東海道と富士山の風景展 絵や立体、名作搬入 長泉

 「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」展(ベルナール・ビュフェ美術館、静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)が5日、開幕する。2日、作品搬入作業が行われた。

ベルナール・ビュフェやアンドレ・コタボが描いた富士山の作品を搬入するスタッフ=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館
ベルナール・ビュフェやアンドレ・コタボが描いた富士山の作品を搬入するスタッフ=長泉町のベルナール・ビュフェ美術館

 江戸時代から現代まで古今の作家14人が、東海道や富士山のある風景を描いた版画、油彩、水彩、写真、立体など約100点を展示する。歌川広重の「東海道五拾三次」をはじめ、ビュフェ、アンドレ・コタボらフランスの画家が描いた富士山、奈良美智やイケムラレイコら現代作家による広重へのオマージュ作品などを見比べることができる。
 富士山を題材にした作品制作を手掛けるデザイナー池ケ谷知宏さん(静岡市清水区)も来館し、鏡に手を合わせて祈る作品「富士山神社」を搬入した。「自己暗示するための装置のような作品。8年ぶりに展示できてうれしい」と話した。
 会期は12月18日まで。一般千円、高・大学生500円、中学生以下無料。午前10時~午後5時。11月以降は午後4時半まで。
 問い合わせは同館<電055(986)1300>へ。
 (東部総局・菊地真生)

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