー
ロシアによるウクライナ侵攻が北東アジアに及ぼす影響について考えるセミナーが27日、静岡市駿河区の県立大で開かれた=写真=。同大の教授3氏が登壇し、世界の平和構築について意見を交わした。
同大国際関係学部の山下光教授が「ウクライナ情勢と人道主義」と題して基調講演した。普遍的で個人的なものである人道主義は、自分のこととして考えることができると説明。ウクライナ以外にも世界各地で起きている危機に関心を持つことと、将来アジアで起きうる危機を認識することが大事だと説いた。
続いて同大の小針進教授を進行役に、山下教授と奥薗秀樹教授が討論を行い、朝鮮半島情勢への影響などについて意見交換した。
セミナーは県と県立大現代韓国朝鮮研究センターが企画。オンラインを含め約100人が聴講した。