望月(磐田東) 男子八種6位 全国高校総体・陸上
磐田東の望月が男子八種競技で大会に出場したのは春の西部総体が初めて。それから実質4戦で全国の表彰台に立った。5544点は県高校記録(5562点)にあと18点に迫るハイスコア。2日間を戦ったライバルたちと満面の笑みで記念写真に収まった。
高校から始めた陸上競技。昨季まで走り幅跳び専門ながら、「キング・オブ・アスリート」と称される混成競技に「憧れていた」。一つ一つの種目の練習時間は限られる中、110メートル障害は冬場に集中して技術を習得し、その他は持ち前の身体能力を生かす。特に投てきは、中学まで野球部で鍛えた地肩で得点源にした。
最初の100メートルを皮切りに4種目で自己新をマーク。県高校記録までは1500メートルのタイムで約3秒だった。個々の種目はまだ粗削り。抜群の潜在能力を示したオールラウンダーは「大学でも混成を続けていく」と力強く語った。