子育て世帯に臨時給付 18歳以下3万5千円 物価高騰で熱海市

 熱海市は29日、物価高騰などに対応するため、子育て世代への臨時特別給付金や交通事業者への補助金など計1億4200万円を追加する一般会計補正予算を25日付で専決処分したと発表した。
 国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。子育て世帯への給付金は、18歳以下の子ども1人につき3万5千円を支給する。子ども1人につき5万円を国が支給する低所得世帯を除く。対象は約2100人で、総額7600万円。
 燃料高騰の影響を受けているバス、タクシー、初島航路定期船といった交通事業者の負担軽減を図るための補助金750万円も計上した。このほか、保育所、幼稚園、学校の給食に影響が出ないよう材料費の高騰分を補填(ほてん)する費用に710万円、飲食店などの支援策として熱海商工会議所の「17時からクーポン」発行事業への補助金2300万円も盛り込んだ。

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