運動部 山本一真
やまもと・かずま 1985年、浜松市生まれ。2008年入社。整理部、東部総局、運動部、伊東支局を経て、2021年秋から運動部。高校総体や国体を通じ、スポーツ選手の頑張りやエピソードを取材。伊東支局では、東京五輪に向けて自転車競技の取材にも力を入れました。趣味はヘラブナ釣り。
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ベルテックス静岡 ミュラー監督と契約満了 4季指揮、バスケB2昇格導く
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は10日、4季にわたって指揮を執ったファクンド・ミュラー監督(50)との契約を満了したと発表した。後任は調整中という。 アルゼンチン出身のミュラー氏は、同国内クラブの監督や代表チームのアシスタントコーチを務めた後、2020年シーズンに当時B3だった静岡の監督に就任。堅守速攻を軸に5人が連動するスタイルを構築し、3年目の昨季にB2昇格に導いた。B2初年度の今季も29勝31敗でワイルドカードによるプレーオフ進出を果たした。 ミュラー氏は「年々、ブースターが増え、声援が後押ししてくれた。静岡で過ごせたことは幸せ」とコメントした。松永康太社長も「B3初年度
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森薗、静岡と契約更新 選手兼監督「地域貢献、育成に力」 卓球Tリーグ
卓球Tリーグ男子の静岡は7日、選手兼監督の森薗政崇(29)と契約を更新したと発表した。 昨季は選手としてシングルスで11勝5敗、龍崎東寅と組んだダブルスでベストペアに選出された。リーグで初めて監督も兼任し、新規参入チームをけん引した。 森薗は2年目のシーズンに向け、「プロ卓球選手の活動環境の改善だけでなく、地域貢献やジュニア育成などにも力を入れ、年間を通してチームの活動に参加できる環境を目指していく」とコメントした。 (山本一真)
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清水東高サッカー部監督で4度の全国V 勝沢要さん死去 85歳 「三羽がらす」ら輩出
清水東高サッカー部監督として、全国高校選手権と全国高校総体で同校を4回の日本一に導いた勝沢要(かつざわ・かなめ)氏が5日、老衰のため静岡市清水区の病院で死去した。85歳。通夜は8日午後6時から、葬儀は9日午前10時から、同区江尻台町1の1、あいネットホール江尻台で行う。喪主は妻保子(やすこ)さん。 勝沢氏は旧清水市(静岡市清水区)出身。1966年から21年間にわたって母校の清水東高を指揮し、72年に全国高校総体で初優勝。80、81年には総体を連覇し、82年度に全国高校選手権で初優勝を果たした。「三羽がらす」と呼ばれた長谷川健太氏(名古屋グランパス監督)、大榎克己氏(県サッカー協会副会長)、
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ベルテックス静岡 準決勝進出逃す A千葉に連敗、バスケB2初陣に幕
バスケットボールBリーグ2部(B2)は4日、千葉ポートアリーナなどでプレーオフ準々決勝第2戦を行い、ワイルドカードの静岡(西地区4位)は76-93でA千葉(東地区1位)に敗れて2連敗。準決勝進出を逃してB2昇格初年度を終えた。 静岡はレギュラーシーズンでB2史上最高勝率(9割3分3厘)を記録したA千葉に地力で押し切られた。前半はトーマス・ブロープレー、橋本尚明らの3点シュートなどで39-47と粘ったが、第3クオーター(Q)に4本の3点シュートを浴びて突き放された。18点を追う第4Qは山田安斗夢、岡田雄三のドライブなどで食い下がったが、着実に得点を重ねられた。 静岡、示した伸びしろ 静岡の
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太田(浜松日体高出)2位、パリ切符へ前進 エコパで陸上日本選手権1万メートル 鈴木芽吹4位
パリ五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権1万メートルは3日、エコパスタジアムで行われ、男子は太田智樹(トヨタ自動車、浜松日体高出)が27分20秒94で準優勝した。五輪参加標準記録(27分0秒00)は突破できなかったが、出場に関わる世界ランキングで、日本人最上位になることがほぼ確実になった。 葛西潤(旭化成)が27分17秒46で優勝し、3位の前田和摩(東農大)は27分21秒52のU―20(20歳以下)日本新記録をマーク。鈴木芽吹(トヨタ自動車、熱海泉中出)が27分26秒67で4位に入った。 女子は五島莉乃(資生堂)が30分53秒31の好記録で優勝し、小海遥(第一生命グループ)が31分1
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パリへ加速、男子200で飯塚2位 静岡国際陸上 男子800の川元14位【動画あり】
陸上の日本グランプリシリーズ第5戦、第39回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで男女13種目を行い、男子200メートルの飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)が20秒46で準優勝した。男子800メートルは前川優月(SMILEY)が1分48秒56で7位に入り、川元奨(スズキ)は1分49秒98の14位だった。 飯塚(藤枝明誠高出)20秒4台、V逸にも手応え 地元タイトルの奪還こそ逃したが、男子200メートルの飯塚(ミズノ、藤枝明誠高出)が着実に4大会連続の五輪へ近づいている。決勝は「スタートから全く体が動かなかった」と言いながら、21歳の鵜沢(筑
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エコパは“パリへの滑走路” 陸上男子1万メートル・太田智樹(浜松日体高出) 3日に日本選手権、出場枠懸け闘志【しずスポ】
史上最速時代に突入している陸上男子1万メートル。3日にエコパスタジアムで行われる日本選手権に太田智樹(26)=トヨタ自動車、浜松日体高出=が挑む。最新の世界ランキング(4月30日現在)でパリ五輪の出場圏内に付けるが、27人の出場枠の中で27番目と当落線上。慣れ親しんだエコパで迎える一戦に、花の都への勝負が懸かる。 同学年の相沢晃(旭化成)、伊藤達彦(ホンダ、浜松商高出)が挑んだ東京五輪から3年。有力選手が並ぶ1997年生まれの「黄金世代」で中高、大学と第一線を走り続けてきたトップランナーがいよいよエンジン全開だ。 トヨタ入社後は、早大時代の故障経験を生かしてオーバーワークを防ぎつつ、昨年
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ベルテックス静岡、狙うは「最大の下克上」 今季全敗の相手、A千葉に闘志 バスケB2プレーオフ準々決勝
バスケットボールBリーグ2部(B2)のプレーオフ準々決勝(2戦先勝)は3日に開幕する。静岡(西地区4位)はA千葉(東地区1位)と対戦。レギュラーシーズン4連勝でワイルドカード最後の1枠をもぎ取った勢いに乗り、B2史上最高勝率(56勝4敗、9割3分3厘)を記録した強豪から「最大の下克上」(主将加納)を狙う。 静岡は今季、A千葉にだけ白星がなく4戦全敗。相手は平均得点(91・8点)をはじめ、ほぼ全ての指標でリーグ1位と隙がない。ただ、加納は「トーナメントは何が起こるか分からない。相手は昇格しなければならないと思っているはず。思い切って仕掛けたい」と、挑戦者の姿勢で勝負を懸ける。 ロースコアに
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NEC、地元戦惜敗 本村(掛川出身)適時打及ばず ソフトボール・JDリーグ
女子ソフトボールのJDリーグは27日、掛川球場などで行われ、NECプラットフォームズは3-4でデンソーに敗れ、今季最初の地元戦を白星で飾れなかった。 NECは二回に金井亜茉音の適時打、三回は諏訪いろはの左越えソロで2点を先行したが、五回に2番手大場亜莉菜(三島市出身)が4長短打を浴びて4失点。六回に本村夏穂(掛川市出身)の適時打で1点差に迫ったが、届かなかった。 28日は同球場でビックカメラ高崎と対戦する。 反撃の二塁打 NECは今季の地元初戦で敗れたが、昨季プレーオフに進んだデンソーから2点を先行。逆転されても食らい付き、上位と渡り合う力を付けている。 打力が課題のチームが、六回ま
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失意乗り越え不屈の歩き 競歩・川野(御殿場南高出)パリ五輪内定 混合団体「金」への切り札に
35キロ競歩がパリ五輪種目から消えて1年。決して思い描いた道ではなかったが、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2度目の五輪にたどり着いた。26日に男女混合団体代表に内定。世界選手権2大会連続メダルの主戦場を奪われた25歳は、転向した20キロでも個人出場を逃した失意を乗り越え、新種目で悲願の金メダルを狙う。 「日本の競歩の歴史は50キロの選手が築いてきた」。50キロが最後に行われた東京五輪で6位入賞し、後継の35キロでも2022年世界選手権で銀メダルを手にした川野は、そんな先達への思いを胸に日本の長距離競歩を支えてきた。だが、昨年4月にパリ五輪で35キロの不実施が決定。「長い距離こそ競歩の魅
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バスケB2・ベルテックス静岡 20、21日最終節 プレーオフへ大一番 鍵はブロープレー
バスケットボールBリーグ2部(B2)は20、21日に最終節を行い、静岡は敵地で福岡と対戦する。プレーオフ(PO)のワイルドカード争いは出場圏内の2位。3位神戸とゲーム差はないが、直接対決の得失点差で上回り、昇格初年度でのPO進出へ“M2”で大一番を迎える。 静岡は前節で愛媛に連勝。ともに今季課題だった終盤の競り合いを制し、連敗した神戸に勝率で並んだ。神戸との対戦成績は3勝3敗。最終対決は1勝1敗と勝ちきれなかったが、最後の最後に得失点差で2点上回ったアドバンテージを生かせる状況に持ち込んだ。 福岡は同じ西地区の2位でPO進出を決めているものの対戦成績は2勝2敗。じ
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飯塚が男子200に参戦、高レベル 5月3日に静岡国際陸上
5月3日にエコパスタジアムで行われる陸上の日本グランプリシリーズ第5戦、第39回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)のエントリー選手が18日までに発表された。男子200メートルは4大会連続となるパリ五輪出場を目指す飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)をはじめ、大会2連覇を狙う日本選手権覇者の鵜沢飛羽(筑波大)らハイレベルな陣容になった。 男女の200メートル、400メートル、800メートル、400メートル障害、走り高跳び、ハンマー投げと男子砲丸投げの13種目を実施する。男子800メートルは昨年、5年ぶりに日本選手権を制した川元奨(スズキAC)が参戦。男子400メート
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体操日本選手権 芦川(常葉大常葉高出)全体9位、得意の平均台で高得点 パリ五輪最終選考会に進出
体操のパリ五輪代表2次選考会を兼ねる個人総合の全日本選手権第3日は13日、群馬県の高崎アリーナで女子決勝が行われ、19歳の宮田笙子(順大)が合計109・798点で初優勝した。4種目合計は54・832点で、11日の予選に続いてトップだった。 16歳の岸里奈(戸田市SC)が2・335点差で自己最高の2位に入り、昨年世界ジュニア選手権を制した15歳の中村遥香(なんばク)が初の表彰台となる3位。岡村真(相好ク)が4位、3大会連続の五輪出場を狙う杉原愛子(TRyAS)が5位で続いた。 五輪代表は5枠。全日本の得点を持ち点に争う5月のNHK杯で個人総合の上位4人とチーム貢献度で1人が選ばれる。
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卓球・Tリーグ 参入1年目4位の静岡「120%」の充実感 終盤までPO争い
卓球Tリーグ男子に新規参入した静岡が、1年目のシーズンを4位で終えた。同じ参入組の金沢(6位)を上回り、準優勝した岡山と最終盤までプレーオフ出場圏(3位)を争うなど健闘。監督兼任の森薗も「最高の1年。少ない戦力で120%を出し切れた」と充実感を口にした。 通算8勝12敗の勝ち点30。プレーオフには勝ち点5届かなかったが、森薗が前期MVPを獲得し、龍崎と組むダブルスは11勝を挙げてベストペアに選出された。Tリーグで実績が少なかった横谷や松下もシングルスで勝率4割超。チーム内のハイレベルな練習環境で成長し「最初は2勝できればと思っていた」という森薗の見たてを上回った。 主力が他大会で不在の時
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バスケWリーグ シャンソンが決勝逃す PO準決勝第3戦
バスケットボール女子Wリーグは8日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザでプレーオフ準決勝第3戦を行い、レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品は72―93で富士通(RS1位)に敗れ、対戦成績1勝2敗で15季ぶりの決勝進出はならなかった。 シャンソンは立ち上がりの悪さが最後まで響いた。前半だけで6本の3点シュートを浴びるなど33―52。第3クオーター(Q)もさらに突き放された。50―78で迎えた第4Q中盤に金田愛奈、佐藤由璃果、白崎みなみが連続11得点し、その後も小池遥、鷹のはし公歌(沼津市立高出)の3点シュートなどで食らい付いたが届かなかった。 ▽準決勝第3戦(富士通2勝1敗) 富
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シャンソン19点差大逆転、決勝へ望み バスケットWリーグPO準決勝第2戦
バスケットボール女子Wリーグは7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザでプレーオフ準決勝第2戦を行い、レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品は71―70で富士通(RS1位)を破り、対戦成績を1勝1敗とした。15季ぶりの決勝進出を掛け、8日の第3戦に臨む。 シャンソンは最大19点差を大逆転した。6―23で迎えた第2クオーター(Q)に金田愛奈の3点シュート、イゾジェ・ウチェのインサイドプレーで5点差に詰め寄り、第3Qは佐藤由璃果が要所で決めて49―57で第4Qへ突入。56―59の残り5分40秒で白崎みなみが同点3点シュートを沈め、残り1分26秒から小池遥の3点シュートで勝ち越した。
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バスケB2・ベルテックス静岡 快勝もプレーオフへゲーム差縮まらず
バスケットボールBリーグ2部(B2)は6日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡(西地区5位)は108―93で青森(東地区3位)を下した。通算成績は25勝30敗。プレーオフ(PO)のワイルドカード争いは、出場圏内の2位神戸も勝ったためゲーム差は2のまま。 静岡は今季最多の108得点を挙げた。第1クオーター(Q)こそ一時7―17とされたがジョン・ハーラー、ケニー・ローソンらが連続11得点し、第2Qは28―29から山田安斗夢のドライブ、吉田健太郎の3点シュートなどで突き放した。ハーラーは32得点、21リバウンド、7アシストをマーク。77―60で迎えた第4Qも青森の追い上げを冷静にさばいた。7日の
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バスケ・B2ベルテックス静岡 逆転プレーオフへ、連勝必須 6日から今季最後の地元2連戦
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は6、7日、静岡市中央体育館で青森(東地区3位)と今季最後の地元戦を戦う。プレーオフのワイルドカード争いは出場圏内の2位神戸と2ゲーム差の3位で残り6試合。逆転でのプレーオフ進出へ、ホームでの2連勝は必須だ。 前節は神戸との最後の直接対決に1勝1敗。第1戦は快勝したが、第2戦に敗れゲーム差を縮められなかった。ただ、対戦成績が五分のまま、得失点差で上回ったため勝率で並べば順位が入れ替わる。 青森とは今季1勝1敗。アシスト数リーグ1位のPG池田を起点にした速攻でリーグ3位の平均85・2得点と破壊力は高いが5対5の攻防では分がある。「いい形のシュートで攻
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シャンソン大逆転で4強 トヨタ自動車に雪辱 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは31日、群馬・高崎アリーナで準々決勝を行い、レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品は88-82で、2季続けてプレーオフ準決勝で敗れていたトヨタ自動車(RS4位)に雪辱し、3季連続の4強入りを決めた。 シャンソンは最大18点差をひっくり返した。39-56の第3クオーター(Q)残り5分から佐藤由璃果、白崎みなみらが粘り強く得点をつなぎ、56-61で第4Qへ突入。残り4分で再び10点差が開いたが、佐藤、小池の連続3点シュートで猛追し、77-79の残り59秒から吉田舞衣の3点シュートで逆転した。 準々決勝のもう1試合はENEOS(RS3位)が7
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【バスケ女子Wリーグプレーオフ】シャンソン、アイシン振り切り準々決勝へ 次戦は強敵トヨタ自
バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは30日、群馬・高崎アリーナで開幕し、レギュラーシーズン(RS)5位のシャンソン化粧品は85―79でアイシン(RS8位)との1回戦を制し、31日の準々決勝に進んだ。2季続けてプレーオフ準決勝で敗れているトヨタ自動車(RS4位)と対戦する。 シャンソンは開始3分20秒で12―2と先行。第2クオーター(Q)に一時逆転されたが、後半は小池遥の3点シュートなどで第4Q序盤に最大19点のリードを築いた。そこから連続11失点するなど残り1分12秒で80―78と詰め寄られたが、吉田舞衣の3点シュートなどで振り切った。 1回戦のもう1試合は、トヨタ紡織(RS6位)
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シャンソン堅守で頂点へ バスケ女子 プレーオフ初戦はアイシン
バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品は30日から、プレーオフに臨む。レギュラーシーズン(RS)を5位で終え、初戦はアイシン(RS8位)と対戦。勝てば31日の準々決勝でトヨタ自動車(RS4位)とぶつかる。今季は持ち味の「堅守速攻」に磨きを掛け、上位とも互角に渡り合ってきた。2季連続ではね返された4強の壁を越え、18季ぶりの優勝を狙う。 アイシンには今季2戦2勝と地力で分があり、2季続けてプレーオフで敗れているトヨタ自動車戦が最初のヤマ場だ。ただ、昨季までは2戦先勝方式の準決勝での対戦だったため相手に余裕があったが、今回は一発勝負。全日本選手権も含めた今季の対戦成績は2勝1敗と悪いイ
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世界クロカン 沢田の挑戦 陸上女子中距離 初代表 浜松市立高
陸上女子中距離の沢田結弥(浜松市立高)が、世界クロスカントリー選手権(30日・セルビア)に出場する。シニアでは初の代表選出で、第一人者の田中希実(ニューバランス)とともに男女各2人で組む混合8キロリレーに挑む。 選考会を兼ねた2月の福岡クロカン女子2キロで田中に次ぐ2位。故障に苦しんだ1年を乗り越えて代表になり自信を取り戻した。語学試験を突破して米ルイジアナ州立大への進学も正式決定。「高校ラストレースを笑顔で終わりたい。挑戦するだけ」と意気込む。 高2の2022年夏にU-20(20歳未満)世界選手権1500メートルで日本高校歴代2位の4分12秒87をマークし6位。直後に米国の大学からオフ
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バスケB2・ベルテックス静岡 強豪A千葉に惜敗 80-87
バスケットボールBリーグ2部(B2)は27日、静岡市中央体育館などで行われ、西地区5位の静岡は80-87で、東地区のレギュラーシーズン優勝を決めているA千葉に敗れた。通算成績は23勝29敗。 静岡は序盤の最大18点差を一時ははね返したが、押し切られた。11-27で迎えた第2クオーター(Q)に山田安斗夢の速攻、ケニー・ローソンの内角プレーなどで35-42。第3Qに橋本尚明、加納誠也の3点シュートで一度は逆転したが、第4Qは要所で守り切れなかった。 ▽Bリーグ2部 A千葉 48勝4敗 87(27―11 15―24 22―24 23―21)80 静岡 23勝29敗 18点差を一度は逆転 成長物
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⚽U-23親善試合 日本、ウクライナに2-0 静岡県勢も存在感
パリ五輪出場を目指すサッカー男子のU―23(23歳以下)日本代表は25日、ミクニワールドスタジアム北九州での国際親善試合でU―23ウクライナ代表に2―0で勝利した。 日本は後半早々にCKの好機から佐藤(ブレーメン)が先制。途中出場の田中(湘南)が加点した。五輪初出場を決めているウクライナに対して主導権を握り続け、無失点で逃げ切った。 五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア・カップ(カタール)は4月15日に開幕し、日本は1次リーグで中国、アラブ首長国連邦(UAE)、韓国と対戦する。 U―23日本 2(0―0 2―0)0 U―23ウクライナ ▽得点者【日】佐藤(後3分)田中(後31分) ▽
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バスケB2・ベルテックス静岡、首位たたき 滋賀に94-82
バスケットボールBリーグ2部(B2)は23日、草薙このはなアリーナなどで行われ、西地区5位の静岡は94―82で同地区首位の滋賀を破り、通算成績を22勝28敗とした。プレーオフのワイルドカード争いは3位で、出場圏内の2位神戸とは1ゲーム差のまま。 静岡は3点を追う第2クオーター(Q)に山田安斗夢、トーマス・ブロープレーの3点シュートなどで逆転。46―40で迎えた第3Qはジョン・ハーラーのインサイドプレー、岡田雄三と橋本尚明の連係などでリードを13点に広げ、第4Qも着実に得点を重ねた。 プレーオフへ大きな白星 プレーオフ争いに食らい付く大きな白星だ。静岡は今季4戦全敗の滋賀に12点差で雪
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三遠 SR渋谷下す バスケ・Bリーグ1部
B1は23日、各地で12試合が行われ、中地区1位の三遠はSR渋谷を94-78で下し、35勝9敗とした。 ▽1部 三遠 35勝9敗 94(25―15 24―22 26―17 19―24)78 SR渋谷 23勝21敗 大阪 16勝28敗 89―86 信州 6勝38敗 広島 24勝20敗 79―70 名古屋D 28勝16敗 北海道 13勝31敗 96―81 茨城 7勝37敗 宇都宮 37勝7敗 104―83 仙台 19勝25敗 長崎 18勝26敗 90―76 横浜BC 20勝24敗 三河 28勝16敗 87―71 京都 13勝31敗 島根 26勝18敗 82―76
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サッカーU―23国際親善試合 日本、マリに逆転負け 隙を突かれて3失点
パリ五輪出場を目指すサッカー男子のU-23(23歳以下)日本代表は22日、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで行われた国際親善試合でU-23マリ代表に1-3で敗れた。 【写真特集】日本―マリ サッカー男子U-23国際親善試合(3月22日) 【写真特集】日本―マリ サッカー男子U-23国際親善試合(3月22日) 五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジア・カップ(カタール)は4月15日に開幕する。マリは五輪出場を決めており、日本がアジア杯で3位以内に入った場合は五輪で同じ1次リーグD組に入る見込み。 日本は25日にミクニワールドスタジアム北九州でU-23ウクライナ代表
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⚽U―23日本代表、マリに1―3逆転負け サッカー親善試合
パリ五輪出場を目指すサッカー男子のU―23(23歳以下)日本代表は22日、京都府亀岡市のサンガスタジアムbyKYOCERAで行われた国際親善試合でU―23マリ代表に1―3で敗れた。 開始早々に平河(町田)が先制したが、前半に追い付かれると後半には2ゴールを奪われた。 五輪アジア最終予選を兼ねたU―23アジア・カップ(カタール)は4月15日に開幕する。マリは五輪出場を決めており、日本がアジア杯で3位以内に入った場合は五輪で同じ1次リーグD組に入る見込み。 日本は25日にミクニワールドスタジアム北九州でU―23ウクライナ代表と対戦する。 “前哨戦”個人技に屈す 生
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松本 男子100自、高 女子1500自 決勝へ 競泳・五輪代表選考会
競泳のパリ五輪代表選考会第4日は20日、東京アクアティクスセンターで行われ、女子100メートル背泳ぎは白井璃緒(ミズノ)が1分0秒27で1位となったが、派遣標準記録を突破できず、この種目での代表入りを逃した。男子800メートル自由形で1位の井本一輝(イトマン東京)も五輪切符はつかめなかった。 準決勝は、男子の200メートル平泳ぎで元世界記録保持者の渡辺一平(トヨタ自動車)が2分7秒92で全体1位となり、2位の花車優(イトマン東京)3位の深沢大和(東急)らとともに21日の決勝に進出した。200メートルバタフライは2月の世界選手権覇者の本多灯(イトマン東京)が1分55秒43の1位で勝ち上がった
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望月(鈴与)7位 女200自 パリ届かず 競泳・五輪代表選考会
競泳のパリ五輪代表選考会第3日は19日、東京アクアティクスセンターで行われ、女子400メートル個人メドレーは17歳の成田実生(金町SC)が4分35秒40の高校新記録で1位となり、2位に入った谷川亜華葉(イトマン近大)とともに派遣標準記録を突破して代表に決まった。成田は初代表で、谷川は2大会連続。東京五輪覇者の大橋悠依(イトマン東進)は4位に終わり、この種目での代表入りを逃した。女子100メートル平泳ぎでは鈴木聡美(ミキハウス)が1分5秒91の1位で、2位の青木玲緒樹(ミズノ)とともに代表入り。33歳の鈴木は競泳の日本勢で史上最年長の五輪代表で、2大会ぶり3度目の出場となる。青木は2大会連続。
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【競泳パリ五輪代表選考会】女子200自由形・望月(鈴与)決勝へ 高橋(静岡東高出)は準決勝敗退
競泳のパリ五輪代表選考会第2日目は18日、東京アクアティクスセンターで行われた。主な静岡県勢は200メートル自由形で、昨夏の世界選手権女子800メートルリレー代表の望月絹子(鈴与)が1分59秒88の全体4位で準決勝を突破し、19日の決勝に進んだ。東京五輪男子800メートルリレー代表の高橋航太郎(自衛隊、静岡東高出)は、準決勝で1分50秒71の全体15位に終わり、同リレーでの2大会連続の五輪出場がなくなった。男子100メートル背泳ぎの松本周也(ひまわりNW、伊東高出)は55秒65の予選18位で準決勝に進めなかった。 望月「最後は気持ちだけ」 予選10位から修正 24歳がパリ五輪へ勝負のス
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【競泳パリ五輪選考会】女子400自由形・望月(鈴与)3位 初日は代表内定ならず 大木(飛龍高)は予選敗退
競泳のパリ五輪代表選考会は17日、東京アクアティクスセンターで開幕し、女子400メートル自由形の望月絹子(鈴与)は4分9秒18の3位で、代表内定はならなかった。その他の主な静岡県勢は400メートル自由形の男子で、昨年の全国高校総体を制した大木優瑠(飛龍高)が3分56秒51の34位、女子の高遥香(城南静岡高)は4分17秒22の17位だった。 望月「いい泳ぎ」 社会人初の4分10秒突破 初日でいきなりの五輪内定こそならなかったが、パリへの流れはつくった。女子400メートル自由形の望月は4分9秒18をマークし、社会人になって初めて4分10秒を突破。800メートルリレーの代表入りを懸けた200
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もう一度世界へ! 競泳女子自由形・望月絹子(鈴与) パリ五輪へ決意 代表選考会17日に開幕
競泳女子自由形の望月絹子(鈴与)が初の五輪を懸けて、17日開幕のパリ五輪代表選考会に臨む。初めて日の丸を背負った昨年の世界選手権は800メートルリレーのアンカーを務めたが9位で予選敗退。「もう一度、この舞台に立ちたい」と決意した。失意に沈んだ東京五輪の代表選考会から3年。今度こそ悲願の切符をつかむ。 清水桜が丘高ではあと一歩で全国タイトルを逃したが、神奈川大で成長。東京五輪を翌年に控えた2020年12月の日本選手権で400メートル、800メートルの2冠に輝いた。だが、五輪が一気に現実味を帯びたことで「準備不足のまま慌ててつかもうとしてしまった」。最後は重圧に押しつぶされ、4カ月後の代表選考
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アーチェリー五輪代表選考会 杉本(浜松商高出)4位、パリ厳しく 山内(浜松商高出)9位で連続出場逃す
アーチェリーのパリ五輪世界最終予選代表選考会最終日は10日、東京・夢の島公園アーチェリー場で72射(720点)2ラウンドの合計点で争い、女子は1303点で1位の園田稚(早大)、1277点で2位の上原瑠果(同志社大)が代表に決まった。個人で五輪出場を決めている野田紗月(ミキハウス)とともに最終予選に臨み、団体出場権を獲得すれば五輪代表に内定する。 昨年の世界選手権代表の杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)は1265点の4位。五輪予備選手として登録されるが出場は厳しくなった。東京五輪代表の山内梓(近大職、浜松商高出)は9位で、2大会連続出場の可能性がなくなった。渡辺麻央(日体大、富士市出身)は7
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シャンソン劇的勝利 首位トヨタ自に延長逆転 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグは9日、浜松アリーナなどで行われ、5位シャンソン化粧品は延長の末に77―75で首位トヨタ自動車を破った。シャンソンがレギュラーシーズンでトヨタ自動車から白星を挙げるのは6季ぶり。通算成績を18勝5敗とした。 シャンソンは第1クオーター(Q)で喫した最大14点差を逆転した。第3Qを終えて1点差に詰め寄り、60―68で迎えた第4クオーター(Q)残り3分から、イゾジェ・ウチェ、鷹のはし公歌(沼津市立高出)、知名祐里が連続8得点で延長に突入。74―75の残り3秒で知名が逆転の3点シュートを決めた。 シャンソン化粧品 18勝5敗 77(14―21 22―17 16―15
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東京マラソン 木村(浜松日体高出)日本人5位 富士東高出の大石、現役ラストラン
東京マラソンは3日、東京都庁前から東京駅前のコースで行われ、2022年世界選手権代表の西山雄介(トヨタ自動車)が2時間6分31秒で日本勢最上位の9位に入った。ベンソン・キプルト(ケニア)が世界歴代5位となる2時間2分16秒の大会新記録で制し、五輪2連覇中のエリウド・キプチョゲ(ケニア)は10位だった。静岡県勢は木村慎(ホンダ、浜松日体高出)が転倒で負傷しながらも2時間7分34秒の全体14位、日本人5番手で走り切った。今季限りで引退する大石港与(トヨタ自動車、富士東高出)は2時間19分35秒の55位で現役生活を締めくくった。 木村、転倒に巻き込まれて負傷 悔しいレースに 木村(ホンダ、浜松日
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静岡の名ランナー、現役生活26年に別れ 大石港与(トヨタ自動車、富士東高出) 駅伝日本一3度、後輩に刺激
静岡を代表する名ランナーが、26年の現役生活に別れを告げた。3日の東京マラソンで大石港与(35)=トヨタ自動車、富士東高出=がラストラン。国内トップで走り続けた競技人生に思いをはせ、「日々成長させてもらった。悔いはない」と晴れやかに語った。 旧富士川町(現富士市)出身。小学4年で陸上を始め、「中学時代に掲げた日本一の目標が自分の原点」という。当時は中距離が中心だったが、高校から長距離に挑戦し可能性を広げた。中大で箱根駅伝に3度出場。個人ではタイトルに届かなかったが、主将を務めたトヨタ自動車で「駅伝日本一」を達成した。 3度目の優勝を果たした1月の全日本実業団駅伝で有終の美を飾り、この日は
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卓球Tリーグ 静岡ジェード、プレーオフ逃す 4位以下が確定
卓球Tリーグは2日、岡山県の福田公園体育館などで行われ、男子は4位岡山が3―1で2位琉球を破り、勝ち点を32に伸ばして3位に浮上した。勝ち点30で全日程を終えていた静岡は4位以下が確定し、参入1年目でのプレーオフ進出(3位以内)はならなかった。東京のレギュラーシーズン1位が確定した。
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記者コラム「清流」 一流選手のふるまい
中国を追い詰め、53年ぶりの世界一に迫った卓球の世界選手権で伊藤美誠選手(磐田市出身)のベンチでの姿が注目された。仲間に的確なアドバイスを送る姿は“監督”と話題になった。 高速ラリーの中で戦術を構築する卓球は「チェスをしながら100メートル走をする競技」と称される。過去に伊藤選手から「頭も体もくたくた」という言葉を何度も聞いた。ベンチに座りながらも頭をフル回転させていたのは想像に難くない。 集中力を保つためか、立ち上がって、声を上げる場面は少なかった。だが、その様子が一部ネット上で批判され、本人も交流サイト(SNS)で「私らしい応援の仕方」と胸中を吐露せざるを得な
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⚽なでしこ、パリ五輪出場決定 北朝鮮に2ー1
サッカー女子のパリ五輪アジア最終予選第2戦は28日、東京・国立競技場で行われ、日本代表「なでしこジャパン」は高橋(三菱重工浦和)と20歳の藤野(日テレ東京V)が得点して北朝鮮に2-1で競り勝ち、本大会への切符を獲得した。2大会連続6度目の出場。 【写真特集】⚽なでしこ、パリ五輪出場決定 北朝鮮に勝利 【写真特集】⚽なでしこ、パリ五輪出場決定 北朝鮮に勝利 世界ランキングは日本が8位、北朝鮮は9位。最終予選は2試合合計スコアで争われ、当初予定されていた平壌ではなく中立地のサウジアラビアで開催された第1戦は0-0で引き分けていた。ホームの第2戦はGK山下(INAC神戸)がゴール
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⚽なでしこの中心にパリ五輪でー 成長求める千葉(藤枝順心高出) 予選で見せた飛躍の兆し
パリへのスタートラインには立った。28日のサッカー女子五輪アジア最終予選第2戦(東京・国立競技場)。北朝鮮を破って2大会連続出場を決めた日本代表「なでしこジャパン」の歓喜の輪の中に、千葉玲海菜(24)=アイントラハト・フランクフルト、藤枝順心高出=はいた。初出場した昨夏のワールドカップ(W杯)は不完全燃焼。今回も第1戦の出場にとどまったストライカーは決意する。今夏こそ「なでしこの中心で世界と戦いたい」。 昨秋、千葉はW杯組でただ1人、中国・杭州アジア大会のピッチを駆けていた。同時期に主力組が国際親善試合を組んだため実質的な“B代表”。規定で「なでしこジャパン」の愛称
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バスケB2・ベルテックス静岡が連勝 PO圏の神戸に勝率並ぶ
バスケットボールBリーグ2部(B2)は25日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は92―72で愛媛に連勝した。通算19勝24敗で西地区5位は変わらないが、東西各地区の4位以下によるプレーオフのワイルドカード争いで、出場圏内の2位神戸に勝率で並んだ。 静岡が14節ぶりに同一カード2連勝を飾った。第1クオーター(Q)に加納誠也、トーマス・ブロープレーらが5本の3点シュートを決めて先行し、第2Qはジョン・ハーラーのインサイドプレーで着実に得点した。9点リードで迎えた後半は高い守備強度で相手のミスを誘発し、速い展開でリードを広げた。 ▽2部 静岡 19勝24敗 92(25―17 21―20 2
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⚽なでしこ 静岡県勢の千葉、杉田 北朝鮮戦前に気を引き締め
サッカー女子のパリ五輪アジア最終予選で北朝鮮と対戦する日本代表「なでしこジャパン」は20日、千葉市内で行っていた国内合宿を終えた。開催地が未定だった24日の第1戦がサウジアラビアのジッダで行われる方向となり、MF杉田妃和(ソーンズ、藤枝順心高出)、FW千葉玲海菜(フランクフルト、藤枝順心高出)らが大一番へ気を引き締めた。 冒頭15分間が公開された練習では、リラックスした表情を浮かべ、ボール回しなどで軽快な動きを見せた。千葉は昨秋の中国・杭州アジア大会にワールドカップ(W杯)組で唯一、参戦。決勝の北朝鮮戦で豪快なゴールを決めるなど優勝の立役者となった。今回は途中出場になると見られ、「出るから
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20キロ競歩の池田(浜松日体高出)パリ五輪内定 「一人旅」の挑戦結実
陸上のパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は18日、神戸市の六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、男子は池田向希(25)=旭化成、浜松日体高出=が日本陸連の定める派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破する世界歴代3位の1時間16分51秒で優勝し、代表に内定した。 銀メダルに輝いた東京五輪に続く2大会連続2度目の出場。2022年世界選手権でも銀メダルを手にしている。昨夏の世界選手権は15位に終わったが、今大会は7キロ手前で先頭集団を抜け出し、鈴木雄介(富士通)が持つ世界記録(1時間16分36秒)を上回るペースで後続を引き離した。 35キロの世界選手権で22年2位、23年3位
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池田向希(浜松日体高出)パリ五輪内定 日本選手権20キロ競歩優勝 静岡県勢の川野4位、山西失格
陸上のパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は18日、神戸市の六甲アイランド甲南大周辺コースで行われ、男子は東京五輪と2022年世界選手権銀メダリストの池田向希(旭化成、浜松日体高出)が、日本陸連の定める派遣設定記録(1時間19分30秒)を突破する1時間16分51秒の大会新記録で連覇し、2大会連続の五輪代表に内定した。 ▽男子 ①池田向希(旭化成)1時間16分51秒=大会新②浜西(サンベルクス)1時間17分42秒③古賀(大塚製薬)1時間17分47秒④川野(旭化成)1時間17分59秒⑤高橋(ADワークスグループ)1時間19分1秒⑥丸尾(愛知製鋼)1時間19分6秒 ▽女子 ①藤井菜々
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20キロ競歩きょう日本選手権 池田(浜松日体高出)ら意気込み「パリ切符勝ち取る」
陸上のパリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は18日、神戸市で行われる。17日は有力選手が会見し、東京五輪と2022年世界選手権銀メダリストの池田向希(旭化成、浜松日体高出)は「ここは通過点。優勝でパリ切符を勝ち取る」と決意をにじませた。35キロから転向した川野将虎(旭化成、御殿場南高出)は「パリで日本の競歩の強さを証明する」と2大会連続出場へ意気込んだ。 池田は昨夏の世界選手権で15位。22年冬の故障や体調不良が結果的に終盤の失速を招いたと分析し、この半年は練習を継続することを重視した。仕上がりは順調で「記録は気にせず、順位と結果にこだわる」と語った。 川野は世界選手権で22
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【独占インタビュー】三木「8割の力で金メダル」 ミラノ五輪へ意気込み 静岡新聞社・静岡放送スポーツ大賞インタビュー【動画あり】
昨年2月のスノーボード世界選手権女子パラレル大回転で優勝し、第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞の大賞に輝いた三木つばき選手(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が9日、インタビューに応じました。日本アルペン界初の快挙から1年。ワールドカップ(W杯)9戦で優勝1度、3位4度と好成績を残す今季の手応え、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪への意気込みを聞きました。 ―世界選手権の優勝を振り返ってください。 「『絶対に優勝するぞ』という気持ちではなく、一本一本いい滑りをしたことの積み重ねでした。現地で『日本人初めてです』と言われて、後からうれしさが沸いてきました」 ―優勝後に心境は変
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スノボ三木選手「マイナー競技応援に感謝」 静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞に6個人1団体
第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞の表彰式が9日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で行われた。スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツ振興に尽力した功労者ら6個人1団体が受賞し、さらなる飛躍へ決意を新たにした。 「スポーツ大賞」は昨年2月のスノーボード世界選手権女子パラレル大回転で日本人初優勝を飾った三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=。受賞者を代表し「県民の皆さまに、スノーボードアルペンというマイナー競技を優しく朗らかに応援していただき幸せを感じている。静岡のスポーツ界をもっと盛り上げていきたい」とあいさつした。 静岡新聞社・静岡放送の大須賀紳晃
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卓球五輪代表の平野「中国から1勝を」 パリ前哨戦へ意気込み 16日から世界選手権
卓球のパリ五輪出場枠を争う世界選手権団体戦(16~25日、韓国・釜山)の日本代表が8日、東京都内で公開練習と記者会見を行い、五輪女子代表に決まった平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が「五輪の前哨戦。個人では決勝まで全勝で勝ち上がり、(対戦が濃厚な)中国から1勝したい」と意気込んだ。 選考レース最終戦の全日本選手権から約2週間。5日に正式に五輪代表に決まり「前向きに楽しめている」とリラックスした表情を見せた。五輪の団体出場権とシングルス2枠を得る8強入りは、世界ランク2位の日本にとって高いハードルではないが、シングルスのメダルを狙う夏の本番を見据え「今大会でどんな準備をするべきか見えてくる
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卓球女子「みうみま」 ライバル対決、見守った母たち パリ五輪明暗も成長
卓球女子のパリ五輪争いで「みうみま」の明暗は分かれた。5日の代表発表。すでにシングルス枠を手にしていた平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が正式に選出された一方、東京五輪金メダリストの伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は団体要員の3枠目からも外れた。かつての天才少女がともに23歳になった今も、五輪切符を懸けてライバル対決を繰り広げた。戦いを終え、2人の母は目を細める。「成長したな」 挫折越え「楽しむ」境地に 平野母・真理子さん「家族も幸せ」 「広い海を泳いでようやく岸にたどり着いたのに、もう一度海に出ていった」。大きな挫折を味わった東京五輪の代表選考から4年。悲願のシングルス切符を手にした
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バスケB2・ベルテックス静岡、強敵熊本に80―72 連敗止める
バスケットボールBリーグ2部(B2)は3日、県武道館などで行われ、西地区5位の静岡は80-72で同地区2位の熊本を破り、連敗を2で止めた。通算16勝20敗。 静岡が序盤で主導権を握って押し切った。第1クオーター(Q)を23-16。トーマス・ブロープレーの個人技や橋本尚明の速攻などで得点を重ね、高い守備強度で前半を32失点に抑えた。5点差に詰め寄られた第3Q終盤にはジョン・ハーラーのインサイドプレーで流れを引き戻し、7点リードで迎えた第4Qも競り合いを制した。 ▽2部 静岡 16勝20敗 80(23―16 18―16 18―20 21―20)72 熊本 25勝11敗 堅守速攻 リ
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スケートボード・根附海龍 五輪予選ランク6位 島田出身の20歳 異彩の新星 パリへ急浮上【しずスポ】
独創的なオリジナルトリックで、パリ五輪代表候補に名乗りを上げた。スケートボード・ストリート男子の根附海龍(20)=DC Shoes、島田市=が昨年末の世界選手権で準優勝。五輪ランク6位(日本人3番手)に浮上した。世界的にも異彩を放つ新星が狙うのは、日本人2大会連続の金メダルだ。 根附の武器は、かかとを使ってボードを縦回転させる「ヒールフリップ」。多くの選手がつま先で板をはじくキックフリップをベースにする中で、逆向きに回転するボードはひときわ映える。基本技術の一つではあるが、そこに多彩な動きを組み合わせて世界トップレベルのトリックに仕立てているボーダーはほぼいない。「決まれば衝撃を与えられ
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【静岡県高校新人大会・バスケ】男子は藤枝明誠、女子は浜松開誠館Ⅴ
バスケットボールの静岡県高校新人大会は28日、静岡市北部体育館で決勝を行い、男子は藤枝明誠が2年連続9度目、女子の浜松開誠館は7大会連続7度目の頂点に立った。いずれも決勝リーグを3戦全勝。浜松開誠館は静岡県内高校公式戦の連勝を147、3大会(新人、総体、選手権)の連続優勝を22に伸ばした。 ▽男子決勝リーグ 藤枝明誠 122―72 沼津中央 飛龍 66―64 浜松学院 藤枝明誠 96―53 浜松学院 沼津中央 77―68 飛龍 藤枝明誠 111―56 飛龍 沼津中央 66―60 浜松学院 ①藤枝明誠3勝②沼津中央2勝1敗③飛龍1勝2敗④浜松学院3敗 ▽女子決勝リーグ 浜松開誠館 76―
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卓球五輪内定の平野、準々決勝敗退 高卒ルーキー赤江(デンソー)4強 全日本選手権
卓球の全日本選手権第6日は27日、東京体育館で行われ、静岡県勢は女子シングルス準々決勝で、パリ五輪代表に内定した平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が3―4で赤江夏星(デンソー)に競り負けた。男子ダブルスは、Tリーグ静岡で監督を兼任する森薗政崇(BOBSON)が張本智和(智和企画)とのペアで連覇を狙ったが、決勝で敗れた。 男子ダブルスは小林広夢、伊藤礼博組(日大)、女子ダブルスは木原美悠、長崎美柚組(木下グループ)、混合ダブルスは篠塚大登(愛知工大)木原組が、それぞれ初優勝した。 平野「負けどう生かすか」 パリへ切り替え 長いパリ五輪レースを勝ち抜いた安堵(あんど)感があったか、平
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卓球女子・平野がパリ五輪内定 初のシングルス代表
卓球女子で東京五輪団体銀メダリストの平野美宇(23)=木下グループ、沼津市出身=が26日、パリ五輪のシングルス代表入りを確実にした。女子2枠を懸けた国内選考レース最終戦の全日本選手権(東京体育館)女子シングルスで準々決勝に進出。選考ランキング3位の伊藤美誠(23)=スターツ、磐田市出身=が6回戦で敗れたため、同2位の平野を上回る可能性がなくなった。 平野の五輪出場は東京に続く2大会連続2度目で、シングルスでは初の代表入りとなる。2022年春に始まったパリ五輪レースでは序盤こそ出遅れたが、同年11月の選考会第3戦で優勝。昨夏の国際大会で世界ランク1位の孫穎莎(中国)を倒すなど復調し、着実にポ
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21日号砲 都道府県男子駅伝 静岡県、高速化対抗 目標15位 若手中心粘走誓う
第29回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市の平和記念公園前を発着点とする7区間48キロで行われる。静岡県は3年ぶりの開催となった昨年18位。2020年の5位から順位を落とした。若手中心の今回は、15位以内が目標になる。 5000メートル13分台が当たり前になった高校生の1区(7キロ)が流れを決める。本県は同14分16秒で県高校ランク1位の村木(御殿場西高)に託すことになりそうだ。全国経験はないが、今季は自己記録を30秒短縮。昨年は当時藤枝明誠高の杉浦(東海大)が18位発進して一時は入賞ラインに迫っただけに、村木は「先頭集団に食らい付き、20位以内でつなぎたい」と意気込む。 中学生
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全国都道府県女子駅伝、静岡17位 4区で一時首位に
第42回全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われ、宮城が2時間16分30秒で29年ぶり2度目の優勝を果たした。 静岡県は2時間20分29秒の17位だった。1区牛佳慧(日本郵政グループ、浜松開誠館高出)が6位発進し、3区遠藤蒼依(日大三島中)が9人抜きの区間賞で2位に浮上。4区斎藤みう(日体大、伊豆中央高出)が一時首位に立った。5区で11位に下がったが、6区沢田結弥(浜松市立高)が区間5位で3人抜き。8区河合柚奈(浜松天竜中)も8位でつないだが、アンカー依田来巳(大阪学院大、東海大翔洋高出)が後退した。 若き静岡、復活へ一歩
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静岡ジェード、競り勝ち3連勝 卓球Tリーグ男子、24年ホーム初戦
卓球Tリーグ男子は12日、磐田市民文化会館「かたりあ」で行われ、4位の静岡はビクトリーマッチの末に3―2で最下位の彩たまに競り勝ち3連勝。2024年のホーム初戦を白星で飾った。 静岡は第1試合のダブルスで森薗政崇・龍崎東寅組が0―2で高木和卓、木造勇人組にストレート負けし、シングルス1番手の松下大星も英田理志(島田商高出)に敗れたが、2番手の横谷晟が曽根翔に3―1。3番手の森薗も3―2で木造に競り勝ち、ビクトリーマッチで横谷が英田を15―13で破った。 13日は同会場で琉球と対戦する。
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熱海富士「いつも通り」発揮へ/翠富士「無心」自然体を貫く 大相撲・静岡県勢2力士インタビュー
昨年、大いに土俵を沸かせた大相撲西前頭筆頭の熱海富士(21)=熱海市出身=と、東前頭2枚目の翠富士(27)=焼津市出身=が11日までに、静岡新聞社のインタビューに応じた。新年の幕開けとなる初場所は14日が初日。熱海富士は「自分の相撲を磨き、番付をもっと上げていく。土俵に立てば、やはり優勝したい」と県勢史上初の賜杯獲得へ意気込む。翠富士も「三役が目標」と、こちらも静岡県出身力士では戦後、誰も成し遂げていない快挙へ意欲をみなぎらせた。 翠富士が高校3年の時、小学6年の熱海富士が高校の稽古に来たのが2人の出会い。「当時はもう高3のお兄さんだった。今、同じ部屋で一緒にできているのがすごい」と熱海富
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【特別インタビュー】熱海富士×翠富士 お互いの仲は、印象は…? 兄弟弟子に聞いてみました
飛龍高出身の先輩後輩で、伊勢ケ浜部屋でも兄弟弟子となる熱海富士(21)=熱海市出身=と翠富士(27)=焼津市出身=。互いの印象や、昨年の快進撃を笑顔で振り返りながら、2024年の土俵へ意気込みを語った。 ▶【写真特集】二人のオフショットはこちらから 2024年のさらなる飛躍を誓う翠富士(右)と熱海富士 ―仲はいいんですか。 翠富士「たまに話すくらいです(笑)」 熱海富士「自分は仲がいいと思っていたんですけど…先輩がそういうので悲しいですね(笑)」 ―お互いの呼び名は。 翠富士「朔太郎かサクと呼んでいます」 熱海富士「自分は翠富士関と」 翠富士「
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最終決戦、美しく 美宇、美誠 パリ五輪 残る1枠懸け激突 卓球全日本選手権22日開幕【しずスポ】
2年にわたるパリ五輪レースが、いよいよ最終決戦を迎える。22日に開幕する卓球の全日本選手権。女子シングルス代表の残り1枠を平野美宇(木下グループ、沼津市出身)と伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が争う。ともに23歳の同学年。幼少期にはダブルスペアを組み、東京五輪は団体銀メダルを手にした。かつての盟友が意地をぶつけ合う。 長期間の国内選考は初の試み。早田ひな(日本生命)が790・5点と独走した一方、2位平野は486点、3位伊藤は451・5点とポイント差はわずか34・5点だ。対戦を重ねるごとに研究され、若手の台頭も著しい。これまでのように圧倒的な戦績を残すことは難しく、勝ち負けを繰り返してきた
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⚽V2藤枝順心イレブン 全校の応援に感謝「気持ち一つになれた」
第32回全日本高校女子サッカー選手権で2年連続7度目の優勝を飾った藤枝順心高イレブンが10日、同校で喜びを報告した。夏の全国高校総体との2冠は同校初。夏冬合わせ歴代最多9度目の日本一を成し遂げたチームを代表し、大川和流主将(3年)が「応援に勇気づけられた。全校生徒の気持ちが一つになったから日本一を勝ち取れた」と感謝した。 ⇒全日本高校女子サッカー選手権 連覇への道のりはこちら 約80人のサッカー部員を約370人の生徒が大きな拍手で迎えた。今季は全国総体を苦しみながら制し、冬は「戦術力、分析力、対応力を発揮し、順心らしく勝つことができた」(大川主将)と圧倒的な強さを見せた。中村翔
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都道府県対抗女子駅伝14日号砲 静岡県、若手中心 復活の一歩に まずは昨年超え
全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。静岡県は2019年の8位を最後に3大会連続(21年は中止)10位台。一般(実業団・大学生)が若返った今回は昨年の19位を上回り、復活への足掛かりをつくりたい。 1区は2年続けて牛(日本郵政グループ、浜松開誠館高出)に託すことになりそうだ。今季は大卒1年目で名門の主力になり、全日本実業団女子駅伝で2区2位。昨年33位の雪辱が期待される。 大学生は5000メートル15分台の依田(大阪学院大、東海大翔洋高出)、兼子(城西大、浜松市立高出)、斎藤(日体大、伊豆中央高出)のスピードラン
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バスケB2・ベルテックス静岡 山形に競り負け3連敗
バスケットボールBリーグ2部(B2)は6日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は延長の末に92―103で山形に敗れ3連敗となった。通算成績は13勝16敗となり、B2初年度は前半30試合を勝率5割以下で折り返すことになった。 静岡は山形の3点シュート攻勢で流れを失った。1点リードで迎えた第2クオーター(Q)に6本を被弾し前半は38―48。後半は山田安斗夢、吉田健太郎らが外角から応戦し、第4Q中盤に逆転したが、3点リードの残り43秒で追い付かれ、延長で力尽きた。 静岡は7日も同会場で山形と対戦する。 ▽2部 山形 16勝13敗 103(19―20 29―18 19―24 21―26 延長
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駒大主将の鈴木、首位守るも涙/ 創価大の吉田、意地の山上り 箱根駅伝・静岡県勢力走
第100回東京箱根間往復大学駅伝第1日は2日、東京・大手町から神奈川県箱根町までの5区間で往路が行われた。史上初の2年連続大学駅伝3冠を狙う駒沢大は、1区の篠原倖太朗が区間賞で先行し、2区鈴木芽吹(熱海泉中出)も1時間6分20秒の区間2位と力走したが、3区で青学大に逆転され2分38秒差の2位で往路を終えた。 鈴木以外の静岡県勢は、東海大の兵藤ジュダ(東海大翔洋高出)が1区5位と好走。創価大の5区吉田響(東海大翔洋高出)は区間9位ながら、順位を一つ上げて往路7位でフィニッシュした。日体大の漆畑徳輝(富士岳陽中)は当日変更で3区に投入され区間12位と粘った。 「花の2区」で悔しい区間2位 駒
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2024年は賜杯なるか 熱海富士、翠富士 大相撲に静岡旋風
大相撲に静岡旋風が巻き起こっている。主役は、2場所連続で頂点に迫った熱海富士(21)=熱海市出身=と、幕内最軽量115キロで豪快な取り口を見せる翠富士(27)=焼津市出身=だ。飛躍の1年を終え、幕を開けた2024年。いよいよ県勢初の賜杯を抱く年となるか。 さらなる飛躍を誓う翠富士(右)と熱海富士=23年12月中旬、広島県東広島市(写真部・小糸恵介) 次こそ賜杯を 熱海富士 大相撲巡業「東広島場所」の湘南乃海(左)との取組で立ち合う熱海富士=2023年12月中旬、東広島市(写真部・小糸恵介) 186センチ、181キロの大きな体に無限の可能性を秘める。熱海富士は昨年、正攻法の四
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五輪イヤー到来 静岡県勢の活躍やいかに
勝負の時が近づいている。7月26日に開幕するパリ五輪。県勢は柔道男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24、浜松市出身=が既に代表に内定し、新年の幕開けとともに卓球女子シングルス、陸上男子20キロ競歩、ボクシング男子など有力競技で代表選考や出場枠争いが激化する。東京五輪から3年。「花の都」で開かれる3度目の祭典で、どんな活躍を見せてくれるか。 不屈の32歳・橋本壮市 柔道史上最年長で初五輪 橋本壮市 柔道男子73キロ級の橋本が、日本柔道史上最年長の32歳で五輪の畳に立つ。一度は強化指定を外れても、81キロ級から転向したのはこの瞬間のため。同学年の大野将平氏と壮絶な代表争いの末に
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スノボ・三木、ゴルフ・岩崎ら、静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞 6個人の功績たたえる
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第72回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞は、スノーボード世界選手権女子パラレル大回転を制し、スポーツ大賞に選出された三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=をはじめ6個人に決まった。2月9日に表彰式を行う。 (敬称略) 三木は同種目で最年少タイの19歳で優勝を果たした。アルペン種目で日本勢が世界一になるのは五輪も含め、男女を通じて初めての快挙だった。優秀賞には日本オープンゴルフ選手権優勝の岩崎亜久竜(26)=清水町出身=を選んだ。 体育功労者賞は県剣道連盟会長の吉村勝氏(77)=御
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箱根駅伝 区間エントリーが決定 3冠狙う駒大2区に鈴木芽吹(熱海泉中出)
2024年1月2、3日に行われる第100回東京箱根間往復大学駅伝に出場する23校の区間エントリーが29日に決まり、史上初となる2季連続の大学駅伝3冠を狙う駒大は主将の鈴木芽吹(熱海泉中出)を2区、1万メートルなどでU20(20歳未満)日本記録を持つ佐藤圭汰を3区に起用した。出雲全日本選抜、全日本でも好走した篠原倖太朗はレース当日に交代可能な補欠に入れた。 前回大会2位の中大はエースの吉居大和を2区、中野翔太を3区に配置。2大会ぶりの総合優勝を目指す青学大は主力の佐藤一世を4区に置き、黒田朝日らは補欠登録となった。 今夏の世界選手権の3000メートル障害で6位入賞した順大4年の三浦龍司は1
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全日本高校バレー1月4日開幕 静岡県代表は男子/浜松修学舎、女子/富士見
バレーボールの第76回全日本高校選手権(春高バレー)は2024年1月4日、東京体育館で開幕する。静岡県代表は男子で初出場の浜松修学舎が崇徳(広島)、女子で11年連続出場の富士見が奈良文化と、いずれも初日の1回戦で対戦する。 男子・浜松修学舎 硬軟織り交ぜ攻略目指す 男子唯一の初出場チームとして臨む男子の浜松修学舎 昨夏の全国中学校体育大会(全中)を制した浜松修学舎中の主力がそのまま高校に上がり、1年目で春高初出場を勝ち取った。リベロを中心とした堅守と硬軟織り交ぜた攻撃が武器で、森監督は「ボール回しができる1年生と高さ、パワーのある上級生がうまく融合した」と話す。 全国も県予選決勝
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藤枝明誠、決勝進出ならず 全国高校バスケ 福岡第一に敗れ2年連続3位
バスケットボールの全国高校選手権第6日は28日、東京体育館で男子準決勝、女子決勝を行い、静岡県男子代表の藤枝明誠は65―94で福岡第一に敗れ、県勢男子初の決勝進出はならなかった。2年連続の3位。 藤枝明誠は相手の速攻を止められなかった。第1クオーター(Q)中盤に連続12失点を喫し12―26。第2Qに小沢朋樹、大塚絢心の連続得点で流れをつかみかけたが攻めきれなかった。12点を追う第3Q中盤に赤間賢人と小沢の得点で6点差まで迫ったが、再び突き放された。 ▽男子準決勝 福岡第一 94(26―12 10―12 28―21 30―20)65 藤枝明誠 屈指のラン止められず「力負け」 (
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藤枝明誠、昨年覇者撃破で4強 全国高校バスケ 開志国際に2点差で競り勝つ
バスケットボールの全国高校選手権は27日、東京体育館で男子準々決勝、女子準決勝を行い、静岡県男子代表の藤枝明誠は76―74で昨年覇者の開志国際(新潟)を破り、2年連続の4強入りを決めた。 大塚絢心、斎藤佑真らが6本の3点シュートを決めて前半を39―32で折り返すと、第3クオーター(Q)は赤間賢人のドライブなどで最大19点リードを奪った。60―50で迎えた第4Q終盤に逆転されたが、フリースローを粘り強く沈めてひっくり返し、最後は激しい守備で逃げ切った。 28日の準決勝で、県勢男子初の決勝進出を懸けて福岡第一と対戦する。 ▽男子準々決勝 藤枝明誠 76(21―12 18―20 21―18 1
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全国高校バスケ 藤枝明誠2年連続8強 27日、開志国際(新潟)と雪辱戦
バスケットボールの全国高校選手権は26日、東京体育館で男子3回戦、女子準々決勝を行い、静岡県男子代表の藤枝明誠は111-70で八王子学園八王子(東京)を下し、2年連続の8強入りを決めた。 エース赤間賢人が第1クオーター(Q)だけで10得点。連続20得点を含め25-9と先行し、第2Qも強度の高い守備で10失点に抑え42-19とリードを広げた。後半も斎藤佑真のドライブ、大塚絢心と小沢朋樹の3点シュートなどで圧倒した。 27日の準々決勝は、昨年の準決勝で敗れた開志国際(新潟)と対戦する。 総体を初制覇した日本航空(山梨)は新田(愛媛)を92-77で下して準々決勝に進出。福岡大大濠、福岡第一
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藤枝明誠、大勝で3回戦へ バスケットボール全国高校選手権
バスケットボールの全国高校選手権第3日は25日、東京体育館で男子2回戦、女子3回戦を行い、静岡県男子代表の藤枝明誠は87-47で埼玉栄を退けた。28得点、25リバウンドのロードプリンスを軸に内角で主導権を握り、第2クオーター(Q)は激しい守備から大塚絢心、赤間賢人の3点シュートなどで27-9と圧倒。47-22で折り返すと、後半も一方的にリードを広げた。26日の3回戦で八王子(東京)と対戦する。 男子2回戦では総体を初制覇した日本航空(山梨)が初戦を迎え、高岡第一(富山)を98-78で退けた。前回覇者の開志国際(新潟)、総体2位の東山(京都)も白星発進した。 女子3回戦では2連覇を狙う全国
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男子/浜松日体28位 女子/浜松市立30位 全国高校駅伝
全国高校駅伝は24日、京都市のたけびしスタジアム京都発着で行われ、第74回の男子(7区間、42・195キロ)は佐久長聖(長野)が2時間1分0秒の大会新記録で6年ぶり3度目の優勝を飾った。第35回の女子(5区間、21・0975キロ)は神村学園(鹿児島)が1時間7分28秒で5年ぶり2度目の頂点に立った。 静岡県勢は男子で2年ぶり出場の浜松日体が2時間9分1秒で28位だった。2区を終えて38位と出遅れたが、3区山本拓歩が7人抜き。再び35位に下げて迎えた5区では岩崎蒼史が区間18位で追い上げ、6区小野真和が区間6位、4人を抜いて20位台に押し上げた。 女子で2年ぶり出場の浜松市立は1時間11分
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エース沢田「花の1区」挑戦 浜松市立 24日全国高校駅伝
飛躍と苦難の2年を経て、世代屈指のスピードランナーが「花の1区」に挑む。24日の全国高校駅伝女子に臨む浜松市立の沢田結弥(3年)は、1500メートルで高校歴代2位(4分12秒87)の自己記録を持ちながら、昨冬は自身のアクシデントで出場を逃し、今季はけがで全国総体を欠場した。「悔しい思いをしてきた。区間賞を取りたい」。最長6キロの日本人エース区間で、静岡県勢初のトップを狙う。 けが乗り越え真価発揮へ 高校から本格的に陸上を始め、2年夏にU-20(20歳未満)世界選手権1500メートルで6位。驚異のスピードで成長したが、昨冬から壁にぶつかった。県高校駅伝は1区で脱水症状に陥り連覇を逃し、今季は
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男子浜松日体、高速化に「強さ」で勝負/女子浜松市立、静岡県勢最高記録挑む 全国高校駅伝24日号砲
全国高校駅伝は24日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。男子は都道府県代表の47校、第35回記念大会の女子は地区代表の11校も加えた58校が参加する。静岡県勢は7区間42.195キロの男子に浜松日体、5区間21.0975キロの女子に浜松市立が、いずれも2年ぶりに出場する。 男子 浜松日体 高速化に「強さ」で勝負 男子の浜松日体が2年ぶりの都大路で前回36位の雪辱を期す。「高速化に対応するため、スピード、距離とも練習強度を高めてきた」と主将小川。下級生が多いチームは20位以内が目標。来年以降の入賞を狙い、まずは足掛かりをつくる。 5000メートル13分台の日本人エースが集
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全国都道府県対抗駅伝の静岡県代表メンバーを発表 ふるさと枠は男子に西沢 女子に牛、河辺を選出
静岡陸上競技協会はこのほど、来年1月に行われる全国都道府県対抗駅伝の静岡県代表男子12人、女子15人を発表した。男子一般は、西沢侑真(トヨタ紡績、浜松日体高出)をふるさと出場枠で選出した。女子一般のふるさと出場枠は、全日本実業団女子駅伝2区2位の牛佳慧(日本郵政グループ、浜松開誠館高出)と、河辺友依(しまむら、日大三島高出)を選んだ。 女子は1月14日に京都(9区間、42・195キロ)、男子は同21日に広島(7区間、48キロ)で開催される。 前回18位からの巻き返しをはかる男子は、一般に明大主将の尾崎健斗(浜松商高出)、1年ながら国学大で箱根駅伝にエントリーした野中恒亨(浜松工高出)をそ
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男子/浜松開誠館13位 女子/御殿場27位 全国中学駅伝・静岡県勢
第31回全国中学駅伝大会は17日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われ、静岡県代表は男子で2年連続出場の浜松開誠館が59分38秒の13位、女子で4年ぶり出場の御殿場が45分40秒の27位だった。京山(岡山)が男女優勝を果たした。 浜松開誠館はエース区間の1区で関口海翔が9位と好発進。3区斎藤操汰、4区河合拓杜ら4区間も区間10位台でつなぎ、最後は岩崎桜一朗が粘った。御殿場は序盤に40位台と出遅れたが、37位で出た4区猪頭心花が区間2位、10人抜きで20位台に押し上げ、5区馬場優奈が順位を守ってフィニッシュした。 ▽男子成績 ①京山(岡山=玉川、篠原、鶴藤、川本、竹井、長原)58分3秒②国府
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全国中学駅伝17日号砲 浜松開誠館、序盤勝負狙う 御殿場は追い上げ入賞目指す
全国中学駅伝は17日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われる。男女とも各都道府県代表と開催地枠の各48校が男子6区間18キロ、女子5区間12キロで争う。16日は開会式を行い、男子で2年連続出場の浜松開誠館、女子で4年ぶり出場の御殿場のオーダーが決まった。 浜松開誠館は1区に2年連続でエース関口海翔を起用。2区武藤蒼、3区斎藤操汰と3本柱を前半につぎ込み、アンカー6区は主将の岩崎桜一朗に託す。御殿場は県大会と同じオーダー。1区は1年岩渕理央を配置。主将の4区猪頭心花、2年生エースの5区馬場優奈で追い上げ、入賞圏内を狙う。 静岡県代表のオーダーは次の通り。 【男子・浜松開誠館】1区 関口海翔
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五輪内定の橋本 地元・浜松で柔道教室「子どもたちに力もらった」
来夏のパリ五輪の柔道男子73キロ級代表に決まった橋本壮市(32)=パーク24、浜松市中区出身=が16日、市武道館で柔道教室を行った。代表内定後、イベントなどで同市を訪れるのは初めて。念願の五輪切符を手にしての“凱旋(がいせん)”で、恩師や後輩たちに「最も自分らしい姿で戦ってくる。金メダルを取り、来年のこの場で報告したい」と力強く宣言した。 教室は県西部の小中学生約200人が参加。橋本は体落としを中心に、組手の違いに応じた足さばきや、投げる時のこつを、実演を交えて解説した。最後は出身道場の育誠館(同市西区)の選手からエールを受け「子どもたちから力をもらった。五輪へ身が
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全国よ気を付けろ 藤枝明誠の「REDZONE」赤間賢人 高校バスケで静岡県勢男子初の日本一へ 23日選手権初戦
世代屈指のスコアラーに成長した赤間賢人。高校最後の冬に県勢男子初の日本一を狙う=昨年12月、東京体育館(写真部・小糸恵介) PG挑戦で進化 世代屈指のスコアラーに ふわりとした弧を描き、ボールが次々にリングに吸い込まれる。バスケットボール男子の赤間賢人(18)=藤枝明誠高=がシュートを放つ時、コートには時間が止まったような異質な雰囲気が漂う。「シュートが好き。小さい頃からずっとジャンプショットを打ってきた」。世代屈指のスコアラーが23日に初戦を迎える全国高校選手権で見据えるのは、県勢男子初の全国制覇だけだ。 福岡県で育った中学時代はほぼ無名。だが、金本鷹監督は人づてに入手した試合映像で
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全国中学駅伝17日号砲 浜松開誠館(男子)雪辱期す 御殿場(女子)入賞狙う
全国中学駅伝は17日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われる。静岡県代表は男子(6区間18キロ)に浜松開誠館が2年連続、女子(5区間12キロ)に御殿場が4年ぶりに出場する。 浜松開誠館(男子)33位からの雪辱期す 2年連続 経験者4人が軸 初出場で33位だった昨年の雪辱を期す男子の浜松開誠館 男子で2年連続出場の浜松開誠館は昨年33位の雪辱を期す。「全国で戦うことを1年間イメージしてきた」と袴田監督。経験者4人を軸に前半から入賞圏内に食らい付きたい。 初出場の昨年は芝生コースに対し3000メートルの自己記録と約30秒差があったが、体幹強化やストライドを広げた走法を取り入れ
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太田智樹(浜松日体高出)準V 陸上日本選手権、従来の日本記録更新 男子1万メートル
パリ五輪の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権1万メートルは10日、東京・国立競技場で行われ、男子の太田智樹(トヨタ自動車、浜松日体高出)が従来の日本記録(27分18秒75)を更新する27分12秒53の好記録で準優勝した。 太田は上位3人が日本記録を上回ったハイペースの中で、27分9秒80の日本新をマークした塩尻和也(富士通)に競り負けたが、日本記録を保持していた相沢晃(旭化成)には先着。五輪参加標準記録(27分0秒00)には届かなかったものの、出場に関わる世界ランキングポイントを上積みした。 太田以外の県勢は、男子で大川歩夢(プレス工業、伊豆中央高出)が27分45秒55で6位入賞した。太
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県東部、若手育て復権 御殿場市と長泉町Ⅴ【市町対抗駅伝】
声援が戻ってきた駿河路で古里を代表するランナーが疾走した。2日に静岡市内で行われた第24回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は新型コロナウイルス禍による沿道応援の自粛要請などがない4年ぶりの通常開催。市の部を4年ぶりに制した御殿場市、町の部で11年ぶりに頂点に立った長泉町は、ともに地道に選手を育てて王座に返り咲いた。 御殿場市 「小学生から発掘」チームに好循環 地域一丸で育ててきたジュニア世代が、御殿場市に4年ぶりの栄冠をもたらした。滝口兼光監督(70)が就任して6年。「前回の優勝は前任監督の力。小学生の発掘から始めた」と手塩
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浜松勢止めた! 御殿場6区で逆転 宮原が区間新で一気首位 10区依田も区間賞【市町対抗駅伝】
「浜松市に勝てるのは御殿場市しかない」。5年前、浜松勢の連覇を「8」で止めた東部の雄が、再び王者の前に立ちはだかった。個々のトラックタイムは劣っても粘って流れを生み出し、勝負どころで強力エースが決定的なアドバンテージを奪った。「二度と勝てないと思っていた」と明かす滝口監督が、満面の笑みを浮かべた。 浜松市北部を30秒差で追う中盤でレースを動かした。まずは5区村木(御殿場西高)が「5、6区で先頭に出るのがプラン」と、県高校男子5000メートルランク4位の岡元(浜松開誠館高)を相手に15秒を短縮。区間賞で逆転への布石を打つと、決定打は6区宮原(滝ケ原自衛隊)だ。 日本最強のトレイルランナー
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静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 市の部/浜松勢軸に御殿場、富士が追う
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 市の部は4連覇を狙う浜松市北部と、2年連続準優勝の浜松市南部の競り合いになりそうだ。御殿場市、富士市が浜松勢の牙城を崩せるか。静岡市静岡、湖西市も上位を狙う。 浜松市北部が盤石の布陣を組んだ。県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立高)で主導権を握り、勝負どころの5区を県高校男子5000メートルランク4位の
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スノボ三木(掛川)「挑戦者」で 世界女王 新シーズンへ 「V2度、4強6割」目標
2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が1日、滞在先のイタリアからオンライン取材に応じた。新シーズンの開幕を前に「自分が世界チャンピオンという意識はない。挑戦者として臨んでいく」と意気込みを語った。 今季は夏場のトレーニングで筋力がアップ。9月下旬の渡欧後は雪不足に悩まされながらも、昨季より格段にスピードが増し「同じコースで滑った男子選手とのタイム差を縮められている」と進化を実感している。ワールドカップ(W杯)は来年3月までに15~16戦に出場予定。初戦を14日に控え「思い切りが必要な急斜面で
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卓球Tリーグ静岡ジェード加入 静岡学園高・福光凌大「目標とされる選手に」
卓球Tリーグ男子の静岡に、初の地元選手として静岡学園高主将の福光凌大(2年)が加入した。これまでは静岡の練習パートナーを務めてきたが、同校初のTリーガーとなった。「目標とされる選手になり、日本一を目指す静学にプロから得た刺激を還元したい」と意気込む。 愛知県出身の左シェークハンドで、中学時代は東海大会で優勝。もともと受けが強い守備型の卓球だったが、高校ではレベルの高い先輩にもまれる中で「守りだけでは勝てない」とフォア、バックとも威力を高めた。 夏の全国高校総体シングルスは2回戦敗退。寺島大祐監督が「打球に対してラケット角度を合わせる技術が高い。当てれば(台に)入る」と評するラケットさばき
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平野6位、伊藤7位 パリ五輪選考34・5ポイント差で最終決戦へ 卓球・全農杯
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会最終日は26日、大阪市のAsueアリーナ大阪で行われ、女子順位決定戦で、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4-3で横井咲桜(ミキハウス)に競り勝ち7位に入った。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)はフルゲームで大藤沙月(ミキハウス)に敗れ6位だった。男子は戸上隼輔(明大)、女子は張本美和(木下アカデミー)が優勝した。 2枠を争う代表選考の女子は今大会、準優勝で790・5点に伸ばした早田ひな(日本生命)の1位が実質的に確定。2番手の平野は486点となり、3番手の伊藤との差は大会前から10ポイント開いて34・5点差となった。選考対象
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卓球「みうみま」対決、平野が制す パリ五輪懸け大一番
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会は25日、大阪市のAsueアリーナ大阪で開幕した。女子で選考ポイント2番手の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)、24・5ポイント差で3番手の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)はいずれも準々決勝で敗退。5~8位決定戦の初戦で直接対決し、平野が4-0で伊藤を下した。 ▶写真特集 詳細はこちら 平野は1回戦を完勝したが、準々決勝は長崎美柚(木下グループ)にストレート負け。1回戦をフルゲームで勝ち上がった伊藤も準々決勝で張本美和(木下アカデミー)に2-4で競り負けた。 平野 伊藤にストレート勝ち 思わぬ形ながら、
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女子相撲の山下 技で世界3位 焼津中央高2年の軽量級 アジアではV
今秋、開催された女子相撲の国際大会で、焼津中央高2年の山下寧々(17)が軽量級(65キロ未満)で傑出した活躍を見せた。いずれも都内で行われたアジア選手権を制し、世界選手権は3位。世界コンバットゲームズ(サウジアラビア)も銅メダルを手にした。シニアを相手に奮闘し「多くの経験ができた。アジアでの金メダルは手応えがある」と充実感をにじませた。 焼津小川小1年で相撲を始め、5年から焼津市の兼平道場で腕を磨く。166センチの身長は海外勢と比べ小柄だが、右四つから、相手の力も利用した「技」の相撲が持ち味。かつて同じ道場に通い、今や幕内最軽量の115キロで渡り合う翠富士(飛龍高出、伊勢ケ浜部屋)に憧れる
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⛳木部 雪辱の初優勝 静岡県ミッドアマチュア選手権
第2回静岡県ミッドアマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は22日、葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(6853ヤード、パー72)で行われ、昨年プレーオフで2位だった木部正己(サザンクロスCC)が2アンダーの70で優勝した。 昨年POで敗れた50歳 悲願県タイトル 昨年プレーオフで初代王者を逃した木部が雪辱した。2バーディー、ノーボギーでただ1人のアンダーパー。50歳は、初の県タイトルに「今季最終戦で、何としても勝ちたかった」と破顔した。 10番スタートの17、3番でバーディー。残り3ホールは「優勝を意識してばたばたした」というが、1打目を林に入れた8番パー4も好ショ
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⚽Uー22代表大岩監督「コンセプト出す」 アルゼンチンと真っ向勝負 18日にアイスタ
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU―22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU―22アルゼンチン代表と対戦する。17日は大岩剛監督(清水商高出)が会見し、「守備は前からボールを奪う、攻撃はボールを支配するというチームのコンセプトをしっかり出したい」と真っ向勝負を強調した。 このチームでは初めて国内で開催される国際親善試合。同区出身の大岩監督にとっては故郷での一戦になる。会見前には高校時代の恩師、大滝雅良氏と言葉を交わし「パワーをもらった」と士気を高めた様子だ。 アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位。ただ、U―22世代は
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記者コラム「清流」 ヒジャブとアジア大会
2014年に韓国・仁川で開催されたアジア大会を取材した際、中東の女子選手が頭を覆う布「ヒジャブ」をかぶって競技に臨む姿が印象的だった。 戒律の厳しいイスラム圏では、スポーツへの女性進出が遅れがちとされる。当時の彼女たちも感情を押し殺してプレーしているように映った。だが今秋、中国・杭州で行われたアジア大会では、ヒジャブ姿の選手が力強く動き、雄たけびを上げる光景を目にした。個人差かもしれないが、9年の時を経て何かが変わっている気がした。 「アジアのオリンピック」は次回で20回目。競技数は五輪を上回り、開催地の負担は増す。存続の危機や大会の意義が問われる時が来るかもしれない。ただ、この大会が今
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バスケB2・ベルテックス静岡 橋本、大塚のベテランコンビ チームに新風
バスケットボールBリーグ2部(B2)昇格初年度をここまで7勝6敗と健闘する静岡で、新加入のベテランコンビが効果的な働きを見せている。SG橋本尚明(31)は平均6・9点を挙げ、PG大塚勇人(33)も状況に応じたゲームメークが光る。ともに開幕前は故障が長引いていたが、きっちり状態を上げてきた。 橋本 流れ変える切り札 橋本は昨季B2福島で全60試合に先発したが、今季は「シックスマン」として途中出場が中心。求められるのは「悪い流れを変えること」だ。激しい守備でボールを奪い、速攻の先頭を駆けてリングにアタックする。 大塚 臨機応変な司令塔 大塚は「試合の流れの中で最善の選択をし、気持ちよくシュー
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⚽サッカーU-22代表 18日アイスタでアルゼンチン戦 攻撃的スタイル表現
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU-22アルゼンチン代表と対戦する。アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位の最強国。14日までに静岡新聞社の取材に応じた大岩剛監督(51)=清水商高出=は「追求してきた攻撃的なスタイルをいかに表現できるか。それを26人全員が理解して勝利につなげたい」と、五輪への試金石となる一戦へ決意を語った。 パリ五輪 試金石の一戦へ決意 大岩監督(清水商高出)インタビュー 2022年春のチーム発足から、大岩監督は一貫して「攻守でアグレッシブに主導権を握る」ことを
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⚾広島育成2位の佐藤啓介内野手 「まずは静岡大初の支配下」 指名あいさつに抱負
プロ野球ドラフト会議で広島から育成2位指名された静岡大の佐藤啓介内野手は14日、松本有史担当スカウトら球団関係者の訪問を同大で受けた。広角に長打が打てる打撃に期待する新井貴浩監督の言葉を伝え聞いた佐藤は「まずは静大初の支配下に上がり、新井監督にさらに期待されるようになりたい」と意気込みを語った。 佐藤は181センチ、92キロの大型内野手。目標の選手には今季、日本一になった阪神のリードオフマン近本光司外野手を挙げ「タイプは異なるが、一つ一つの動きに意味がある。自分も頭を使える選手を目指す」と語った。 1月の新人合同自主トレに向け「もう勝負は始まっている。筋力アップや体の可動域を広げ、思い通
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バスケ全国高校選手権・静岡県予選 女子、浜松開誠館が8年連続V
バスケットボールの全国高校選手権静岡県予選は12日、県武道館で女子決勝を行い、浜松開誠館が69―57で沼津市立を下し、8年連続8度目の優勝。静岡県内高校公式戦141連勝、静岡県大会(新人、総体、選手権)21連覇を果たした。 ▽女子準決勝 浜松開誠館 79―63 浜松学院 沼津市立 89―61 浜松聖星 ▽同決勝 浜松開誠館 69(20―15 14―10 19―15 16―17)57 沼津市立 (11、12日実施分) 競り勝つも球際で後手、女王に危機感 1度もリードを許さず8連覇しても女王に危機感が漂う。浜松開誠館は今季圧倒していた沼津市立に競り合いに持ち込まれた。地力で押し切
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男子は藤枝明誠優勝、準優勝の浜松学院も全国へ バスケ全国高校選手権・静岡県予選
バスケットボールの全国高校選手権静岡県予選は12日、県武道館で男子決勝リーグ最終戦を行い、藤枝明誠が108―61で浜松学院を破り、3戦全勝で2年連続8度目の優勝を果たした。2勝1敗で準優勝した浜松学院も、東海高校総体優勝県に与えられる2枠目で7年ぶり15度目の全国出場を決めた。 ▽男子決勝リーグ 藤枝明誠 116―63 浜松開誠館 浜松学院 77―64 飛龍 飛龍 83―47 浜松開誠館 藤枝明誠 108(28―9 36―18 31―13 13―21)61 浜松学院 ①藤枝明誠3勝②浜松学院2勝1敗③飛龍1勝2敗④浜松開誠館3敗 (11、12日実施分) 堅守速攻に磨き 最
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卓球Tリーグ男子の静岡ジェード ホーム初勝利わずかに届かず 彩たまに2―3
卓球のノジマTリーグ男子に今季参入した静岡は11日、静岡市駿河区のグランシップで彩たまと対戦し、2-3で敗れ、先日に続きホーム初勝利を逃した。 第1試合のダブルスを落として迎えたシングルスで森薗政崇が高木和卓を、坂井雄飛が英田理志(島田商高出)をいずれも3-1で破って逆転したが、第4試合で三木隼が曽根翔に1-3で敗れて2勝2敗。1ゲーム制のビクトリーマッチは坂井が高木和を追い上げたが、8-11で競り負けた。 静岡は12日に同会場で岡山と対戦する。 ▽男子 彩たま(11) 3―2 静岡(18) 琉球(29) 3―2 東京(28) ▽女子 神奈川(28) 4―0 九州(3) 善戦も
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卓球Tリーグ男子 今季参入の静岡ジェード、ホーム初勝利ならず 東京に1-3
卓球のノジマTリーグ男子に今季参入した静岡は10日、静岡市駿河区のグランシップで東京と対戦し、1-3で敗れてホーム初勝利はならなかった。 第1試合のダブルスで森薗政崇・龍崎東寅組が大島祐哉・篠塚大登組に0-2で完敗し、第2試合のシングルスも坂井雄飛(愛知・愛工大名電高)が世界ランク6位のリン・ユンジュと打ち合いながら1-3で競り負けた。第3試合は森薗がストレートで及川瑞基を退けたが、第4試合で三木隼(山口・野田学園高)が0-3で篠塚に敗れた。 静岡は11日に彩たま、12日に岡山と同会場で対戦する。 ▽男子 東京(27) 3―1 静岡(17) 高校生・坂井 格上に果敢 静岡のホーム初
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岩崎亜久竜(清水町出身)、凱旋で好プレー 太平洋マスターズゴルフ 国内メジャー初Vでたくましく
25歳の新鋭がメジャータイトルを引っさげて静岡に帰ってきた。10月に男子プロゴルフ国内三大大会、日本オープン選手権でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜(清水町出身)が、9日に御殿場市の太平洋クラブ御殿場で開幕した三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡新聞社・静岡放送後援)で凱旋(がいせん)。快挙の余韻が残る中での地元戦で好プレーを見せ、ギャラリーを沸かせた。 ルーキーイヤーの昨季に賞金ランク3位に入って挑戦権を得た欧州ツアーは15戦で予選通過3度だけ。時差や芝、食事の違いに苦しみ、海外勢のプレーに打ちのめされたが、「攻め方や技術で足りない部分が分かった」と泥くさく自己を見つめ直した。昨季は2位
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岩崎亜久竜(清水町出身)、2勝目狙う 太平洋マスターズゴルフ、御殿場で開幕
男子プロゴルフツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡新聞社・静岡放送後援)は9日、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(7262ヤード、パー70)で開幕した。10月に国内三大大会の日本オープン選手権でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜(25)=清水町出身=が凱旋(がいせん)し、地元で2勝目を狙う。 岩崎はスタートの10番でラフからきっちりパーセーブ。11番では豪快なティーショットを見せてギャラリーを沸かせた。 粘って4バーディ― 首位と5打差 国内メジャー「日本オープン」でのツアー初優勝から初めて迎えた地元戦。岩崎はショットが安定せず5ボギーと苦しみながらも、4バーディーを奪った。首
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静岡県勢力士、飛躍の1年締めくくり 2人の富士、賜杯今度こそ 12日から大相撲九州場所【しずスポ】
霊峰「富士」をしこ名に抱く2人の県勢力士が、角界の頂に迫っている。ともに飛龍高出身で伊勢ケ浜部屋の翠富士(本名・庵原一成)が春場所、熱海富士(本名・武井朔太郎)が秋場所で優勝争いを演じた。そろって番付を上げて迎える九州場所は12日が初日。飛躍の1年を締めくくる土俵で県勢初の賜杯に手を掛けるか。 技と闘志光る小兵 翠富士 出身地焼津での大相撲秋巡業で大声援を受けた翠富士=市総合体育館(写真部・坂本豊) 幕内最軽量115キロながら卓越した技術と闘争心で大型力士と渡り合う。小兵・翠富士の相撲は好角家の心をつかむ。進化を示したのが春場所だ。初日から破竹の10連勝。そこから5連敗で優勝には
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卓球Tリーグ 静岡「地元戦初勝利を」 プレーオフ圏3位以内へ 10日から3連戦
卓球Tリーグ男子の静岡は10~12日、グランシップ(静岡市駿河区)で東京、彩たま、岡山との3連戦に臨む。チームはここまで5勝5敗、3位岡山と同じ勝ち点17の4位でシーズン前半を折り返した。8月の開幕週以来となるホーム戦へ、監督兼任の森薗は「勝って(上位3チームが進む)プレーオフ戦線に食い込んでいく」と地元初勝利を誓う。 参戦初年度は3連敗スタートから4連勝。その後2連敗したが、5日に金沢を下して勝率を5割に戻した。「前半戦は想定以上。今後もこの戦いを続けられるかがポイント」と森薗。シーズン後半の幕開けにもなる地元戦は試金石になる。 鍵を握るのは森薗・龍崎のダブルス。ここまで7勝1敗。フッ
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バスケB2・ベルテックス静岡、越谷に延長競り負け 83ー89
バスケットボールBリーグ2部(B2)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は延長の末に83―89で越谷に連敗し、通算6勝5敗となった。 静岡は粘り強い守備で競り合いに持ち込んだが、インサイドの攻防で後手に回って押し切られた。53―59の第4クオーター(Q)にトーマス・ブロープレーの3点シュートなどで追い上げ、岡田雄三のブザービーターで延長に持ち込んだ。延長は岡田、加納誠也の3点シュートなどで一時リードしたが、ゴール下で連続失点した。 ▽2部 越谷 8勝3敗 89(20―19 18―21 21―13 16―22 延長 14―8)83 静岡 6勝5敗 攻守に死力も あと一歩 インサイ
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決めた、都大路! 男子は浜松日体9度目V 女子は浜松市立が2年ぶり頂点 静岡県高校駅伝
第74回、女子第36回県高校駅伝は4日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行われ、浜松日体と浜松市立が都大路(京都)への切符を手にした。 男子(7区間42・195キロ)の浜松日体は1区古井海成が2位発進。2区佐藤瑞城で先頭に出て、5区竹下諒の区間新でリードを広げ2時間10分4秒で2年ぶり9度目の優勝を飾った。韮山は1区片岡晴哉ら3人が区間賞で2年連続2位。浜松開誠館が3位だった。 女子(5区間21・0975キロ)の浜松市立は3区鈴木しえるで首位に立ち、4区鳥居夕里佳、5区沢田結弥の連続区間新でエコパコース初の1時間11分台(1時間11分46秒)で2年ぶり2度目の頂点に立った。浜松工は1
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シャンソン、地元連勝 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグは30日、県武道館で行われ、シャンソン化粧品が78-60で三菱電機を下し地元戦を2連勝で飾った。 シャンソンは内外を使い分け着実に得点を重ねた。第1クオーター(Q)は吉田舞衣、白崎みなみ、鷹のはし公歌(沼津市立高出)の3点シュートなどで先行し、第2Q以降は188センチのイゾジェ・ウチェがゴール下で確実に決めて競り合いを抜け出した。57-45で迎えた第4Qは開始から吉田、白崎、ウチェの連続得点で試合を決めた。 シャンソン化粧品 5勝1敗 78(18―15 19―17 20―13 21―15)60 三菱電機 1勝5敗 多彩な攻撃で圧倒 新加入の白崎けん引
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シャンソン、2季ぶり地元白星 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグは29日、県武道館などで行われ、今季初の県内開催となったシャンソン化粧品は79-48で三菱電機を下し、地元で2季ぶりの白星を挙げた。 シャンソンは前半で大量リードを奪った。第1クオーター(Q)からイゾジェ・ウチェのインサイドプレー、吉田舞衣の3点シュートなどで26-15と主導権を握り、第2Qは強度の高い守備で13-0と圧倒した。初の地元戦となった鷹のはし公歌(沼津市立高出)は3点シュート2本を含む8得点。守っても三菱電機のエース渡辺を自由にさせなかった。 シャンソンは30日も同会場で三菱電機と対戦する。 シャンソン化粧品 4勝1敗 79(26―15 13―
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決勝は東海大翔洋-聖光 全国高校ラグビー静岡県大会
第103回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は28日、袋井市のエコパ補助競技場で準決勝を行い、聖光と東海大翔洋が決勝に進んだ。 聖光はWTB戸倉星多のハットトリックを含め12トライを挙げて80―12で清水南に快勝した。昨年覇者の東海大翔洋はCTB高野準が3トライを挙げるなど40―26で浜松工に競り勝った。 5年続けて同じ顔合わせとなる決勝は11月12日午後1時半からエコパスタジアムで行われ、SBSテレビが生中継する。 ▽準決勝 聖光 80(33―7 47―5)12 清水南 東海大翔洋 40(26―7 14―19)26 浜松工 新スタイルで12トライ 聖光 聖光が
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鷹のはし(沼津市立高出)V奪還へ新戦力 Wリーグ・シャンソン静岡県内2連戦
バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品は29、30日、静岡県武道館で三菱電機と今季初の地元戦を行う。ここまでアイシン、羽田に3勝1敗。羽田の第2戦こそ落としたが、大型補強の成果も現れ始めた。2季連続ベスト4の壁を越え、18季ぶりの王座奪還へ、昨季プレーオフで死闘を繰り広げた三菱電機との2連戦は序盤のポイントになる。 シャンソンは今季、鷹のはし(沼津市立高出)、白崎の両SGを獲得。鷹のはしは羽田の5シーズンで平均11・52点、白崎は昨季新規参入の姫路で平均23・15点を挙げ得点王と新人王に輝いている。2人の加入で、得点力は確実にアップした。主将で司令塔の小池も「5人でバランス良く点を
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バスケットボール・B2 ベルテックス静岡 愛媛下し、連勝
バスケットボールBリーグ2部(B2)は25日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は99-72で愛媛を下し2連勝で、通算4勝3敗とした。 ▽2部 静岡 4勝3敗 99(30―21 31―13 18―17 20―21)72 愛媛 2勝5敗 静岡は序盤から高い守備強度で主導権を握った。前半だけで61-34。岡田雄三を起点にハイプレスを仕掛け相手のパスワークを寸断。加納誠也やトーマス・ブロープレーの3点シュート、ジョン・ハーラーのインサイドプレー、山田安斗夢の速攻など内外自在に得点を重ね、後半も追い上げを許さなかった。 静岡は28、29日に沼津市総合体育館で福島と対戦する。 愛媛を圧倒 99―
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⚾藤枝明誠4強 堅守と集中力 秋季高校野球東海大会
第76回秋季高校野球東海大会は22日、岐阜県で準々決勝を行った。藤枝明誠(静岡1位)は平口貴一に適時三塁打、一瀬友希に適時打2本が飛び出し、県岐阜商(岐阜2位)に勝利。2年ぶりの選抜を目指した日大三島(静岡3位)は愛工大名電(愛知1位)に競り負けた。大会第3日は28日、長良川球場で準決勝を行い、藤枝明誠は愛工大名電と対戦する。 ▽準々決勝(長良川第1試合) 藤枝明誠(静岡1位)010310100―6 県岐阜商(岐阜2位)001200000―3 ▽三塁打 平口(藤)寺前(県)▽二塁打 皆川2、梶田(藤) ▽試合時間 2時間3分 【評】藤枝明誠は投打がかみ合い、県岐阜商に競り勝った。
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藤曲14位、木村17位 MGC、パリ五輪マラソン代表選考会・静岡県勢
来年のパリ五輪日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は15日、東京・国立競技場発着で行われ、静岡県勢は藤曲寛人(トヨタ自動車九州、加藤学園高出)の14位が最高。35キロまで2位集団で粘った木村慎(ホンダ、浜松日体高出)は17位だった。大石港与(トヨタ自動車、富士東高出)が33位、山口武(スズキAC)が36位、下田裕太(GMOインターネットグループ、加藤学園高出)が45位。浜松市で活動するプロランナーの神野大地(セルソース)は56位だった。 木村 35キロまで粘る パリ五輪切符には届かなかったが収穫はあった。木村(ホンダ、浜松日体高出)は35キロ過ぎまで、川内(A
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岩崎亜久竜(清水町出身)メジャー初優勝 ゴルフ日本オープン選手権
ゴルフの国内三大大会、日本オープン選手権最終日は15日、大阪府茨木CC(7315ヤード、パー70)で行われ、岩崎亜久竜[あぐり](25)=清水町出身=が通算8アンダーの272でツアー初優勝を飾った。6バーディー、1ボギーの65で回り、首位と3打差の7位から逆転した。 岩崎は8歳でゴルフを始め、日大を卒業した2020年にプロ転向。国内ツアー初参戦の昨季は賞金ランク3位と活躍し、今季は欧州ツアーにも参戦していた。
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翠富士と熱海富士が凱旋 地元に感謝、来場所へ意欲 大相撲巡業焼津場所
4年ぶりに焼津市で開催された12日の大相撲巡業焼津場所には、幕内の翠富士(伊勢ケ浜部屋、焼津市出身)、熱海富士(同、熱海市出身)が参加した。熱海富士が静岡県勢初優勝に迫り、翠富士も10勝を挙げた秋場所直後の凱旋(がいせん)とあって2700人のファンが来場。両関取は「声援が多く、地元の温かさを感じた」と喜んだ。 熱海富士は平幕ながら千秋楽まで優勝を争った先場所を「一番一番いろいろな経験をさせてもらった。これからにつながる」と振り返った。稽古では優勝決定戦で敗れた大関貴景勝に胸を借りて力強くぶつかり、来場所へ「目の前の相手に集中しながら結果が付いてくれば」と意欲を示した。地方巡業では、中学時代
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静岡県勢24のメダル 自転車や団体競技で奮闘 パリ五輪へ期待感 杭州アジア大会
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】パリ五輪の前年開催となった杭州アジア大会が8日、閉幕した。静岡県勢は金14、銀5、銅5の計24個のメダルを獲得。選手層の底上げを図った団体競技や静岡県東部が拠点の自転車競技が活躍し、来夏への期待を感じさせた。 男女とも若手主体で挑んだサッカーは女子が金、男子が銀メダルを獲得。女子はワールドカップ(W杯)組から唯一、参戦した千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)がチーム最多タイの7得点。ともに高校生でJFAアカデミー福島に所属する谷川萌々子、古賀塔子も存在感を示した。 【サッカー女子】 金メダルのサッカー女子 金メダルのサッカー女子 U―22(22
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⚽サッカー 日本男子、銀 韓国に1―2 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・山本一真】杭州アジア大会は7日、中国浙江省杭州市でサッカー男子決勝を行い、日本は1―2で韓国に敗れ、3大会ぶり2度目の優勝はならなかった。日本は1―1の後半11分に勝ち越された。 静岡県勢は松村優太(鹿島、静岡学園高出)、吉田真那斗(鹿屋体大、浜松開誠館高出)、関根大輝(拓大、静岡学園高出)が出場した。 最強韓国と互角 松村 ドリブルで好機 U―22(22歳以下)の日本が、U―24にオーバーエージも加えた最強の韓国と渡り合った。パリ五輪予選に出場した主力組と完全別編成のチームが“2軍”との評価を一蹴。アジアを戦い抜いてたくましさを増し、来夏に向
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レスリング男子山本(自衛隊、飛龍高出)準々決勝敗退 杭州アジア大会
男子フリースタイルで74キロ級の木下貴輪(クリナップ)は4試合を制して進んだ決勝でイラン選手に敗れ、銀メダルだった。 86キロ級の白井勝太(クインテット)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦も屈した。97キロ級の石黒峻士(新日本プロレス職)と125キロ級の山本泰輝(自衛隊、飛龍高出)はともに準々決勝で敗退。 ▽男子フリースタイル125キロ級1回戦 山本泰輝(自衛隊) 7―5 サレム(シリア) ▽同準々決勝 ラヒモフ(ウズベキスタン) 5―0 山本泰輝 世界の壁 越えられず 【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】国内で無類の強さを誇る男子フリースタイル125キロ級の山本(自衛隊、飛龍高出)の前に
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サッカー女子 2大会連続「金」4―1で北朝鮮を破る 杭州アジア大会
杭州アジア大会は6日、中国浙江省杭州市でサッカー女子決勝を行い、日本が4―1で北朝鮮を破り、2大会連続3度目の金メダルに輝いた。 静岡県勢は千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)、山本柚月(日テレ東京V、掛川JFC出)ら5人が先発出場。前半10分には山本のロングパスに中嶋淑乃(広島)が走り込んで先制し、1―1の後半21分にCKから大沢春花(千葉)のヘッドで勝ち越した。
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池田(島田高出)、苦い代表デビュー 男子マラソン6位 杭州アジア大会
男子マラソンの池田耀平(花王、島田高出)は2時間15分4秒で6位だった。先頭集団でレースを進めたが、残り5キロから優勝した何傑(中国)らに突き放された。 ラスト5キロ「踏ん張れなかった」 【杭州=本社臨時支局・山本一真】初めて日の丸を背負った42・195キロで国際大会の厳しさを知った。男子マラソンの37キロ過ぎ。池田(花王、島田高出)は中国勢の仕掛けに食らい付けなかった。「誰もが国の威信を懸けて走る中で、自分には一番きついところで踏ん張る力がなかった」。2時間15分4秒の6位に沈み、ふがいなさをかみしめた。 5キロラップが16分台で推移するスローペース。初マラソンで2時間6分53秒をマー
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レスリング 鈴木(飛龍高出)「銀」/ボクシング 坪井(浜松工高出)「銅」 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・山本一真】杭州アジア大会は4日、中国浙江省杭州市で行われ、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の鈴木絢大(レスターホールディングス、飛龍高出)が銀メダル、ボクシング男子51キロ級の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が銅メダルを獲得した。 鈴木は決勝で、世界選手権2連覇のジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)に敗れた。坪井はリオデジャネイロ五輪「金」のハッサンボーイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)との準決勝に敗れ、今大会でのパリ五輪内定はならなかった。 非五輪種目のソフトテニスで、尾上胡桃(日体大、浜松市出身)が女子団体の金メダルを手にした。
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沸かすぜB2 ベルテックス静岡 10月5日初戦
より激しく より速く 止まらぬ進化で旋風起こす より激しく、よりスピーディーに-。築き上げた「堅守速攻」と「全員バスケ」をさらに進化させ、バスケットボールのベルテックス静岡がBリーグ2部(B2)に乗り込む。5日に昨季3位の神戸を静岡市中央体育館に迎えて始まる新たな挑戦。ワールドカップ(W杯)で高まったバスケ熱も追い風に、日本人最年長34歳の主将加納誠也は「ベルテのスタイルは不変。B2の舞台で戦っていけることを示すのが使命」と静岡を沸かせる決意だ。 昨季の平均失点はB3で3番目に少ない70・37点。体を張った守備から速攻に転じて準優勝した。ただ、そのままで勝てるほどB2は甘くない。最大の課題
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斉藤、悔しい4位 杭州アジア大会陸上・女子やり投げ
1投目61メートル10には手応え 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】7月のアジア選手権に続く2冠とはならなかった。杭州アジア大会第11日の3日、陸上女子やり投げの斉藤(スズキAC)は1投目に61メートル10を投げて首位に立ったが、その後は記録を伸ばせず4位。予選敗退の世界選手権からは立て直したが、「1投目が良かったので、さらに伸ばそうと気持ちばかりが前に出てしまった」と悔しさをにじませた。 世界選手権は規定内のスパイクピンを運営側のミスで取り換えられた。動揺があったか1投目はファウル。最後の3投目も58メートル95と伸ばしきれなかった。 「絶対に勝つ」と雪辱を期した今大会。2投目以降
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陸上女子やり投げ斉藤真理菜(スズキAC) 世界一の北口を「突っ走らせない」 杭州アジア大会4位
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】けがを乗り越え、4年ぶりに代表復帰した陸上女子やり投げの斉藤真理菜(27)=スズキAC=が充実のシーズンを送っている。7月にアジア選手権を制覇。3日の中国・杭州アジア大会は4位だったが、北口榛花(JAL)に次いでパリ五輪に手が届く位置につける。「北口さんだけを突っ走らせない」。日本人で初めて世界選手権を制した第一人者を追う 6年ぶりに挑んだ8月の世界選手権。規定内のスパイクピンを取り換えられるハプニングに見舞われ予選敗退した。後に運営側のミスと分かっても結果は変わらない。「言い表すことができない」悔しさをかみしめ、北口の快挙を見届け、闘志を燃え上がら
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ボクシング坪井(自衛隊、浜松工高出)が4強入り パリ五輪に王手 杭州アジア大会第11日
杭州アジア大会第11日の3日、ボクシング男子51キロ級の準々決勝が行われ、坪井智也(自衛隊、浜松工高出)はキルギス選手に5―0で判定勝ちした。4日の準決勝に勝てばパリ五輪代表に決まる。 大一番への仕上がりを確かめるように、男子51キロ級の坪井(自衛隊、浜松工高出)がきっちり4強に進んだ。長身サウスポーのキルギス選手に戦いにくさを感じながらも5―0の完勝。パリ五輪切符を懸けたドゥスマトフ(ウズベキスタン)との世界王者決戦へ駒を進め、「明日が本番」と表情を引き締めた。 5人全員のフルマークを確信した第1ラウンドで、2人が相手を支持。だが、「そういうこともある」と笑みを浮かべ、第2ラウンドで勝
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アーチェリー リカーブ女子団体、8強入り/杉本、個人でも準々決勝へ 杭州アジア大会第10日
杭州アジア大会第10日の2日、静岡県勢は、アーチェリーの女子リカーブ団体に杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)、山内梓(近大職、浜松商高出)が出場し、決勝トーナメント1回戦でモンゴルを下して8強入りした。杉本は個人でも準々決勝に進んだ。陸上男子800メートルの川元奨(スズキAC)は1分52秒93で予選3組5位に終わり決勝進出を逃した。 【杭州=本社臨時支局・山本一真】リカーブ女子団体の日本が順当に8強入りした。ともに浜松商高出身の杉本(ミキハウス)と山内(近大職)に同じ近大の後輩、野田(ミキハウス)を加えた布陣でモンゴルに快勝。杉本は個人でもきっちり準々決勝に進んだ。 団体のパリ五輪枠を
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陸上女子七種 山崎メダル届かず/サッカー男子4強、松村が決勝PK アジア大会第9日
杭州アジア大会第9日の1日、静岡県勢は、陸上は女子七種競技の山崎有紀(スズキAC)が5616点の5位で、2大会連続の表彰台はならなかった。サッカー男子は2-1で北朝鮮との準々決勝を制し4強入り。松村優太(鹿島、静岡学園高出)、吉田真那斗(鹿屋体大、浜松開誠館高出)が先発し、松村が決勝点を挙げた。 女子七種・山崎 最終種目「800メートル」で猛追も5位 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】アジアでは安定してメダル圏内で戦ってきた女子七種競技の山崎(スズキAC)が思わぬ結果に終わった。5616点の5位。パリ五輪出場を見据え、自身の日本記録更新を狙っていた一戦で力を発揮できず「一番いい状
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バスケ男子 韓国下し3連勝、予選首位通過 アジア大会第8日
杭州アジア大会第8日の30日、静岡県勢はバスケットボール男子が予選リーグ最終戦で韓国を83―77で破り、3連勝で首位通過を決めた。市川真人(B2静岡)は競り合いの第3クオーター(Q)に立て続けに3点シュートを沈めるなど9得点した。卓球男子ダブルスの松下大星(Tリーグ静岡)・及川瑞基(木下グループ)組は準々決勝でイランペアにストレート負けしメダルを逃した。 ▽男子1次リーグD組 日本(6) 83(23―17 20―20 18―16 22―24)77 韓国 (5) 日本―韓国 第1クオーター、ゴールを決める川島=中国・杭州(本社臨時支局・二神亨) 【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】互
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卓球 男子ダブルス準々決勝へ、女子平野は敗退 杭州アジア大会第7日
杭州アジア大会第7日の29日、卓球男子ダブルス3回戦で松下大星(Tリーグ静岡)・及川瑞基(木下グループ)組が、3-0で韓国ペアに完勝して準々決勝に進んだ。女子シングルスの平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2-4で北朝鮮選手に敗れ8強入りを逃した。長崎美柚(木下グループ)と組んだ女子ダブルスも2回戦で世界ランク2位の陳夢・王芸迪(中国)組に敗れた。 ▽男子シングルス3回戦 張本智和(智和企画) 4(11―9 12―10 11―8 5―11 10―12 12―10)2 No・アラミヤン(イラン) 黄鎮廷(香港) 4(11―7 13―11 11―13 5―11 3―11 11―5 11―7)3
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バスケ日本男子が連勝 杭州アジア大会第6日
杭州アジア大会第6日の28日、バスケットボール男子の1次リーグD組で日本はインドネシアに70-57で勝ち、韓国はカタールを76-64で下し、ともに2連勝とした。日本は準々決勝進出が決まる1位突破を懸けて30日に韓国と対戦する。 静岡県勢2人 効果的3点シュート 32点差で大勝した初戦から一転、インドネシアと競り合う展開で県勢2人の3点シュートが効いた。52-50と競り合った第3クオーター(Q)までに細川(B1三遠)が5本、市川(B2静岡)が3本。苦しい時間帯に日本の得点を支え、予選リーグ連勝に導いた。 今大会が代表デビューの市川が持ち味を発揮した。206センチながらシュートエリアが広
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ボクシング坪井(自衛隊、浜松工高出)が難敵撃破 杭州アジア大会第6日
【杭州共同】杭州アジア大会第6日の28日、静岡県勢はパリ五輪予選を兼ねたボクシングで男子51キロ級の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が初戦の2回戦に臨み、今年の世界選手権3位ディーパク(インド)に4-1で判定勝ちした。 悲願の五輪へ加速 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】悲願の五輪切符を懸けた戦いが始まった。男子51キロ級の坪井(自衛隊、浜松工高出)は、初戦から今年の世界選手権3位ディーパク(インド)との打ち合いを制し4-1。世界王者のドゥスマトフ(ウズベキスタン)より「勢いがある」と警戒した難敵を退け、上々の滑り出しを見せた。 1ラウンド(R)から手数とスピード、上下への細かい打ち
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自転車団体追い抜き、男女で「金」女子ケイリン佐藤も 静岡県東部拠点の選手活躍 杭州アジア大会
杭州アジア大会は27日、中国浙江省杭州市で自転車競技トラックを行い、三島市に拠点を置くブリヂストンの松田祥位、窪木一茂、橋本英也、児島直樹で組んだ男子4000メートル団体追い抜き決勝で3分52秒757をマークして金メダルに輝いた。 女子4000メートル団体追い抜き(梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂)も中国に0秒061差で競り勝ち優勝。女子ケイリンは佐藤水菜(日本競輪選手会)が頂点に立った。トラックの日本代表はいずれも静岡県東部で活動している。
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卓球女子団体 日本、王国に粘り「銀」 杭州アジア大会
杭州アジア大会第4日の26日、卓球女子団体は決勝で中国に0-3で敗れ、銀メダルだった。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2番手で世界ランク2位の陳夢と対戦し、一時はゲームカウント2-1とリードしたが逆転負けした。 ▽女子団体決勝 中国 3―0 日本 ○ 孫穎莎 3(11―6 12―10 8―11 11―9)1 早田(日本生命) ○ 陳夢 3(12―10 8―11 7―11 11―8 11―5)2 平野美(木下グループ) ○ 王曼〓 3(6―11 11―4 11―7 13―11)1 張本美(木下アカデミー) 平野 攻防進化 【杭州=本社臨時支局・山本一真】中国の背中はまだ遠い。だが、
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心をつかむ“日本食”【記者コラム 杭州小話】
大会の取材拠点になる杭州市中心部のメインメディアセンター(MMC)。選手の活躍を伝えようとせわしなく行き交う報道陣の空腹を満たすため、施設内に設けられた食堂で、意外な“日本食”が各国メディアの心をつかんでいる。 杭州の特徴を際立たせた本場中華をはじめ、東、南アジア、西洋など各国料理がずらりと並ぶ傍らにあるのは見慣れたソフトクリームの看板。北海道産生クリームとラングドシャ素材のコーンでおなじみの「クレミア」だ。 日本で500円超の高級ソフトもここでは20元(約400円)の食事代を払えば食べ放題。濃厚でありながら、すっきりとした後味が受けるのだろう。多くの人が、ビュッ
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卓球女子団体、中国に善戦も「銀」 平野逆転負け 杭州アジア大会
杭州アジア大会第4日の26日、卓球女子団体は決勝で中国に0―3で敗れ、銀メダルだった。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2番手で世界ランク2位の陳夢と対戦し、一時はゲームカウント2―1とリードしたが逆転負けした。 バレーボール男子は3―1でカタールとの3位決定戦に競り勝ち銅メダル。先発出場した難波尭弘(東レ)は10得点した。 その他の静岡県勢は、県東部で活動する自転車競技トラックの長迫吉拓、中野慎詞、小原佑太、太田海也が男子チームスプリントで優勝。セーリング混合470級の岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・吉岡美帆(ベネッセ)組も金メダルを手にした。 バスケットボール男子は1次リーグ初
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アジア大会、柔道男子73キロ級の橋本が銀 静岡県勢で今大会初のメダル
杭州アジア大会第3日の25日、柔道男子73キロ級でパリ五輪代表に内定している橋本壮市(パーク24、浜松市中区出身)は、決勝で世界選手権(5月、ドーハ)3位のムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン)に敗れて銀メダルだった。今大会の静岡県勢メダル第1号。 その他の静岡県勢では、ライフル射撃の男子25メートルラピッドファイアピストルに出場したリオデジャネイロ五輪代表の森栄太(自衛隊、浜松工高出)と市川広義(警視庁、修善寺工高出)が、ともに決勝進出を逃した。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が出場した卓球女子団体は準決勝で韓国に3―1で競り勝ち、中国との決勝に進んだ。 一瞬の隙突かれ「悔しい
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卓球女子 メダル確定 平野美宇(木下グループ、沼津市出身)出場 杭州アジア大会
杭州アジア大会第2日の24日、柔道は女子48キロ級でパリ五輪代表内定の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が今大会で日本の金メダル1号となり、前回大会の52キロ級に続く2階級制覇を飾った。男子66キロ級の田中龍馬(筑波大)も優勝した。 競泳は女子50メートル平泳ぎで32歳の鈴木聡美(ミキハウス)が30秒14の日本新記録をマークし、男子100メートル背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)とともに銀メダルを手にした。 体操は男子団体総合決勝を実施した。ローイング(旧ボート競技)の女子かじなしフォアで日本が2位に入った。近代五種の日本は男女ともパリ五輪の出場枠を獲得した。 卓球は女子団体が準々決
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杭州アジア大会が開幕 過去最多の日本選手団 水鳥副団長ら行進
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】第19回アジア競技大会は23日、中国浙江省杭州市の主会場「杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム」で開会式を行い、アジア最大のスポーツの祭典が開幕した。10月8日までの16日間、杭州などで40競技481種目を実施し、45カ国・地域から選手約1万2千人が参加する。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う1年延期を経ての開催。世界選手権などが重なり、一線級が出場しない競技もあるが、日本オリンピック委員会(JOC)は来夏に迫ったパリ五輪に向け、国際経験を積む貴重な大会として1100人を超える過去最多の選手団を編成した。 中国での開催は10年の広州以来3度目
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アジア大会 超大国のスケール感【杭州小話】
中国八大古都の一つに数えられる杭州市。マルコ・ポーロが東方見聞録で「世界一美しい都市」とたたえた水の都を象徴する銭塘江のほとりに、巨大な“ハスの花”が咲き誇る。大会のメイン会場となる「杭州オリンピック・スポーツ・センタースタジアム」だ。 着工は2009年。自国開催の北京五輪を終えた直後に、日本の国立競技場を上回る観客収容数8万人超のスタジアムを建ててしまうところに、コロナ禍でも成長を続けたとされる中国経済のすさまじさがうかがえる。スタジアム周辺の高層ビル群は広大な大地のかなたまで連なり、今なお多くが空に伸び続けている。 杭州市の人口は東京都にも匹敵する1200万人
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杭州アジア大会 サッカー日本が初戦完勝 カタール戦、静岡県勢コンビ攻撃活性
▽男子1次リーグD組 日本(3) 3(2―0 1―1)1 カタール(0) ▽得点者【日】谷内田(前2分)内野(前25分)山崎(後43分)【カ】アルスライチ(後34分) 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】2010年中国・広州大会以来13年ぶり2度目の優勝へ、若き日本代表の戦いが始まった。カタールとの初戦は前半で2ゴール。中東の難敵を相手にきっちり主導権を握った。 主力で臨んだパリ五輪1次予選を兼ねたU―23アジアカップ予選とは完全別のメンバー編成。大学生が半数を占める国内組中心の布陣は「Bチーム」とも映るが、大岩監督(清水商高出)は「その都度、選ばれた選手が代表。経験を積みにいく
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杭州アジア大会 バレーボール男子白星発進 アフガニスタンに3―0
【杭州共同】中国の杭州が舞台となる夏季アジア大会は19日、一部の競技が23日の開幕に先立って始まり、バレーボール男子で1次リーグF組の日本はアフガニスタンを3-0で退けて白星発進した。県勢は先発出場した難波尭弘(東レ)が、21-23で迎えた第1セット終盤に速攻を決めるなど要所で得点した。サッカー男子には北朝鮮が登場し、前回2018年ジャカルタ大会以来、5年ぶりに国際総合大会に復帰した。 大会は10月8日まで40競技を実施し、テニスやボクシングなどは来夏のパリ五輪の予選を兼ねる。45カ国・地域から約1万2千人がエントリー。日本選手団は過去最多1137人で編成するが、新型コロナウイルス禍で1
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B2ベルテックス静岡、島田で初試合 プレシーズンゲーム、新戦力が存在感
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は17日、島田市のローズアリーナでプレシーズンゲームを行い、66-72でB3東京Uに敗れた。新外国人トーマス・ブロープレーが11点を稼ぐなど前半を31-30で折り返したが、一進一退になった第4クオーター(Q)に競り負けた。 静岡は敗れはしたが、ブロープレーが立ち上がりの連続3点シュートを含む18得点、B2福島から加入した橋本尚明も要所で鋭いドライブを決めるなど新戦力が可能性を示した。チーム全体でターンオーバーも目立ったが、橋本は「トーマス(ブロープレー)を起点に攻められたのは収穫。連係してもっと生かしていきたい」と振り返った。ファクンド・ミュラー監督
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新ステージへ「気合十分」 B2・ベルテックス静岡が必勝祈願 静岡浅間神社
バスケットボールBリーグで今季から2部(B2)に初参戦するベルテックス静岡が15日、静岡市葵区の静岡浅間神社を参拝し、必勝を祈願した。松永康太社長とファクンド・ミュラー監督、加納誠也主将ら選手、スタッフが新たなステージで迎えるシーズンへ決意を新たにした。 昨季はB3で準優勝し、クラブ創設5年目で悲願のB2昇格を果たした。今季は新外国人2人を含む5人が新たに加入。4季目を迎えるミュラー監督の下、築いてきた「堅守速攻」「全員バスケ」にさらなる磨きを掛ける。加納主将は「いよいよシーズンが始まる。クラブにとって初のB2。フロントも含めて気合が入っている」と語った。 チームは17、18日に今季初め
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スノボ・三木つばきが練習公開 26年ミラノ五輪「金」へ前進を
2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が12日、自身が通う日体大(東京都世田谷区)で練習を公開した。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪まで3年となる新シーズンに向け「ワールドカップ(W杯)総合優勝が目標。五輪で金メダルを取るために、ワンステップ上に行きたい」と意気込んだ。 三木はジャンプやランニングなどで体の動きを確認。夏場は全身を連動させた筋力強化に力を入れた成果もあり「普段はいい状態にならないと雪上に立ちたいと思わないが、今は申し分ない感じ」と、手応えを口にした。 昨季終盤
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静岡人インタビュー「この人」 鹿児島国体で県選手団の旗手を務める 山本みなみ(掛川市)
「国体」の名称では最後の開催になる大会の総合開会式で県選手団を先導する。7人制女子ラグビークラブ「アザレア・セブン」の単独チームで構成する県代表の主将を務めるフッカー。2016年に正式種目になったラグビー成年女子で本県として初めて本大会出場を決めた。鈴与所属。北海道出身。25歳。 -旗手としての意気込みを。 「まさか自分が務めるとは思わなかったので光栄。初出場ということもあったと思う。経験のない大役だが、堂々と行進してチーム静岡を引っ張りたい」 -本大会出場の喜びを。 「昨年も国体チームの主将だったが、体調不良で欠場したので東海ブロック大会を含め初出場。前週にクラブでウイメンズセブン
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世界体操(9月30日開幕)初代表 22歳三輪哲平、雌伏の美技 世界に立つ【しずスポ】
「天才」-。体操男子の三輪哲平(セントラルスポーツ、城南静岡中出)は、自身を評する声を苦々しく思ってきた。決まって「でも、代表になれていない」と続くからだ。だが、ようやく真価を示す舞台に立つ。30日開幕の世界選手権(ベルギー)で初の日の丸を背負うオールラウンダーは「リオ五輪の日本代表は、前年の世界体操制覇を団体金につなげた。ここでの優勝がパリの金への近道」と頂点しか見ていない。 故障越え ようやく真価の舞台 大阪・清風高3年夏に全国高校総体3冠。順大の1年後輩で、五輪王者の橋本大輝が「ポテンシャルは計り知れない」と一目置く逸材は大学時代、度重なる故障に苦しんだ。 「自主性が問われる中でど
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B2ベルテックス静岡 壮行会で決意「感動、ワクワク届ける」
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は2日、静岡市葵区のマークイズ静岡でB2初陣となる新シーズンに向けた壮行会を行った。約500人のファンを前に、最年長34歳の加納誠也が新主将に就任したことを発表。加納は「皆さんに感動、ワクワク、(驚きを意味するチームスローガンの)WOWを届ける。会場で一緒に勝利を味わいたい」と宣言した。 選手12人とファクンド・ミュラー監督、昨季限りで現役を引退した大石慎之介アシスタントコーチらが登壇。昨季主将を務めた岡田雄三と来日2季目のケニー・ローソンが副主将を務めることも紹介された。個人目標も発表し、選手一人一人が「プレーオフ進出」「3点シュート成功率40%」
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パリでも「比江島タイム」を ベルテックス静岡の加納、大塚が祝福 バスケ日本が五輪切符
バスケットボール男子ワールドカップ(W杯)で日本がパリ五輪出場を決めた2日、日本代表戦士とゆかりがあるBリーグ2部(B2)ベルテックス静岡の選手からも歓喜の声が上がった。特に加納誠也(34)と大塚勇人(33)は、五輪切符を大きく引き寄せた比江島慎(宇都宮)と同年代。「この年齢であの活躍は刺激になる。パリでも『比江島タイム』を見せてほしい」と期待を寄せた。 比江島が極限まで集中した時に得点を量産する「比江島タイム」。同級生の大塚は中学、高校の全国大会、早大時代のリーグ戦ですさまじさを体感した。それだけに、6本の3点シュートを決めた2日前のベネズエラ戦も「普段通り」。交流サイト(SNS)に「比
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卒業しても「静岡」選んで バスケ・B2静岡 学生コミュニティー「ベルカレッジ」スタート
バスケットボールBリーグ2部(B2)のベルテックス静岡が、学生コミュニティーによる地域活性化事業「ベルカレッジ」をスタートさせた。試合運営やイベント開催などを通じて大学生に地域の魅力を知る機会を提供し、卒業後の選択肢として「静岡」をアピールする。静岡大、静岡英和学院大、常葉大などから20人が参加し、このほど発足式を開いた。 静岡市の人口減少率は全国20の政令市でワースト2位。年間4千~5千人ペースで減少し、20~30代の流出が目立つ。クラブ運営会社ベルテックススポーツエンタープライズで同事業担当の畠山祐輔さんは「前職で関わった学生アンケートに『静岡に残りたくなる思い出がない』との回答があっ
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⚽千葉、榊原ら静岡県勢選出 杭州アジア大会サッカー女子
日本サッカー協会は29日、杭州アジア大会(9月23日開幕・中国)に臨む女子日本代表を発表し、塩越柚歩(三菱重工浦和)ら21人を選出した。20日に閉幕した女子ワールドカップ(W杯)で8強入りした「なでしこジャパン」のメンバーは千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)のみ。来年のパリ五輪を見据えて選手層の底上げを目指し、WEリーグの若手を中心に構成した。 千葉以外の静岡県勢は、常葉大橘高出身のMF榊原琴乃(ノジマ相模原)と掛川JFC出身のFW山本柚月(日テレ東京V)、いずれもJFAアカデミー福島出身のGK浅野菜摘(ちふれ埼玉)、GK大場朱羽(ミシシッピ州立大)、DF佐々木里緒(マイナビ仙台)、MF石田
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川野(御殿場南高出)が銅 世界陸上35キロ競歩 2大会連続メダル
陸上の世界選手権は24日、ブダペストで男子35キロ競歩を行い、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2時間25分12秒で銅メダルに輝いた。準優勝した昨年に続く2大会連続メダルで、今大会の日本勢第1号となった。 川野は30キロ過ぎから、20キロ覇者のアルバロ・マルティン(スペイン)、ブリアン・ピンタド(エクアドル)と三つどもえの優勝争いを繰り広げた。残り2キロ手前で突き放されたが、後続の追い上げは許さず3位を死守。優勝まで1秒差の銀だった前回に続く2大会連続のメダルを手にした。 出身地の小山町 込山正秀町長コメント 町民が喜びと(町への)誇りを強く感じ、町全体が勇気づけられたように感じる。世
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不屈の柔道家・橋本 浜松発“柔の旅”パリへ 32歳でつかんだ集大成の舞台
不屈の柔道家がついに五輪の畳にたどり着いた。男子73キロ級でパリ五輪代表に内定した橋本壮市(32)=パーク24、浜松市中区出身=は、階級変更を乗り越えてゼロから世界一になり、東京五輪を逃して一度は引退を考えながら再起した。「五輪は夢ではあったがゴールではない。金メダルを取る」。柔道人生の集大成となる戦いが始まる。 東京五輪落選で引退決意も… 170センチの小柄な体で世界王者になるため、東海大3年で81キロ級から73キロ級に転向。強化指定を外れながら、5年後の2017年に世界選手権を制した遅咲きの男は、決死の覚悟で東京五輪の代表争いに臨んだ。 「稽古、私生活とも信じられないほ
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男子柔道の橋本壮市 パリ五輪内定 浜松市出身、静岡県勢第1号
全日本柔道連盟(全柔連)は23日、強化委員会を開き、来年のパリ五輪代表に男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24、浜松市中区出身=の内定を決めた。静岡県勢のパリ五輪代表第1号。柔道の代表入りは1992年バルセロナ大会銀メダリストで、96年アトランタ大会にも出場した溝口紀子氏(浜松西高出)以来7大会ぶり。男子では初めてとなる。32歳で五輪開幕を迎えるのは、柔道の日本男子で史上最年長となる。 橋本は2017年の初出場優勝を皮切りに、世界選手権で5度メダルを獲得。強豪が集うマスターズ、グランドスラムで計10度の優勝経験がある。東京五輪の出場は逃したが、五輪2連覇で今春、第一線を退いた大野将平
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男子20キロ競歩 池田向希 19日開幕 世界選手権で頂点つかみパリへ【しずスポ】
メダルの色を最高の輝きに変える準備は整った。陸上男子20キロ競歩の池田向希(旭化成、浜松日体高出)が19日開幕の世界選手権(ブダペスト)で満を持して「金」を狙う。2021年東京五輪、22年世界競歩チーム選手権、世界選手権とも銀。「もう一つ上に行くための歩型は完成しつつある」。頂点に立てば、来夏のパリ五輪切符はほぼ手中だ。 池田向希(旭化成、浜松日体高出身) 21年東京五輪 22年世界選手権 銀 見えた金の歩型 2月日本選手権 レース運び盤石 168センチの小柄な体を生かした高速ピッチを、いかに違反を取られず維持するか-。進化の一端が表れたのは雨と強風が吹き荒れた2月の日本選手権だ。
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⚽サッカー 少年男女、全国切符 男子は52大会連続 国体東海ブロック大会
鹿児島国体の出場権を争う国体東海ブロック大会は12日、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でサッカーを行い、静岡県は少年男子がPK戦の末に愛知との第1代表決定戦を制し、52大会連続(出場権を得ながらコロナ禍で本大会が中止された2021年大会を除く)で本大会出場を決めた。 昨年の栃木国体で準優勝した少年女子も2-0で愛知を下し、第1代表に決定。出場1枠を争う成年男子は1-0で三重に競り勝ち、13日の決勝に進んだ。 ▽少年男子第1代表決定戦 静岡 1―1 愛知 (PK7―6) ▽少年女子第1代表決定戦 静岡 2―0 愛知 少年男子 GK宮崎 〝神セーブ〟 決定機阻止 PK5人止め
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陸上 辻本(開誠館) 男子3000障害 東海高校新で4位/松田(浜松商) 6位入賞 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は6日、北海道で行われ、静岡県勢は陸上男子3000メートル障害で辻本桜寿(浜松開誠館)が自身の持つ東海高校記録を塗り替える8分46秒85で4位入賞した。男子110メートル障害は浅井惺流(東海大翔洋)が14秒38で6位、宮本皓寿(浜松市立)が14秒41で7位だった。男子走り高跳びの松田央(浜松商)は1年生でただ1人決勝に進み、2メートル00で6位に食い込んだ。剣道男子団体の浜名は決勝トーナメント1回戦で三養基(佐賀)を破って8強入り。準々決勝は大社(島根)に惜敗した。ソフトボール男子の飛龍は7-0で京華(東京)との2回戦に勝った。 男子3000障害 高速レース 辻本
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陸上 貴家(伊豆中央) 入賞あと一歩 女子七種 2年連続を目指すも10位 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は5日、北海道で行われ、県勢は陸上女子七種競技の貴家ありさ(伊豆中央)が4730点の10位で2年連続入賞はならなかった。男子3000メートル障害で東海高校記録を持つ辻本桜寿(浜松開誠館)は6日の決勝に進んだ。200メートルで出場者ランクトップだった男子の成川倭士(東海大翔洋)、女子の小針陽葉(富士市立)はともに欠場した。剣道男子団体の浜名は決勝トーナメントに進出。ソフトボール男子の飛龍は順当に初戦を突破した。弓道団体は男子の田方農、女子の富士宮西とも決勝トーナメント1回戦で敗れた。 「全力は出し切れた」 静岡県勢22年ぶりの2年連続入賞こそ逃したが、女子七種競技
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弓道女子 富士宮西1位で決勝T 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は4日、北海道で行われ、県勢は弓道の女子団体予選で初出場の富士宮西が、全体トップの16中で5日の決勝トーナメントに進んだ。男子で昨年8強の田方農も13中で通過した。 修正力養い「日本一の弓取り」へ 白井の個人準Vで勢い 弓道女子の富士宮西は、白井が個人戦で準優勝した勢いをそのまま持ち込んだ。初出場の団体予選で白井と秋山が皆中、三村と木村が3中し、目標通りの16中で1位通過。主将日野は「県大会も(白井の)個人2位から団体初優勝。チームも盛り上がり、いい流れ」と手応えを口にした。 下級生からの主力が多いチームは昨年の全国出場を逃して変わった。1日平均80射の練習
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記者コラム「清流」 「声」に感じる日常
「声援が力になった」。コロナ禍が始まってから、かつてスポーツ取材で当たり前だった言葉を聞かなくなっていた。「声援」という2文字を書くことをためらっていた覚えもある。 北海道で開催中の全国高校総体で4年ぶりに声出し応援が解禁された。スタンドでは両校の応援団が個性的なエール交換を演じ会場の笑いを誘う場面も目にした。勝負どころでの「声」は間違いなく選手の背中を押したはずだ。 大会を特別協賛する大塚製薬は今回「声の出番だ」というキャッチフレーズを打ち出した。活動を制限されてきた高校生の感情爆発を応援するという。5類移行後の感染拡大もあって一部で批判的な意見もあったようだが、選手も応援団も完全燃焼
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⚽前十字靱帯損傷から復帰の千葉 女子選手に大きな勇気 サッカー女子W杯 5日決勝T1回戦
右膝の前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがから復帰し、サッカー日本女子代表としてワールドカップ(W杯)に出場したFW千葉玲海菜[れみな]選手(24)=藤枝順心高出、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース=。特に女子に多いとされる故障からの復帰は、同じけがで苦しむ女性選手に大きな勇気を与えている。「私が復帰して活躍した姿を見せられるようにリハビリを頑張ってきた」。5日、ノルウェーとの決勝トーナメント1回戦に臨む。 千葉選手がけがを負ったのは昨年9月下旬の練習試合。いつもとは違う右サイドバックに入り相手と競り合っている最中だった。「戻りながら守備をして球を取る時、着地でひねった感じ」。全治8カ月
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陸上 磯貝(浜松市立)7位 女子400 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は2日、北海道で行われ、陸上は女子400メートルの磯貝唯菜(浜松市立)が55秒94で7位入賞した。女子の臼井千晴(静岡雙葉)、男子の植田壮太(富士東)はともに準決勝で敗退した。女子1500メートルで高校歴代2位の自己記録を持つ沢田結弥(浜松市立)は予選を欠場した。 ペース制御 成長の証し ライバル存在 原動力に 確かな成長を全国のトラックに刻んだ。女子400メートルの磯貝(浜松市立)は、昨夏敗退した準決勝を自己記録より0秒27速い55秒15で突破した。周囲を意識してオーバーペースになった1年前とは違う。予選から55秒台を3本そろえ「しっかり自分をコントロールし
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ボクシング坪井智也 拳に誓う、日本人未踏の頂 五輪でアマ2冠へ【しずスポ】
日本アマチュアボクシング界に世界王者は5人いる。だが、世界選手権のベルトと五輪の金メダルをそろえた選手はいない。2021年世界選手権覇者の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が見据えるのは未踏の頂。「あと欲しいのは五輪の金だけ」。拳の先に集大成のパリがある。 技術を磨き アウトボクサーに 海外勢をなぎ倒す 大きな転機になった一戦がある。19年日本選手権。勝てば東京五輪が決まる決勝で判定負けした。日大時代の14~17年に国内無敗、大会4連覇した第一人者は「ボクシングをやめようと思った」。 救いは、20年からコロナ禍で大会がなくなり、冷静に自己と向き合えたこと。それまで好戦的なインファイトで国内
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卓球Tリーグ 静岡ジェード、参戦元年から「旋風を」 森薗中心に実力者そろえ 5、6日 地元で開幕2連戦
静岡県初のプロ卓球チームとしてTリーグ男子に新規参戦する静岡ジェードの初陣が5、6日からスタートする。開幕カードは昨季覇者の琉球と、同じ新規参入組の金沢を地元に迎えての2連戦。監督兼任の森薗政崇(BOBSON)を中心に実力者をそろえ、1年目から旋風を巻き起こす。 森薗に加え、ペンハンドの繊細な技術が光る松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、身体能力の高い横谷晟(愛工大)、ラリーに強い龍崎東寅(三井住友海上火災保険)が主軸。そこに将来性のある高校・大学生3人を加えた若いチームだったが、世界選手権団体銅の経験がある42歳の小西海偉(旧姓吉田)が加入したことで「選手層が厚く、バランスのいいチーム
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飛龍 8強逃すも全国舞台で2勝 高校総体女子ソフトボール
全国高校総体(インターハイ)は31日、北海道で行われ、静岡県勢はソフトボール女子3回戦で飛龍が1-5で千葉経大付に敗れたが、過去6大会で優勝2度の強豪に終盤まで競り合った。 ▽女子3回戦 千葉経大付(千葉) 0001004―5 飛龍 0000100―1 (千)菅野、北村―小林 (飛)兵働、朝比奈、兵働、朝比奈―松永 ▽本塁打 小林(千) (共同) 闘病の仲間とつかんだ2勝 ソフトボール女子の飛龍は8強こそ逃したが、過去2年初戦敗退の全国舞台で2勝を挙げた。ナインの胸にあったのは、大会直前に病気でチームを離れた小宮山への思い。約1000キロ離れた静岡
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⚽藤枝順心 完勝で頂点 プレーで圧倒 全国高校総体サッカー女子
▽女子決勝 藤枝順心 3(2―0 1―0)0 聖和学園(宮城) ▽得点者【藤】辻沢、高岡、久保田 【評】藤枝順心が強力攻撃陣で3得点。盤石の試合運びで聖和学園に完勝した。 前線と中盤が連動してボールを奪って攻め続けた。前半3分に辻沢がゴール前のクロスに頭で飛び込み先制。14分はCKから高岡が2点目を挙げた。 相手にほぼ好機をつくらせず被シュートはわずか4本。後半26分に、こぼれ球に反応した久保田がドリブル突破から3点目を奪って試合を決めた。 「狙い通り」辻沢3試合連続弾 圧倒的な完成度で夏の女王に君臨した。サッカー女子の藤枝順心は、かつて夏開催だった全日本高校女子選手権初代覇者の聖
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⚽藤枝順心が日本一 選手権に続きV 全国高校総体サッカー女子
北海道を舞台にした全国高校総体(インターハイ)は30日、帯広市でサッカー女子決勝を行い、藤枝順心が3-0で聖和学園(宮城)を下し、7年ぶり2度目の優勝を飾った。1月の全日本高校女子選手権に続く冬夏連続優勝で両大会合わせ通算8度目の日本一。今大会の県勢金メダル第1号となった。 藤枝順心は前半3分にFW辻沢亜唯がゴール前のクロスに頭で飛び込んで先制すると、14分にもFW高岡澪がCKに合わせた。後半26分にはMF久保田真生がドリブル突破から3点目。いずれも昨年のU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場した3選手のゴールで圧倒した。 今大会は大阪学芸との1回戦を土壇場でPK戦に持ち込ん
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藤枝明誠4強逃す 東山に11点リード守れず 全国高校総体バスケット
全国高校総体(インターハイ)は28日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール男子の藤枝明誠が準々決勝で東山(京都)に79-89で敗れ、2年連続の4強入りを逃した。 赤間頼み 攻め手欠く 今季公式戦無敗だったバスケットボール男子の藤枝明誠が全国で悔しい初黒星を喫した。東山(京都)に最大11点をリードしたが逆転負け。金本監督が敗因に挙げたのは、攻撃の選択肢が赤間だけになったことだ。エースは40得点と大爆発したが、勝負どころで守られた。 45-39で折り返しながら、第4クオーター(Q)残り5分で71-81。この間の26得点の内20得点が赤間に集中した。「シュートが当たっていた分、周りが赤間を
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サッカー女子 藤枝順心、大勝で4強 バスケ男子藤枝明誠、準々決勝へ 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は27日、北海道で行われ、静岡県勢はサッカー女子の藤枝順心が6-0で東海大福岡との準々決勝に快勝し、4強入りを決めた。バスケットボールは3回戦を行い、男子の藤枝明誠が107-66で大院大高(大阪)を圧倒し準々決勝に進出。女子の浜松開誠館は46-59で精華女(福岡)に敗れた。空手女子形個人で江藤凪沙(御殿場西)が3位に入った。 ▽女子準々決勝 藤枝順心 6(1―0 5―0)0 東海大福岡(福岡) ▽得点者【藤】下吉、辻沢、久保田、柘植、宮路、望月 エンジン全開 中盤制圧 藤枝順心 呪縛から解き放たれた藤枝順心イレブンが躍動した。九州王者の東海大福岡に大量6発。
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Tリーグ・静岡の松下大星 日の丸背負い初の国際大会へ【しずスポ】
望みの環境「ペンドラの星」研さん 卓球Tリーグに参戦する静岡ジェードの松下大星(クローバー歯科カスピッズ)が、9月開幕の中国・杭州アジア大会に出場する。国内では希少なペンハンドの使い手で「ペンドラの星」とも称される26歳。森薗政崇(BOBSON)選手兼監督らトップ選手がそろう静岡のハイレベルな練習で力を磨き、「中国のトップ選手と対戦したい」と、日本代表として臨む初の国際大会を待ち望んでいる。 2022年春の代表選考会で団体メンバーを勝ち取った大会がコロナ禍で1年延期になる中、新規参入した静岡の環境に魅力を感じた。所属する大阪の実業団チームでは代表クラスと打ち合う機会は少ないが、Tリーグで
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藤枝明誠が初戦快勝 全国高校総体バスケット 女子・浜松開誠館も3回戦へ
全国高校総体(インターハイ)は26日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール男子で昨年3位の藤枝明誠が97-59で美来工科(沖縄)との2回戦に完勝した。女子の浜松開誠館も71-64で日本航空(山梨)に逆転勝ちし、そろって3回戦に進んだ。サッカー女子の藤枝順心は1点を追う後半終了間際に追い付き、PK戦の末に大阪学芸を破った。ハンドボール男子の御殿場は33-23で野辺地(青森)を破り全国初勝利を挙げた。 ▽男子2回戦 藤枝明誠 97(32―10 18―15 21―22 26―12)59 美来工科(沖縄) 38点差にも妥協なし 藤枝明誠 盤石に見えた初戦突破にも笑顔はなかった。バスケッ
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アーチェリー世界選手権へ 杉本智美(ミキハウス)・山内梓(近大職) 狙う夢は一つ【しずスポ】
同郷コンビでパリを決める。ベルリンで31日に開幕するアーチェリーの世界選手権で、ともに浜松市出身の杉本智美(ミキハウス)、山内梓(近大職)が五輪出場枠獲得に挑む。在学期間は重ならないが、いずれも浜松商高時代にエースとして全国制覇を成し遂げ、近大で日本を代表するアーチャーに成長した。夢は同じ。「パリでメダル」だ。 浜松商高エースで全国制覇→近大でも躍進の2人 東京の悔しさバネに照準は五輪表彰台へ 東京五輪の代表選考で2人の明暗は分かれた。後輩の山内が急成長で代表に滑り込んだ一方、日本のエースだった杉本は強風が吹き荒れた2020年春の2次選考で落選。「努力は否定したくない。ただ、方向
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浜松開誠館が初戦突破 全国高校総体・バスケット
全国高校総体(インターハイ)は25日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール女子1回戦で浜松開誠館が58-54で東京成徳大高に競り勝ち、26日の2回戦に進んだ。日本航空(山梨)と対戦する。男子で昨年3位の藤枝明誠は2回戦から登場する。ソフトテニス男子団体の富士宮北は1回戦で松江工(島根)に敗れた。 ▽女子1回戦 浜松開誠館 58(23―10 13―17 5―14 17―13)54 東京成徳大高(東京) 鍛えた堅守光る 東京成徳大高下す 浜松開誠館は開始2分で築いた11点リードを逆転された。「入りが良すぎた分、脚が止まった」と三島監督。それでも耐え切れたのは、鍛えた堅守があったから。強豪
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⚾東海大翔洋 ノーシード進撃 全国高校野球静岡大会4回戦
▽4回戦(清水庵原第2試合) 東海大翔洋 3020130―9 1000000―1(7回コールド) 常葉大橘 ▽本塁打 米倉(東)渡辺(常) ▽二塁打 土方(東)長谷川(常)▽野選 市川(常) ▽試合時間 1時間38分 【評】東海大翔洋が16安打で常葉大橘から大量9得点した。初回に米倉の3点本塁打で先制し、三回も米倉、磯部の適時打で2得点。六回は赤尾の適時打など打者9人で3点を奪った。左腕小根沢は7回1失点の好投。 常葉大橘は渡辺の初回先頭打者本塁打による1点だけ。杉田、市川の二枚看板が打ち込まれた。 米倉 強烈先制パンチ 主砲の強烈な先制パンチで東海大翔洋が一気に主導権を握っ
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東海高校総体・競泳 男子/松田(静岡市立)自己新で優勝 女子/鈴木(飛龍)県高校新V3 50メートル自由形
東海高校総体の競泳第2日は22日、浜松市総合水泳場で行われ、静岡県勢は50メートル自由形の男子を松田隼人(静岡市立)が23秒13の好記録で制した。女子は鈴木月渚(飛龍)が自身の県高校記録を100分の1秒更新する25秒82の大会新記録で3連覇した。 男子1500メートル自由形は大木優瑠(飛龍)が15分29秒21で2年連続優勝。男子200メートル背泳ぎは奥大輝(飛龍)が2分5秒81で制し、鶴田虎太朗(浜名)が2位に入った。男子200メートルバタフライの太箸隼翔(浜松商)は1年ながら2位で全国出場を決めた。 長身生かし後半ギア 大型スイマー 開花の予感 松田 193センチの大型スイマーが本
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吉田(三島中郷西)男子400大会新V 女子100は河村(浜松天竜)好記録で制す 静岡県中学総体・陸上
静岡県中学総体陸上は15日、エコパスタジアムで開幕し、男子共通400メートルは、2日の県中学選抜大会で全国中学校体育大会の参加標準記録(51秒60)を突破していた吉田明仁(三島中郷西)が49秒37の大会新記録で優勝した。女子3年100メートルは河村彩(浜松天竜)が12秒35の好記録で勝った。 男子3年100メートルは佐野莱夢(富士宮一)が10秒96で頂点に立った。1500メートルは男子3年を市川太羅(藤枝葉梨)、女子共通を河合柚奈(浜松天竜)が制し、いずれも県中学選抜との2冠を達成。女子共通走り幅跳びは既に全国出場を決めている渡辺裕衣(清水六)が5メートル43で優勝した。 吉田「県記録
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望月絹子「パリでも泳ぐ」 世界水泳女子800リレー出場【しずスポ】
失意の東京から2年 静岡への恩返し誓う 初めて背負う日の丸の重みに武者震いがした。14日に福岡で開幕する競泳の世界選手権で女子800メートルリレーに出場する望月絹子(鈴与)は「代表ユニホームに袖を通した瞬間、鳥肌が立った」。主戦場は400メートルと800メートルの自由形。個人種目にこだわり、これまでリレーは視野になかったが今は違う。「日の丸を付ければ同じ。日本の五輪出場枠に貢献し、パリでも自分が泳ぐ」 まずは五輪出場枠 そして本番 メンバー入りだ 東京五輪を逃した失意の2021年、社会人として「結果が全て」と空回りした苦闘の22年を経て今春、24歳に光明が差した。4月の日本選手権200
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バスケB2静岡「最強の挑戦者に」 新体制発表、PO進出目標
バスケットボールBリーグ2部(B2)の静岡は11日、静岡市内で新体制発表会見を開いた。松永康太社長は昇格1年目での勝率5割、プレーオフ(PO)進出を目標に掲げ「最強のチャレンジャーとして、Bリーグにサプライズを巻き起こす」と決意を新たにした。 ハイレベルなB2を戦い抜く体制を強化するため、ゼネラルマネジャー(GM)に新たに麻生卓志氏を招聘(しょうへい)。ファクンド・ミュラー監督が4季目も続投し、引退した大石慎之介がアシスタントコーチとしてパイプ役になることで、攻撃的な守備からの速攻をベースにした「全員バスケ」をさらに進化させる。強化費も「昨季の1・2~1・5倍」(松永社長)に増額した。
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⚾清水東、遠江総合から逃げ切る 創立100周年に3年ぶり夏1勝 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(清水庵原第1試合) 清水東 000200100―3 遠江総合 000100001―2 ▽三塁打 岩辺(清)▽二塁打 豊田、佐野皓(清)名越、山崎(遠)▽暴投 加茂(遠) ▽試合時間 2時間20分 【評】清水東が逃げ切った。四回に豊田の適時打などで2点を先行し、2-1で迎えた七回2死満塁も再び豊田の左前打で突き放した。主戦小林は2失点完投。九回は自らの失策で1点差に迫られたが後続を断った。 遠江総合は四回に山本の適時打で1点を返し、九回も1死満塁とサヨナラの好機をつくったが決定打を欠いた。 両脚けいれんも 豊田7回千金打 両脚をつりながら放った執念の一打が、創立100周年
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アジアからパリ五輪へ 2大会の日本代表 陸上、スズキAC5人が決意
陸上のアジア選手権(12日開幕、バンコク)や杭州アジア大会(9月開幕、中国)の日本代表に選出されたスズキACの選手5人が5日、浜松市の同社で取材に応じ、大会への意気込みを語った。女子やり投げで日本選手権を5年ぶりに制した斉藤真理菜は「アジア選手権で世界選手権の参加標準記録63メートル80を突破し、アジア大会は来年のパリ五輪につなげたい」と決意をにじませた。 その他の選手は男子800メートルの川元奨、男子三段跳びの伊藤陸、男子やり投げの新井涼平、女子七種競技の山崎有紀。アジア選手権は代表78人のうち所属別で最多の5人が選ばれ、川元、斉藤、山崎の3人はアジア大会にも出場する。 2大会はパリ五
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⚽サッカー女子W杯、20日開幕 杉田、千葉ら 世界一奪還へ
サッカー女子ワールドカップ(W杯)はオーストラリアとニュージーランドの共催で20日に開幕し、県勢7人が選出された日本代表「なでしこジャパン」は22日から1次リーグに臨む。ザンビアを皮切りに26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦。3大会ぶりの世界一奪還を狙う。 藤枝順心高出身の杉田妃和(ソーンズ)は中盤の左サイド、千葉玲海菜(千葉)は攻撃の切り札として期待される。その他の県勢はいずれもJFAアカデミー福島出身の平尾知佳(新潟)、三宅史織、守屋都弥(以上神戸)、遠藤純(エンゼルシティー)、石川璃音(三菱重工浦和)が名を連ねた。 14日に仙台でパナマ代表と大会前最後の試合に臨む。
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アーチェリー日本代表 山内、世界選手権へ闘志 練習公開 杉本「最大限の力を」
アーチェリーの世界選手権(31日開幕、ベルリン)に臨む日本代表の山内梓(近大職、浜松商高出)、杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)ら4選手が4日、奈良・生駒市で練習を公開した。同選手権でのパリ五輪出場枠獲得に向け、山内は「東京五輪の悔しさを胸に練習してきた。パリでのメダルにつなげられるよう頑張ってきたい」と意気込んだ。 同選手権は男女とも団体3位以内の国に個人戦3枠も含めた五輪出場権が付与され、日本は出場枠を獲得した選手がそのまま五輪代表に内定する。女子はここまでワールドカップ(W杯)3戦で6位が最高だが、杉本は「一戦一戦着実に成長している。五輪はアーチェリーを始めた時からの夢。1カ月後に最
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瀧口(静岡西奈)好記録V 女子100障害 陸上・静岡県中学選抜
静岡県中学選抜陸上は2日、エコパスタジアムで行われ、女子100メートル障害は2年瀧口瀬奈(静岡西奈)が14秒37で優勝し、全国中学校体育大会の参加標準記録(14秒80)を突破した。男子800メートルは予選の1分59秒59で参加標準記録(2分0秒50)を切った神谷幌(浜松蜆塚)が、決勝も2分0秒61で制した。 男子100メートル、200メートルの伴野智星(静岡由比)は決勝を欠場したが、予選でいずれも全体トップの10秒97、22秒04をマークし全国出場の権利を得た。女子走り幅跳びは印牧涼香(清水七)は5メートル55で優勝し、全国切符を手にした。 【男子】 ▽100メートル ①佐野莱夢(
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森川(沼津三中出)無念 代表逃す レスリング代表選考プレーオフ
レスリングの世界選手権(9月、ベオグラード)代表選考プレーオフは1日、東京・ドーム立川立飛で五輪階級7試合を行い、女子68キロ級は明治杯全日本選抜を制した森川美和(ALSOK、沼津三中出)が1-2で全日本選手権優勝の石井亜海(育英大)に敗れ、代表を逃した。石井は昨年の世界選手権同級2位。今年の世界選手権は3位以内で来夏のパリ五輪代表に内定するため、森川の五輪出場は厳しくなった。 県勢は男子フリースタイル125キロ級の山本泰輝(自衛隊、飛龍高出)が代表入りを決めている。 プレーオフは、昨年12月の全日本選手権と今年6月の明治杯全日本選抜選手権の優勝者が異なる階級で実施。女子は57キロ級で昨
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バスケB2静岡の大石引退 創設メンバー、クラブ支える
バスケットボールBリーグ2部(B2)に昇格する静岡は30日、クラブを2018年の創設から5季にわたって支えたPG大石慎之介(35)=沼津市出身=の現役引退を発表した。アシスタントコーチに就任する。大石はクラブを通じて「本当に幸せなプロキャリア。明日から第2章になる。コーチとして成長し、経験を次世代につなげていきたい」とコメントした。 大石は飛龍高、浜松大(現常葉大浜松)を経て、旧bjリーグ時代の浜松・東三河で優勝を経験。B1三遠でも主力として活躍した。18年に静岡の前身、静岡エスアカデミアスポーツクラブに移籍。県社会人リーグからスタートしたクラブをけん引した。昨季は19試合の出場にとどまっ
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卓球Tリーグ静岡 元日本代表 小西を獲得
卓球Tリーグ男子に参戦する静岡は26日、世界選手権で2度の団体銅メダルを獲得した元日本代表の小西海偉(42)=グローバルアスリートプロジェクト=の加入を発表した。 中国出身の右ペンハンドで、世界ランクは最高20位。旧姓は吉田で、青森山田高時代に全国高校総体シングルスを3連覇し、全日本選手権連覇の経験もある。昨季はポーランドのスーパーリーグでプレーした。小西はクラブを通じ「42歳になってやっとTリーグに参戦できてうれしい。静岡のために全力で頑張る」とコメントした。
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鈴木(飛龍)が県高校新V 女子50自 静岡県高校総体・競泳
静岡県高校総体の競泳は24日、県富士水泳場で男女16種目の決勝を行い、女子50メートル自由形の鈴木月渚(飛龍)が自身の持つ県高校記録(25秒93)を更新する25秒83の大会新記録で3連覇を達成した。男子200メートル自由形は増田莉蔵(浜松市立)が、大会記録に100分の3秒に迫る1分51秒71の好記録で優勝。400メートルリレーの1泳では51秒14で100メートル自由形の大会新もマークした。 男子200メートル背泳ぎは鶴田虎太朗(浜名)が全国大会参加標準記録を突破する2分8秒73で制した。男子1500メートル自由形は大木優瑠(飛龍)が15分34秒12で大会記録を2年連続で塗り替え連覇。女子2
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小針だけじゃない!!佐野(静岡市立)高校女子スプリンター 11秒8台連発、全国へ
陸上の高校女子100メートルで静岡市立2年の佐野釉梨が存在感を見せている。今月はU20日本選手権、東海総体の全5レースを11秒8台で走り、自己記録の11秒81は全国ランク上位に付ける。中学時代は、今や世代トップになった小針陽葉(富士市立)と競い合ったスプリンター。故障に苦しんだ1年を乗り越えて全国出場を決め「少しずつ近づけている。今は陸上が楽しい」と充実感をにじませる。 結果にこだわった中学時代。11秒台をマークしたことで「やりきったかなと勝手に区切りを付けてしまっていた」。陸上を辞めようか迷いを抱えたままスタートした高校での競技生活。望月勇志顧問の「結果は3年の総体までに出ればいいよ」と
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男子200/成川(東海大翔洋)大会新記録でV 5000競歩/静岡県勢トップ3独占 東海高校総体・陸上
東海高校総体は18日、静岡県内で陸上、サッカー、バスケットボールなどを行い、陸上の男子200メートルは成川倭士(東海大翔洋)が県高校記録(20秒86)に迫る20秒87の大会新記録で優勝した。走り幅跳び、400メートルリレーとの3冠を達成。女子200メートルは小針陽葉(富士市立)が23秒92で勝ち、100メートル、走り幅跳びと合わせて3種目を制した。 三段跳びは男子の山城海来(浜松北)が14メートル63、女子の山田亜胡(田方農)が11メートル99で頂点に立った。女子走り高跳びの加藤那奈美(浜松聖星)は1メートル73の好記録で優勝。男子5000メートル競歩は渡辺優斗(伊豆中央)、小桐宏太(浜松
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土屋(富士見)最速の称号 男子100メートル 東海高校総体・陸上
東海高校総体陸上第2日は17日、エコパスタジアムで行われ、男子100メートルは2年土屋太陽(富士見)が10秒54で制し、100分の1秒差で森川皓喜(浜名)が続いた。4~6位に望月結夢(東海大翔洋)、大桑大河(磐田東)、神谷雄太(清水東)が入り、全国総体出場6枠中5枠を静岡県勢が占めた。 女子100メートルは準決勝で11秒73の大会タイをマークした小針陽葉(富士市立)が決勝も11秒75で完勝。佐野釉梨(静岡市立)が11秒83で2位に入った。男子棒高跳びは鈴木健心(浜松商)が4メートル70で制した。女子七種競技は貴家ありさ(伊豆中央)が4802点の好記録で準優勝し、2年連続の全国出場を決めた
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男子400/静岡県勢上位独占 男子110障害/宮本(浜松市立)大会新連発 東海高校総体陸上
東海高校総体陸上は16日、エコパスタジアムで開幕し、男子400メートルは植田壮太(富士東)が47秒29で制した。2位に47秒30で大石亮太(浜松開誠館)、3位に48秒00で宮本櫂(富士東)が入り2年連続で静岡県勢が上位を独占した。男子110メートル障害を制した宮本皓寿(浜松市立)は準決勝で14秒11の大会新をマークし、決勝はさらに14秒08に縮めた。走り幅跳びは男子を成川倭士(東海大翔洋)が7メートル50の好記録で制し、女子の小針陽葉(富士市立)は1本目の6メートル18で頂点に立った。 【男子】 ▽400メートル ①植田壮太(富士東)47秒29②大石(浜松開誠館)47秒30③宮本(富士
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アーティスティック水泳日本選手権 高沢、畑中(イール浜松) 静岡県勢入賞 正反対の持ち味で高め合う
アーティスティックスイミング(AS)日本選手権(5月、東京)で静岡県勢が久々の入賞を果たした。テクニカルルーティンのソロでイール浜松の畑中愛梨(浜松日体高2年)が4位、高沢希輝(浜松商高3年)が5位に入り、デュエットも8位に食い込む大健闘。次は国体出場を目指し、7月に激戦の東海ブロック大会に臨む。 高沢が「水泳と踊りが好き。練習を見て面白そうだった」と小1でクラブに入ると、器械体操と水泳に通っていた畑中が「個別では全国レベルになれないけど両方なら」と小4で加入。高沢は豊かな表現力、畑中は巧みな技術という正反対の持ち味を生かし、互いに高め合ってきた。 特に今季は、技ごとに難易度を設定して採
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金森 歓喜の初タイトル 27歳前田2位、3位に松井 ゴルフ県社会人選手権
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は7日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で最終日を行い、首位で出た金森祐介(富士チサンCC)がイーブンで回り、通算145の1オーバーで初優勝を飾った。 初日首位タイの前田高志(朝霧ジャンボリー)は76と崩れ4打差2位。初日4位の松井桂佑(森町)が75と粘って通算150で3位に入った。 5位までが第6回大会の決勝シード権、15位までが第52回県アマチュアゴルフ選手権の決勝シード権を獲得した。 2日目の重圧 耐え抜いた 県内きっての実力者が待望の初戴冠だ。首位発進の金森が「何度も崩れ
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男子十種競技・中村(スズキ) 最後の挑戦 10日から陸上日本選手権・混成
陸上の日本選手権・混成競技は10、11日、秋田県営陸上競技場で行われる。男子十種競技で2016年リオデジャネイロ五輪に出場した中村明彦(スズキ)は今季限りでの引退を表明していて、最後の日本選手権に臨む。 中村は中京大時代の12年に400メートル障害でロンドン五輪に出場。スズキに入社後、十種競技で14年に日本人2人目の8000点台(8035点)をマークし、16年に現在も日本歴代2位の8180点で日本選手権を制した。リオ五輪は22位になっている。 今大会はかつて同じスズキに所属した日本記録保持者の右代啓祐(国士舘ク)もエントリー。日本のキング・オブ・アスリートを争ったライバル対決もラストを迎
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金メダル記念 石碑お披露目 卓球・伊藤選手と祖父健一さん 母校磐田北小訪問も
東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの伊藤美誠選手(22)=スターツ、磐田市出身=が5日、同市で祖父健一さん(79)が建立した記念石碑の除幕式に臨んだ。伊藤選手は「人生は夢を実現する為にある-」との碑文を眺め、「金メダルと石碑建立という、自分と祖父2人の目標を達成できてうれしい」と喜びをかみしめた。 伊藤選手は同市出身の水谷隼さん(33)とのペアで日本初の快挙を果たした。2016年リオデジャネイロ五輪の団体銅メダルに合わせ石を用意していたという健一さんは、5年越しの悲願に「東京で金メダルになった。待っていて良かった」と感慨深げに語った。 伊藤選手は同日、母校の北小も訪れ、全校児童780人
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男子は明誠連覇/女子は開誠館V7、県内136連勝 静岡県高校総体バスケット
静岡県高校総体は4日、バスケットボールの決勝を行い、男子の藤枝明誠が89-58で浜松開誠館を下し2大会連続8度目の頂点。女子は浜松開誠館が83-50で沼津市立に勝って7連覇、県内高校公式戦136連勝で県大会(新人、総体、選手権)の連続優勝を20に伸ばした。 【男子】 ▽5位決定戦 沼津中央 47―45 静岡学園 ▽3位決定戦 浜松学院 71―53 飛龍 ▽決勝 藤枝明誠 89(29―9 20―10 17―17 23―22)58 浜松開誠館 【女子】 ▽5位決定戦 藤枝順心 88―68 常葉大常葉 ▽3位決定戦 浜松聖星 66―55 浜松学院 ▽決勝 浜松開誠館 83(
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女子団体、翔洋初制覇/甲斐(磐田東)男子個人制す 静岡県高校総体・剣道
静岡県高校総体は3日、剣道、バスケットボールなどを行い、剣道女子団体は東海大翔洋が2-0で昨年覇者の浜名を破り初優勝を果たした。男子個人は甲斐叶大(磐田東)が制した。バスケットボールは男子の藤枝明誠と浜松開誠館、女子の浜松開誠館と沼津市立が4日の決勝に進んだ。 ▽女子団体 ①東海大翔洋②浜名③磐田東③浜松湖北 ※1位は全国大会、上位4校は東海大会へ ▽男子個人 ①甲斐叶大(磐田東)②下田(磐田東)③藤江(浜名)桜井(池新田)⑤石附(磐田東)加藤(磐田東)原(磐田東)鈴木(浜名) ※2位までが全国大会、上位8人が東海大会へ 流れ決めた片手メン 翔洋・天野 剣道女子団体の東海大
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夏を駆ける16歳 世代トップのスプリンター 小針陽葉(富士市立高2年)【しずスポ】
爆発的なスピードは同世代の追随を許さない。今季の陸上高校女子短距離が小針陽葉(富士市立)を中心に回ることに誰も異論はないだろう。進化の途上にありながら、昨季の100メートル11秒65、走り幅跳び6メートル19は現役高校生トップ。今季は200メートルで日本高校記録23秒45に肉薄する。だが、高校2年生が見据えるのはさらなる高み。「高校タイトルは今年で全て取る。来年はパリ五輪に挑みたい」 5月3日の静岡国際陸上。女子200メートル予選でエコパスタジアムがどよめいた。日本高校記録に100分の7秒に迫る歴代3位の23秒52。ルーキーイヤーが序章だったことを印象付けた。 入学時から特別な練習はして
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男子は御殿場、女子は清水桜が丘がV 静岡県高校総体ハンドボール
静岡県高校総体は28日、ハンドボールの男女決勝を行い、男子は御殿場が35-25で富士を下して11年ぶりの優勝。女子は清水桜が丘が22-13で3連覇を狙った静岡農を破り、5年ぶりに頂点に立った。 御殿場、変幻自在の速攻 「全国で歴史を」 ハーフコートの攻防が主体のハンドボールで男子の御殿場が変幻自在の速攻を繰り広げた。巧みな連係に大胆なロングパスも交え敵陣になだれこむ。「スピーディーハンドボール」を掲げて就任20年目の鈴木監督も「一、二を争う」と目を見張る完成度で11年ぶりの頂点に駆け上がった。 開始直後からGK林のロングスローで好機を演出。特に「絶対に来ると分かっている」と先頭を走
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全国ワンツー狙う 静岡県勢ハードラー 8月全国高校総体【しずスポ】
陸上の高校男子110メートル障害で今夏、県勢ハードラーが全国トップクラスの争いを繰り広げそうだ。宮本皓寿(浜松市立3年)が今季、高校生最速の14秒27をマークすれば、昨夏1年生で唯一、全国入賞した浅井惺流(東海大翔洋2年)も追い風参考ながら14秒19を出した。「先輩と『全国総体でワン・ツーを決めよう』と話している」と浅井。2年間、しのぎを削ってきた2人が8月の大舞台を盛り上げる。 宮本は身長192センチというスケールの大きさが魅力。冬場の練習で「坂道を下るように走れるようになった」と、スタート、ハードリングとも体重移動で推進力を生み出す感覚を身に付け、長身をしっかり操れるようになった。西部
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成川(東海大翔洋)雪辱の21秒03/加藤(浜松聖星)大台1メートル70/山城海(浜松北)ツインズ東海へ 静岡県高校総体・陸上
静岡県高校総体陸上最終日は21日、エコパスタジアムで男女16種目の決勝を行い、男子200メートルは成川倭士(東海大翔洋)が21秒03の好記録で優勝した。女子走り高跳びは加藤那奈美(浜松聖星)が1メートル70を跳んで優勝。男子三段跳びは山城海来(浜松北)が14メートル64で頂点に立った。女子200メートルは小針陽葉(富士市立)が23秒84で制し、短距離2種目を大会新で連覇した。女子3000メートルの沢田結弥(浜松市立)も1500メートルに続き2年連続2冠を手にした。 成川 筋力アップ、進化の2冠 前日100メートルでミス 100メートルの手痛いミスを取り返すように、2年生スプリンターが疾
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橋本(静岡雙葉)V 成長の6メートル05 静岡県高校総体陸上・女子走り幅
静岡県高校総体陸上は19日、エコパスタジアムで開幕し男女11種目の決勝を行った。女子走り幅跳びは橋本詩音(静岡雙葉)が1本目に6メートル05を跳んで優勝した。400メートルは女子の磯貝唯菜(浜松市立)が55秒97で競り勝ち、男子は大石亮太(浜松開誠館)が47秒86の好記録で制した。 1500メートルは男子の辻本桜寿(浜松開誠館)が3分50秒80の大会新記録をマーク。女子は沢田結弥(浜松市立)が4分25秒52で連覇した。男子110メートル障害は宮本皓寿(浜松市立)が14秒52で優勝。女子100メートル障害は西村ほの夏(浜松市立)が14秒09で頂点に立った。 女子走り幅 大舞台での弱さと決別
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「オール静岡で勝利」B2昇格を知事に報告 バスケ・ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は16日、松永康太社長と選手3人が県庁に川勝平太知事を訪ね、来季のB2昇格を報告した。松永社長は「静岡市だけでなく、県内全体から声援をもらい、オール静岡で勝ち取れた」とあいさつ。さらなるクラブの成長と、B1への決意を示した。 訪れたのは松永社長と岡田雄三、大石慎之介、加納誠也の3選手。岡田選手は昇格を懸けたプレーオフで敵地に多くのファンが駆け付けたことに感謝し、「この熱をなくさないようB2でも結果を出す」と意気込んだ。川勝知事は「プロの試合は子どもたちの刺激になる」と活躍を期待した。 松永社長は今後、クラブがB1を目指す上で新アリ
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全国トップクラスの争いも 静岡県高校総体陸上19日開幕 小針(富士市立)全国3冠へ発進
静岡県高校総体陸上は19~21日、エコパスタジアムで行われる。地区大会の上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(競歩は5位、混成、女子棒高跳び、女子三段跳び、女子ハンマー投げは4位まで)が6月16~18日の東海総体(エコパスタジアム)の出場権を得る。 男子短距離 2年成川(東海大翔洋)今季急成長 【男子】短距離の2年成川倭士(東海大翔洋)が急成長した。今季は100メートルを昨年から0秒36縮め10秒41。200メートルも向かい風2・9メートルで21秒47と好記録を連発している。 110メートル障害は全国トップクラスの争いとなりそうだ。西部大会で宮本皓寿(浜松市立)が今季
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川崎(浜松西)起死回生隅返し/男子90キロ級 笠間(加藤学園)延長制し初頂点/女子70キロ級 静岡県高校総体・柔道
静岡県高校総体は13日、柔道、サッカーなどを行った。柔道は男女各7階級の個人戦を行い、男子90キロ級は川崎隼矢(浜松西)が延長の末に隅返しで技ありを奪って頂点に立った。静岡学園が3階級、加藤学園が2階級、東海大翔洋が1階級で優勝した。女子70キロ級は笠間芽伊(加藤学園)が延長で払い腰を決めて一本勝ち。東海大翔洋と藤枝順心がそれぞれ3階級で勝った。 ▽男子60キロ級決勝 粟田昊輝(静岡学園) 上四方固め 渡辺誉一(加藤学園) ▽同66キロ級決勝 岡本篤弥(静岡学園) 優勢 山本蓮心(日大三島) ▽同73キロ級決勝 宮本壮(東海大翔洋) 優勢 長沢拓海(静岡学園) ▽同81キロ級決勝
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ベルテックス静岡、初V逃す 王手から岩手に連敗 バスケ男子Bリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は8日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝第3戦を行い、すでに来季のB2昇格を決めている静岡(リーグ3位)は72-81で岩手(リーグ1位)に敗れ、初のリーグ優勝はならなかった。第1戦に勝って王手をかけたが、そこから2連敗を喫した。 静岡は立ち上がりの悪さが最後まで響いた。第1クオーター(Q)で12-22。第2Qは岡田雄三の3点シュート、加納誠也の4点プレーなどで追い上げる時間帯もあったが、フリースローが入らず攻めきれなかった。それでも、12点を追う後半はアレクシス・エールセネル、吉田健太郎の3点シュート攻勢で一時は4点差に詰め寄った。 ▽決勝第
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ベルテックス静岡、優勝持ち越し バスケB3プレーオフ決勝第2戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝第2戦を行い、静岡は60-77で岩手に敗れ、1勝1敗で第3戦にもつれ込んだ。 静岡は攻守でリズムをつかめなかった。岩手の激しい守備に攻撃が停滞。第1クオーター(Q)から9-21と後手に回った。第3Qを終えて35-62と大勢は決したが、第4Qは大石慎之介、駒水大雅ジャックの3点シュートなどで17点差に追い上げる粘りは見せた。 第3戦は8日、同会場で行われる。 ▽決勝第2戦(盛岡タカヤアリーナ、3021人) 岩 手(リーグ1位)1勝1敗 77(21―9 15―13 26―13 15―25)60 静岡(リーグ
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ベルテックス静岡、初優勝王手 バスケBリーグ3部プレーオフ決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は6日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝(2戦先勝)第1戦を行い、静岡(リーグ3位)は72-65で岩手(リーグ1位)に先勝し、初優勝に王手をかけた。 静岡は粘り強く守って勝機を呼び込んだ。前半で10点リードされたが、第3クオーター(Q)は相手を12得点に抑えて山田安斗夢の3点シュート、岡田雄三のドライブなどで43-46。一進一退となった第4Qは、残り5分からアレクシス・エールセネルの3点プレーで流れをつかみ、新川敬大、加納誠也の3点シュートで突き放した。 第2戦は7日、同会場で行われる。 ▽決勝第1戦 静岡(リーグ3位)1勝 72(12―1
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ベルテックス「優勝で昇格」へ決戦 岩手の堅守打開なるか Bリーグ3部、6日からPO決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は6日から、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝(2戦先勝)を行う。準決勝で埼玉との死闘を制してB2昇格を決めた静岡(リーグ3位)が、優勝を懸けてリーグ戦1位の岩手に挑む。 今季の対戦成績は2勝2敗。平均失点は岩手がリーグ1位の65・96点、静岡が同3位70・36点と堅守同士で、決定機をどれだけ生み出せるかが鍵になる。 今季、大きな得点源になっているのが山田とミラーの連係。ミラーの巧みなスクリーンから、山田が相手守備に応じてドライブ、3点シュート、ミラーへのアシストを使い分ける。埼玉戦も警戒されながら要所でホットラインが開通。第3戦残り44秒で勝負を
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高瀬、金丸 1600リレーで“レジェンド”対決 陸上・静岡国際
陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで男女12種目を行った。男子オープン種目の1600メートルリレーで、日本選手権400メートル11連覇の金丸祐三ら1987年生まれの元トップ選手をそろえた「金丸世代」(大阪)が3分17秒93でマスターズM35(35~39歳)日本新記録をマークした。 大会ムード盛り上げ 男子短距離で五輪2大会を経験し、2021年に引退した高瀬慧=富士通、静岡西高出=が、1600メートルリレー(オープン種目)に1988年世代の「静岡チーム」で出場。400メートル日本選手権11連覇の
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女子200小針(富士市立高)4位 高校歴代3位 予選23秒52 陸上・静岡国際
陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで男女12種目を行い、女子200メートルは予選で日本高校歴代3位の23秒52をマークした小針陽葉(富士市立高)が、決勝も23秒85の好記録で4位に入った。男子200メートルで3連覇を狙った飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)は20秒45(追い風参考)で5位だった。 その他の県勢は、女子400メートルで岩田優奈(スズキAC)が54秒16の3位、臼井千晴(静岡雙葉高)が54秒97の7位に入った。女子走り幅跳びの橋本詩音(静岡雙葉高)も5メートル98(追い風参考)で8位
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ベルテ静岡B2へ 「故郷にプロバスケ」情熱は実った 創設メンバー大石選手(沼津出身)安泰捨てた挑戦
ベルテックス静岡を象徴する背番号「1」が歓喜の瞬間を迎えた。1日のバスケットボールBリーグ3部(B3)プレーオフ準決勝第3戦。大石慎之介(35)=沼津市出身=は試合終了と同時に拳を突き上げた。埼玉に競り勝ち悲願のB2昇格。クラブ創設メンバーでただ1人残るリーダーは「4年間は長かった。でも、すぐに上がるより、積み重ねて上がれたことがうれしい」と感慨に浸った。 2018年6月、B1三遠ネオフェニックスを退団した大石は、静岡の前身で、同年春に発足した静岡エスアカデミア・スポーツクラブに入団した。Bリーグを目標に掲げてはいたが、県社会人リーグからのスタート。長年プレーしたトップリーグから、はるかに
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静岡スタイル貫き悲願 埼玉に86-81 バスケBリーグ 3部プレーオフ準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は1日、埼玉県の浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第3戦を行い、86-81で埼玉(リーグ2位)を破って2勝1敗で初のB2昇格を決めた。 静岡は前半、アレクシス・エールセネル、ケニー・ローソンを軸に39-37で折り返した。第3クオーター(Q)は最大11点リードを一度は逆転されたが、タバリオ・ミラーのダンクなどで再逆転。第4Qは残り5分から岡田雄三のドライブ、山田安斗夢の3点シュートなどで振り切った。 静岡は6日から、岩手との決勝に臨む。 守備、リバウンド、速攻 ラスト5分 真骨頂 運命を決めるラスト5分の攻防に静岡の強さが凝縮さ
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ベルテックス静岡、初のB2昇格 B3プレーオフ準決勝第3戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は1日、さいたま市の浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第3戦を行い、86-81で埼玉ブロンコスを下して初のB2昇格を決めた。 静岡は2018年発足の静岡エスアカデミア・スポーツクラブが前身。当初は県社会人リーグ3部に所属したが、19年からのB3参入が認められ、静岡市初のプロバスケットボールチームになった。 4季目の今季はレギュラーシーズン3位でプレーオフに進出。準々決勝第1戦で17点差を逆転して勢いに乗り、埼玉には2勝1敗で競り勝った。
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ソフトボール NEC 地元連勝逃す ニトリJDリーグ
女子ソフトボールのJDリーグは30日、掛川球場などで第3節2日目を行い、NECプラットフォームズ(掛川市)は1-3で日立(横浜市)に惜敗した。大垣ミナモ(岐阜県)に3-2でサヨナラ勝ちした29日に続く連勝はならなかった。 勝率5割維持 一定の手応え NECプラットフォームズは今季最初の地元戦を1勝1敗で終えた。連勝こそ逃したが、大差で連敗した前週の悪い流れは断ち切り勝率5割をキープ。溝江監督も「苦しんだ昨シーズンの経験を生かし、負けを引きずらず戦えている」と一定の手応えを口にした。 日立戦は初回から3イニング続けて絶好機を生かせず、四回に連投のエース大場が2本塁打で3失点し降板。それで
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静岡、B2昇格は第3戦へ 埼玉に70-82で敗れる B3プレーオフ準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は29日、埼玉・浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第2戦を行い、70-82で埼玉に敗れて1勝1敗となり、第3戦に回った。 静岡は序盤の連続失点が最後まで響いた。攻守で後手に回って開始7分半で5-21。14点を追う第3クオーター終盤に岡田雄三、ケニー・ローソンを軸に7点差に詰め寄るなど流れをつかみかけた時間帯もあったが、勝負どころで攻めきれなかった。 第3戦は5月1日に同会場で行われ、勝ったチームがB2に昇格する大一番になる。 立ち上がり 動き硬く あと1勝への重圧か、静岡は立ち上がりが硬かった。後がない埼玉の攻勢に受け身に回り、4-3から5
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記者コラム「清流」 バスケを観戦する週末
「4年前まで静岡にバスケットボールを観戦する週末はなかったんです!」。B3プレーオフ準々決勝第2戦。沼津市総合体育館の大歓声に感極まるように、ベルテックス静岡のアリーナMC、DJケチャップさんが叫んだ。 実際はB1三遠が旧bjリーグ時代から浜松市をホームにしている。ただ、Bリーグ参入後は県内開催が減少。「バスケのある週末」を定着させたのはベルテックスに他ならない。 今季のホーム観客数は28試合で3万4103人。1試合平均1200人超がアリーナに足を運んだ。第2戦の取材に向かう道中、前を走る浜松ナンバーの車にチームのマスコット「ベルティ」のぬいぐるみが飾られていたのが印象的だ。県内全体を巻
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バスケ静岡 B2へ「あと2勝」 加納が導く! 難敵埼玉とPO準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は28日から、埼玉(リーグ2位)とのプレーオフ準決勝(2戦先勝)に臨む。今季2戦2敗の難敵を破れば、B2昇格が決まる大一番。B3屈指の攻撃陣をいかに止めるかが勝負を左右する。キーマンは前回対戦をけがで欠場した34歳の加納。ミュラー監督も全幅の信頼を置く守備の要が悲願に導く。 加納は1月に左膝外側半月板を断裂。復帰までの2カ月間、チームは埼玉を含む上位対決に大きく負け越し、指揮官も加納不在の影響に言及した。 持ち味は個人成績に表れない貢献度。特にリバウンド数は平均2・3ながら「自分で取れなくても、相手に取らせなければいい」と外国人
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静岡でリレーカーニバル 小中学生が9種目で力走 中学400はSTFC(男子)、静岡東A(女子)がV
陸上の第52回静岡リレーカーニバル(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は23日、草薙陸上競技場で小中学生のリレーなど9種目を行った。中学生の400メートルリレーは男子のSTFCが44秒98、女子の静岡東Aが50秒75でそれぞれ優勝した。 小学5・6年の400メートルリレーは男子を静岡吉田AC、女子を沼津陸上が制した。男女混合はスポウエルAC富士が勝った。 リレー種目は予選、小学生5・6年の男子1500メートル、女子800メートルは決勝の記録上位16チーム・選手が静岡国際陸上(5月3日、エコパスタジアム)の出場権を得た。 【男子】 ▽小学5・6年1500メートル ①原恭一
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Bリーグ・3部 プレーオフ ベルテ連勝、PO準決勝へ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は22日、沼津市総合体育館でプレーオフ準々決勝第2戦を行い、85-82で東京U(リーグ6位)に連勝し準決勝進出を決めた。 静岡が最終盤まで続いた競り合いを制した。前半は42-42。第3クオーター(Q)も一進一退の攻防が続いたが、終盤に吉田健太郎の3点シュートなどで5点を先行した。 第4Qは加納誠也の3点シュート、ケニー・ローソンの内角プレーなどで中盤に11点をリード。最後は3点差まで迫られたが、残り4・5秒から相手の攻撃をしのいだ。 B2昇格を懸けた準決勝は28日から始まり、静岡は敵地で埼玉(リーグ2位)と対戦する。 【B
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バスケBリーグ 静岡17点差逆転で先勝 3部プレーオフ準々決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は21日、沼津市総合体育館で2戦先勝方式のプレーオフ準々決勝第1戦を行い、68-65で東京U(リーグ6位)に先勝した。 静岡は前半に許した17点差を逆転した。第3クオーター(Q)の立ち上がりにタバリオ・ミラーのインサイドプレーで流れをつかみ、ケニー・ローソン、アレクシス・エールセネルを軸に一気に詰め寄った。第4Qは残り4分半で57-63とされたが、岡田雄三のドライブや山田安斗夢の3点シュートなどでひっくり返した。 第2戦は22日に同会場で行う。 守備でギア 後半本領 劇的な大逆転でプレーオフの幕を開けた。25―42で迎えた第
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堅守対決、速攻が鍵 B3静岡、21日からPO準々決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は21日から、沼津市総合体育館で東京U(同6位)とのプレーオフ準々決勝(2戦先勝方式)に臨む。リーグ戦の総失点数は静岡が3位、東京Uが2位と堅守同士。静岡は攻守で速い展開に持ち込めるかが鍵を握る。 リーグ戦の対戦成績は2勝2敗だが、シュート制限時間(24秒)をフルに使う東京Uにより、いずれもロースコアの展開になった。「失点を防いでも24秒使われるとリズムに乗れない。相手の攻撃を手詰まりにさせ、走って勝つのが理想」と加納。守備で前線から圧力をかけ、ミスを誘って速攻につなげたい。 相手は登録選手が12人の上、ガード陣に負傷者がいて、
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バスケB3静岡 プレーオフ 4強へ東京U戦 上位2チームB2へ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は、リーグ戦上位8チームによるトーナメント方式(2戦先勝)のプレーオフが開幕した。リーグ戦を3位で終えた静岡は21日から沼津市総合体育館で、東京U(リーグ6位)との準々決勝に臨む。 静岡は2月まで、レギュラーシーズンを35勝5敗で首位を走ったが、その後は上位との6連戦に1勝5敗と負け越すなど、3月以降の12試合で6勝6敗。一時は4位まで後退した。それでも最終節で連勝し、4位鹿児島を得失点差で振り切って3位に食い込んだ。 今季はプレーオフを勝ち抜いた上位2チームがB2に昇格する。東京Uとの準々決勝に勝てば、すでに準々決勝を突破している埼玉(リーグ2位
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Tリーグの静岡ジェード 静岡学園高卓球部とスポンサー契約 選手育成、競技力向上へ
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」(運営会社・静岡オクシズUU、河村水稀代表)と、静岡学園高卓球部が15日までに、パートナーシップ(スポンサー)契約を結んだ。同校は全国屈指の強豪で、静岡県内の競技力向上や卓球を通じた地域活性化が期待される。 契約では、同校卓球部から静岡オクシズUUへ協賛金が支払われ、競技ウエアへのロゴマークの相互使用、生徒のチーム練習への参加などが可能になる。ホームゲームやイベント開催でも協力する。 同校は2021年夏の全国高校総体で団体ベスト4、今春の全国高校選抜でも8強入りした。寺島大祐監督は「静岡で卓球をする子どもたちの
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三木選手に静岡県知事顕彰 日本人初スノボ世界選手権V モーグル杉本選手と訪問
スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転で優勝した三木つばき選手(19)=キャタラー、掛川市=が14日、県庁を訪れ、アルペン種目として日本人初の快挙を川勝平太知事に報告した。知事顕彰を授与された三木選手は「素晴らしい表彰をいただいた。ミラノ五輪でも金メダルを持ち帰ってきたい」と意気込みを語った。 三木選手は今季、ワールドカップ(W杯)で苦戦が続いたが、世界選手権は決勝で北京五輪2位のダニエラ・ウルビング選手(オーストリア)を下した。“雪なし県”静岡からの世界女王誕生に「どこに住んでいても楽しめるスポーツ。自分の滑りで面白そうと思ってもらえれば」と
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飯塚 男子200、3連覇へエントリー 5月3日 静岡国際陸上
5月3日にエコパスタジアムで行われる陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)の選手エントリーが13日までに発表された。男子200メートルは3連覇を狙う飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)、昨年2位の犬塚渉(静岡陸協)、同3位で世界選手権代表の上山紘輝(住友電工)らが名を連ねた。 男女200メートル、400メートル、800メートル、400メートル障害に加え、男子の走り高跳びとハンマー投げ、女子の走り幅跳びと円盤投げの計12種目を実施する。 男子は400メートルの川端魁人(中京大ク)と佐藤風雅(ミズノ)、400メートル障害の黒川
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雪なし静岡県で開花 19歳三木つばき スノボ女子パラレル大回転で世界女王に
暴れるボードを全身で押さえ込み、19歳の新星が世界一のループを描いた。スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転。三木つばき(キャタラー、掛川市)は決勝のスタートゲートで「滑りたいように滑ろうと吹っ切れていた」。大荒れのコースも意に介さず、北京五輪2位のダニエラ・ウルビング(オーストリア)を追い込む。“雪なし県”静岡から日本アルペン界初の世界女王が誕生した。 滑るアイデア 静岡から生まれる 目標は3年後五輪で金 長野県で生まれ、5歳で掛川市へ。単身で山ごもりするなど雪を求めた時期もあるが、今は「雪から離れなければいけない時間が長いから、雪のありが
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山本(浜松北)2回戦進出 全国高校選抜大会アーチェリー
アーチェリーの全国高校選抜大会は27日、掛川市のつま恋リゾート彩の郷で開幕し、男女個人の予選と決勝トーナメント(T)1回戦を行った。県勢は女子の山本奈那子(浜松北)が予選を549点の39位で突破。決勝T1回戦も逆転勝ちで28日の2回戦に進んだ。予選を591点の29位で通過した男子の渡辺隼斗(知徳)は決勝T1回戦で惜敗した。 ▽男子予選 (29)渡辺隼斗(知徳)591点=決勝トーナメント進出(82)近藤寛山(浜松北)545点=落選(88)杉本迅(知徳)538点=落選(93)服部光流(知徳)533点=落選 ▽同決勝トーナメント1回戦 鈴木海瑠(宮城・仙台工) 6―2 渡辺隼斗(知徳)
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翠富士 “春”沸かす大相撲 破竹10連勝、迫った静岡県勢初賜杯
本県出身力士初の優勝には届かなかったが、幕内最軽量117キロの小兵が春の大阪を沸かせた。大相撲春場所千秋楽(26日、エディオンアリーナ大阪)。焼津市出身の翠富士(26)=本名・庵原一成、伊勢ケ浜部屋=は正代に敗れ、10連勝からの5連敗で今場所を終えた。チャンスを逃した悔しさはあるが、土俵で間違いなく主役の一人になった。 これまで、必殺の「肩透かし」を武器に業師のイメージが強かったが、今場所は大型力士の当たりを受け止め前に出る正攻法。終盤こそ出足が鈍ったものの、生来の負けん気と卓越した技術に、地道に鍛えた肉体がついにかみ合ってきた。 14日目に大栄翔に敗れ優勝の可能性が消えた直後、「単独首
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「世界一のセッター」 ファンが感謝と涙 バレー東レ、沼津のホーム戦 藤井直伸選手に惜別
バレーボールVリーグ男子の東レは18日、セッター藤井直伸さん(享年31歳)が闘病の末に他界してから最初のホームゲームを迎えた。心はひとつ-。沼津市総合体育館に駆け付けた2千人超のファンは、誰からも愛された背番号「21」との別れを惜しみながら、声援を送った。 藤井さんは昨年2月、SNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表。闘病生活を送っていたが、10日に死去した。 会場にはメモリアルコーナーが設けられ、ユニホームや等身大パネルを展示。チームの呼びかけで集まった藤井さんの写真もモニターで映し出された。ファンは往年の勇姿に涙をこぼし、「世界一のセッター」「感動をありがとう」などとメッ
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卓球Tリーグ「静岡ジェード」 旧足久保小を活動拠点に 3区自治会連合会など市に要望
静岡市の3区(葵、駿河、清水)と足久保学区の各自治会連合会は14日、来季から卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」が旧足久保小校舎を活動拠点として使用できるよう支援を求める要望書を市に提出した。各連合会長が市役所で田辺信宏市長に手渡した。 足久保小は2022年度から市立美和中構内に移転し、空き校舎になっている。同市北部の中山間地オクシズを拠点に地域密着型チームの運営を掲げる静岡オクシズUUと市はこれまで、体育館などの利用について協議を重ねてきた。 要望書はチームが同校舎を拠点に社会貢献にも取り組む意向であり、活動がオクシズの活性化につながることを踏まえ、使用に「特段の配慮」を求めた。葵区
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静岡人インタビュー「この人」 日本学生野球協会表彰を受けた 木川静さん(静岡市駿河区)
静岡大硬式野球部で副主将を務めた巧打の左打者。4年春は4番中堅手として同大初のリーグ連覇を果たし、東海選手権でも活躍して全日本大学野球選手権出場の原動力になった。静岡学生野球リーグでは2度のベストナインを獲得。茨城県出身。22歳。 -受賞の喜びを。 「ベストナインのように狙って獲得できるものではないので素直にうれしい。3年秋に1学年上の先輩が多く残ってリーグ優勝し、東海大会に出場できた経験が4年春の全国につながった。自分も後輩たちに同じことをしようと、同級生の多くが引退する中、4年秋までプレーしたことも評価されたと思う」 -4年間を振り返って。 「同級生は控え選手を含めて意識が高く、
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Bリーグ 静岡3連敗、3位後退
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、沼津市総合体育館などで行われ、2位静岡は83-91で3位埼玉に敗れて3連敗。通算35勝8敗の3位に後退した。=関連記事21面へ 静岡は終始リードしながら逆転負けを喫した。岡田雄三のドライブから流れをつかみ、守備も機能して前半は41-36。第3クオーター(Q)終盤にはリードを9点に広げた。だが、第4Q出だしに連続9失点。吉田健太郎の3点シュートなどで食らい付き、残り53秒で82-82と追い付いたが、直後に3点シュートで勝ち越された。 静岡は12日も、同会場で埼玉と再戦する。 ▽3部 埼玉 35勝8敗 91(15―17 21―24
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卓球Tリーグ・静岡ジェード 活動拠点は旧足久保小で調整 静岡市初、民間事業に空き校舎活用
静岡市北部の中山間地オクシズを本拠地に来季、卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」の拠点施設として、市とチーム運営会社静岡オクシズUUが旧足久保小校舎(同市葵区)を使用する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。現在は使用料などを協議していて、合意すれば市内初の民間事業者による学校跡地の再活用になるとみられる。 足久保小は2022年度から市立美和中構内に移転し、現在は空き校舎になっている。関係者によると、市が「行政財産の目的外使用」として、体育館と一部校舎、駐車場をオクシズUUに有料で貸し出す方向で協議を重ねているという。 同校は災害時の避難所に指定されているが、同社は練
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三木(掛川)「五輪でも必ず金」 スノボ世界選手権パラレル大回転V 19歳、3年後に照準
スノーボード世界選手権(2月19日、ジョージア)の女子パラレル大回転で初優勝した三木つばき(19)=キャタラー、掛川市=が1日夜、練習拠点のスロベニアからオンライン取材に応じた。アルペン種目では五輪と世界選手権で男女を通じて日本勢初の快挙を成し遂げた新星は「ここ一発の大舞台で力を出し切れた」と喜びつつ、「3年後のミラノで必ず優勝したい」と2026年冬季五輪の金メダルへ決意を語った。 世界選手権の決勝は雪面が激しく荒れた不利なコースに回ったが、序盤のミスを立て直し滑りきった。当時の心境を「スタートに立った時、すごく落ち着いて『滑りたいように滑ろう』と思えた」と振り返る。昨年12月にあったワー
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バスケB3静岡 天王山6連戦へ 初の沼津開催 大石、岡田 凱旋心待ち
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で首位を走る静岡が天王山を迎える。2位岩手との首位攻防戦(4、5日)を皮切りに、3位埼玉(11、12日)、5位横浜EX(17、18日)との6連戦。特に埼玉戦は沼津市総合体育館のこけら落としゲームにもなる。オフコートキャプテンで同市出身の大石慎之介は「生まれ育った町でプロとしてプレーするのが夢だった」と、初の地元凱旋(がいせん)を心待ちにする。 静岡は現在35勝5敗。岩手とのゲーム差はないが、前回ホーム戦で連勝し直接対決の成績で首位に立つ。今回は岩手・宮古市での東日本大震災の復興祈念試合でもあり、主将の岡田雄三は「相手は並々ならぬ思いで向かってくる。受
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卓球熱、フェスで盛り上げ オクシズ拠点「静岡ジェード」誕生を記念 講習会や音楽ステージ
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に来季、卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」の誕生を記念したイベント「静岡オクシズ卓球フェスin藁科」が26日、同市葵区の藁科中で開かれた。トップ選手による講習会に音楽ステージと地場産品の販売を組み合わせ、卓球熱の盛り上げと地域活性化を図った。 講習会は県内外の小学生から一般まで約110人が参加。1月の全日本選手権男子ダブルス優勝の森薗政崇選手(BOBSON)、日本リーグ1部の日野キングフィッシャーズで活躍する船本将志選手が講師を務めた。 アドバイスを受けた奥川愛菜さん(静岡サレジオ小5年)は「世界で活躍する選手に細かく教えてもらいすごく練習になっ
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バスケットボール 7選手と指揮官が途中退団、再出発 シャンソン完敗
バスケットボール女子Wリーグは25日、神奈川県の平塚総合体育館などで行われ、22日に李玉慈前監督と選手7人の退団を公表したシャンソン化粧品は64-104で富士通に敗れた。通算成績は10勝9敗。 シャンソンは20本の3点シュートを被弾するなど今季最多失点を喫した。第1クオーター(Q)に7本を決められ19-31。第2Q中盤までにパレイ紀子が内角で得点を重ねて一時は3点差に迫ったが、後半は守備が機能しなかった。 富士通(32) 104(31―19 15―19 28―15 30―11)64 シャンソン化粧品(29) ■今季最多失点も前向く 日本代表クラスを含む7選手と李玉慈前監督がシーズン
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新星・永嶋(静岡西高1年)リード初挑戦 クライミング、高校選抜V 積極姿勢で飛躍 25日からジャパンカップ
静岡県スポーツクライミングに期待の女子クライマーが現れた。昨年12月に全国高校選抜大会で優勝した静岡西高1年の永嶋美智華(16)=焼津市=。得意のボルダリングは日本一を決めるジャパンカップで2年連続準決勝進出。25、26日には高校女王に輝いたリードでもジャパンカップに初挑戦する。 「遊具に登るのが好きだった」のをきっかけに小学3年でクライミングジム「クライミングジャム」に入会。今は国際大会の優勝経験もある是永敬一郎さん(27)=同ジム静岡店店長=の指導を受ける。ホールドを保持する指の腱(けん)に天性の強さがあり、判断力や柔軟性も高い。さらに、今季は高校で陸上部に入ったことも飛躍を後押しした
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池田(浜松日体高出)が初優勝、世界陸上代表決定 日本選手権20キロ競歩
陸上の世界選手権(8月、ブダペスト)代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は19日、神戸市で行われ、男子の池田向希(旭化成)が1時間18分36秒で初優勝した。世界選手権の参加標準記録(1時間20分10秒)を突破し、代表に決まった。
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藤枝明誠が7度目東海制覇 バスケット男子 東海高校新人大会
バスケットボールの東海高校新人大会最終日は12日、エコパアリーナで行われ、男子決勝は藤枝明誠が67-63で美濃加茂(岐阜)に競り勝ち、新型コロナウイルスによる2年連続中止を挟んで2大会ぶり7度目の優勝を飾った。その他の静岡県勢は男女とも11日の2回戦までに敗退した。 赤間封じに周囲奮起 藤枝明誠が留学生を擁する東海の難敵に3連勝した。全6戦を100点ゲームで圧倒した県大会のようにはいかなかったが、高い守備強度で失点はいずれも60点台以下。エース赤間が徹底マークされても周囲が奮起し、再び全国の強豪と渡り合う下地はできた。 美濃加茂との決勝は留学生同士の力が拮抗(きっこう)。赤間に加え得点
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静岡、首位堅持 PO進出王手 バスケットボール男子Bリーグ
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は100-83で金沢を下して4連勝で首位を守った。 静岡は第1クオーター(Q)こそ競り合ったが、第2Qは吉田健太郎の3点シュート、タバリオ・ミラーのインサイドプレーなどで突き放した。アレクシス・エールセネルが最多20得点。新加入のアブラハム・ダマー・グラヒタも約21分間の出場で8得点を挙げた。 静岡は12日も同会場で金沢と対戦し、勝てば上位8チームによるプレーオフ進出が確定する。 ▽3部 静岡 30勝5敗 100(18―14 29―20 31―22 22―27)83 金沢 10勝25敗 新戦
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アーチェリー全日本室内 白井賢治(磐田城山中2年)中学王者、シニアに挑戦
アーチェリーの中学王者がシニアの全国大会に初挑戦する。磐田城山中2年の白井賢治(14)が、日本代表チームの大半がエントリーした全日本室内選手権(11、12日・高知)一般男子の記録選考を突破した。前回大会は中学生部門で優勝、昨夏の全日本中学生選手権も制した逸材がステップアップを狙う。 昨年末の大会で室内(18メートル)自己新となる572点(600点満点)をマーク。申請記録上位63人の出場枠に滑り込んだ。県アーチェリー協会理事で県ジュニアアカデミー代表の小笠原康二さんによると、中学男子の出場は県内初という。 磐田市で行われた体験会に参加した父康雄さん(50)に連れられ、小学3年でアーチェリー
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記者コラム「清流」 卓球界に化学反応起こるか
静岡は全国有数の“卓球王国”だ。日本協会の登録者数は2020年度が全国1位、21年度は2位。東京五輪で伊藤美誠選手、水谷隼さんの磐田市出身ペアが初の金メダルを手にした。ただ、ともに高いレベルを求め中学から県外に出た。その後、2人に比肩する選手は現れていない。 静岡市を拠点にしたプロチーム「静岡ジェード」が来季、Tリーグに参戦する。もともと好選手を輩出してきた土壌はある。プロが身近になればジュニア世代の士気が高まり、県内卓球界に大きな化学反応が起こる可能性はある。 チームの運営会社「静岡オクシズUU」の河村水稀代表は参入会見で「1年目から優勝争い。将来は日本代表を輩
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苦境の伊藤逆襲へ 全日本複プレーに光明 卓球女子シングル五輪争い 国内重視で過密日程
日本卓球女子のエース伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が、パリ五輪シングルス代表2枠を争う国内選考レースで苦境に立たされている。折り返しとなった1月の全日本選手権は高校生に敗れて8強を逃し、2位から4位に後退。国際大会の合間を縫って選考大会が組まれ、心身ともにコンディション調整に苦しむ。勝負の2023年に、五輪金メダリストが逆襲を期す。 「何のために戦っているのかな」。昨年3月の第1回選考会。5位に終わった伊藤はつぶやいた。1カ月前の全日本選手権で2冠に輝いた時の笑顔も圧倒感もない。東京五輪の激闘からまだ7カ月。早くも始まった代表争いに戸惑っているようだった。 もう一つ、伊藤を困惑させた
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卓球Tリーグ新チーム名は「静岡ジェード」 静岡市拠点に来季参戦
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に来季から卓球Tリーグに参戦する男子チームのチーム名が1日、「静岡ジェード」に決まった。同市の鳥「カワセミ」がモチーフで、一般公募・投票により決定した。県庁で会見した運営会社「静岡オクシズUU」の河村水稀代表は「カワセミのように鋭く羽ばたいていくイメージ。静岡の代表に恥じないチーム運営をしていきたい」と意気込んだ。 チーム名はカワセミの漢字表記でもある宝石「翡翠(ひすい)」の英訳「jade(ジェイド)」が由来。石言葉を基に「繁栄、長寿、幸福」などの願いが込められている。500件超の応募の中から選ばれた五つの最終候補に約1000票の一般投票があり、僅差で
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藤枝明誠 圧巻の再出発V 新戦力台頭、6連続100点ゲーム 静岡県高校新人バスケット男子
静岡県高校新人大会は29日、バスケットボールの男子決勝を行い、藤枝明誠が3大会ぶり8度目の頂点に立った。 208センチ ロードプリンス 内角に君臨 全国高校選手権の激闘から1カ月。悲願の日本一へ再出発した男子の藤枝明誠が、最初の県大会を6試合全て100点ゲームで制した。「チーム作りはゼロから」(金本監督)と手探りながら新戦力も台頭。新チームも期待感を抱かせた。 浜松開誠館との決勝リーグ第3戦は、208センチのロードプリンスが62得点と内角に君臨し、エース赤間はアシストに回りながらも14得点。前チームから主力が計算通り働いた上で、引退した3年生の穴を埋めているのが主将の小沢だ。 「ロー
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卓球・静岡オクシズUU×島田樟誠高 地域活性化へタッグ スポンサー契約締結
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球男子チームを創設し、来季Tリーグに参入する静岡オクシズUU(河村水稀代表)と、島田樟誠高(杉本寿久校長)はパートナーシップ(スポンサー)契約を締結し、20日に同校で調印式を行った。競技力向上や地域活性化へ連携する。Tリーグによると、私立高とのスポンサー契約は珍しいという。 同校の卓球部は昨秋の県高校新人大会で男女とも団体3位の強豪。契約には同校から静岡オクシズUUへの協賛金のほか、チームのユニホームや練習着、部活動ウエアなどへの掲出を想定した校章、チームロゴマークの相互使用、生徒のチーム練習への参加などが盛り込まれた。ホームゲームやイベント開催な
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全国都道府県女子駅伝 静岡19位 2区沢田9人抜きも流れに乗りきれず 清水は引退レース欠場
第41回全国都道府県対抗女子駅伝は15日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42・195キロで行われ、大阪が2時間15分48秒で8年ぶり4度目の優勝を果たした。 静岡県は2時間21分28秒の19位で3大会ぶりの入賞はならなかった。33位で出た2区沢田結弥(浜松市立高)が区間4位、9人抜きの快走で追い上げ、4区町碧海(スズキAC)、5区田島愛理(静岡サレジオ高)、6区赤堀かりん(日体大、浜松市立高出)も区間13位以内と好走したが20位前後を抜けられなかった。7区を終えて23位。8区藤田紅良(富士宮北山中)が区間12位で3人を抜き、アンカー9区の竹山楓菜(センコー、浜松湖東高出)が粘
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シャンソン、トヨタ自に惜敗 今季初の地元戦 バスケWリーグ
バスケットボール女子Wリーグは14日、県武道館などで行われ、シャンソン化粧品は延長の末に65-71でトヨタ自動車に惜敗した。 シャンソンは前半、イゾジェ・ウチェのインサイドプレーで食らい付き、第3クオーター(Q)は吉田舞衣が3本の3点シュートを決めて43-46。第4Q終盤にウチェ、パレイ紀子、小池遥の連続6得点で逆転したが、残り52秒で追い付かれ、延長で競り負けた。 15日は静岡市中央体育館でトヨタ自動車との第2戦が行われる。 トヨタ自動車(29) 71(14―18 15―10 17―15 14―17 延長 11―5)65 シャンソン化粧品(23) ウチェ躍動 22得点 22リバウ
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Sフライ級全日本新人王の佐野 多彩なパンチで圧倒「静岡から世界王者に」 平石ジム所属
プロボクシングの全日本新人王決定戦(2022年12月17日、東京・後楽園ホール)スーパーフライ級で、平石ジム(静岡市葵区)の佐野遥渉[あゆむ](19)=富士宮市=が優勝した。西軍代表決定戦では全階級の中でMVPに輝いたボクサーは、多彩なパンチで東軍代表の五十嵐春輝(湘南龍拳)を3-0で圧倒した。 52・16キロ制限の同階級では長身の173センチ。長いリーチを生かして距離感を支配し、「持ち味の(パンチの)当て勘もさえた」。序盤から右のフック、ストレートをクリーンヒット。技術だけでなく、最終5回にはノーガードの打ち合いにも応じる闘志を見せた。 飛龍高で全国選抜3位など、アマチュア時代から実績
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卓球新チームPR 2月26日 オクシズ藁科でフェス
静岡市立藁科中で11日、市北部の中山間地「オクシズ」を拠点にした卓球Tリーグ男子チームの創設に合わせて2月26日に同校で開催されるイベント「静岡オクシズ卓球フェスin藁科」の第1回実行委が開かれた。フェスは現役選手による講習会に音楽イベントや飲食・物販のマルシェ(市場)をコラボし、チーム誕生をPRするとともに地域のにぎわい創出を図る。 チームは「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)が運営会社となり、来季からリーグ戦に参戦する。近くチーム名も決まる予定で、今回はリーグ参入決定後初のイベントとして、同社と連携する卓球事業会社「FPC」が主催する。講習会には国内トップ選手を招き、経験者向けの技術講
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都道府県女子駅伝 静岡県、3大会ぶり入賞へ 序盤にエース3枚
全国都道府県対抗女子駅伝は15日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。昨年14位の静岡県は3大会ぶりの入賞を狙い、序盤3区間に各年代のエースを投入して勝負を懸ける。 1区はふるさと出場枠の清水(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)。今季限りでの引退を表明しているが、全日本実業団女子駅伝2区6位と実力は健在だ。「花の1区」でラストランに臨む。 中高生の選手層は近年トップクラス。4キロの2区が有力な沢田(浜松市立高)は1500メートル高校歴代2位。昨年は高校1年ながら同区間で大学、実業団と渡り合った。「長距離への対応も積んできた。目標は区間賞」と意
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Bリーグ 静岡圧倒9連勝 年明け初戦、岐阜に96―67
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は96-67で岐阜を下して連勝を9に伸ばした。 静岡は立ち上がりにタバリオ・ミラーが内角で得点を重ねて先行し、第2クオーターは吉田健太郎らが5本の3点シュートを沈めて42-32。後半もケニー・ローソンのインサイドプレー、アレクシス・エールセネルの3点シュートなど多彩な得点パターンでリードを広げた。 静岡は8日も同会場で岐阜と対戦する。 ▽3部 静岡 22勝3敗 96(19―13 23―19 25―20 29―15)67 岐阜 11勝14敗 内外から得点 理想の攻撃体現 静岡が理想的な展開で岐阜を
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バスケ男子B3 静岡、攻撃進化に手応え 単独首位で7、8日新年初戦 昇格へ「リーグ1位狙う」
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は7、8日、ホームの静岡市中央体育館で8位岐阜との2023年初戦に臨む。22年を8連勝で締め、現在21勝3敗の単独首位。悲願のB2昇格へいよいよスタートする勝負の年に向け、主将の岡田雄三(沼津中央高出)にここまでの戦いぶりと新年の決意を聞いた。 -シーズン前半を振り返って。 「岩手、岡山という強豪との4連戦もあった中では予想以上。ただ、好調だっただけに下位の山口に1敗したのがもったいなかった。昨季も取りこぼしで(B2昇格の可能性がある)2位を逃している。順位にとらわれず、岐阜戦から一戦一戦勝っていきたい」 -どこからでも得点できる新たなスタ
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名城大5連覇 米沢(北浜中出)区間新 全日本大学女子選抜駅伝
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)は30日、富士山本宮浅間大社をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場でフィニッシュする7区間43・4キロで行われ、名城大が2時間21分56秒で5年連続5度目の優勝を飾った。大阪学院大が準優勝し、日体大が3位だった。 名城大は1区から首位発進し、3区米沢奈々香(浜松北浜中出)が10分3秒の区間新でリードを広げた。大阪学院大は2区依田来巳(東海大翔洋高出)が区間7位と力走した。日体大は4区斎藤みう(伊豆中央高出)が区間2位。アンカーの7区赤堀かりん(浜松市立高出)も粘って昨年と同じ3位に入った。 その他の主な県勢は、城西大の兼子心晴(浜松市立高出)が1
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長距離界の18歳ホープ 米沢奈々香(浜松北浜中出)目の前を一歩ずつ 陸上女子【Focus】
10月の全日本大学女子駅伝。杜(もり)の都・仙台の観衆の視線を1人のルーキーがくぎ付けにした。名城大の1区米沢奈々香(浜松北浜中出)。スタート直後に集団の大外を回って一気に先頭に出ると、ハイペースで次々と後続をふるい落としていく。「大学初駅伝。チームに勢いを付けたかった」。2位に19秒差の区間賞。史上初の6連覇をぐっと引き寄せた。 中学3年の全国中学校体育大会1500メートルで優勝。名門の宮城・仙台育英高に進むと、3年夏に全国高校総体1500メートル、3000メートルとも日本人1位になり、冬の全国高校駅伝は1区を独走して頂点に導いた。誰もが認める世代トップランナーだ。 ただ、本人はいたっ
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王者・山本が3連覇 91秒決着 レスリング全日本選手権
レスリングの全日本選手権は23日、東京・駒沢体育館で行われ、男子フリースタイル125キロ級の山本泰輝(26)=自衛隊、飛龍高出=が3年連続5度目の優勝を飾った。来春の全日本選抜でも優勝すれば、パリ五輪の出場権が懸かった世界選手権の代表に内定する。 ■圧巻Tフォール 大学生を一蹴 けがの不安など感じさせない圧倒的な勝ちっぷりだった。男子フリースタイル125キロ級の山本(自衛隊、飛龍高出)はわずか1分半で藤田(日大)を一蹴した。2度のタックルからポイントを取り切り12-0のTフォール勝ち。5度目の天皇杯を手にした絶対王者は、涼しげな表情で定位置の表彰台の真ん中に仁王立ちした。 開始17秒
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全国高校駅伝25日号砲 男子・藤枝明誠/女子・日大三島が出場
全国高校駅伝は25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、都道府県代表の男女各47校が参加する。県勢は7区間42.195キロの男子に藤枝明誠、5区間21.0975キロの女子に日大三島が出場する。 男子・藤枝明誠 杉浦、水野で序盤に流れ 男子の藤枝明誠はエース杉浦、主将水野の1、2区で勝負を懸ける。チーム上位7人の5000メートル平均記録は47校中34位だが「駅伝はタイム通りにはいかない」と清監督。適性に応じた区間配置で2時間5分台を目標に、県最高記録(2時間5分9秒、2015年加藤学園)更新も狙う。 出場は13年ぶりだが、コースは毎年試走してきた。最長10キロの1区は「7キ
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全国中学駅伝直前 主将意気込み 男子/浜松開誠館「全員が笑顔で」 女子/浜松細江「区間賞と入賞を」
全国中学校駅伝大会は18日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われる。男女とも各都道府県代表と開催地枠の各48校が男子6区間18キロ、女子5区間12キロで争う。17日は監督会議と開始式を行い、静岡県代表でいずれも初出場する男子の浜松開誠館、女子の浜松細江のオーダーが決まった。 両校とも県大会からオーダーを入れ替えて初陣に挑む。浜松開誠館は直前練習の好調順に選手を配置。1区関口海翔から下級生を4人並べ、5、6区は主将小松凜大、エース鈴木光誠の3年生で締める。小松は「個人的にも調子が上がってきた。1人でも多く抜いて、鈴木を楽に走らせたい。全員が笑顔で終わることができれば」と意気込んだ。 浜松細江は
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静岡オクシズUU「卓球で地域に貢献」 Tリーグ参戦を正式表明
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球Tリーグの男子チーム創設を目指し、7日に新規入会が承認された「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)は8日、県庁で記者会見し、2023年シーズンからの参戦を正式表明した。チーム名は一般公募し来年2月に決定する。河村代表は「1年目から優勝争いを目指すとともに、選手育成や地域活性化でも静岡に貢献したい」と意気込んだ。 会見にはTリーグの坂井一也理事長も同席し、7日の理事会で満場一致により入会が承認されたことを説明。「地元との連携などはこれまでで最も整っている。男子リーグがさらに盛り上がることを期待している」と、リーグ6季目で初となる待望の新たな男子チーム
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卓球Tリーグ男子 オクシズUUの入会承認 静岡市拠点、2023年シーズンから参入
卓球のTリーグは7日の理事会で、静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に男子チーム創設を目指してきた運営会社「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)の新規入会を承認した。2023年シーズンからリーグに参入する。男子新チームの誕生はリーグ発足6季目で初めてとなる。 リーグによると、理事会では、スポンサー獲得が順調で、地元や行政との協力態勢も構築されているなどとして全会一致で承認された。坂井一也理事長は「すでに地域と連携して(事業を)進めている実績もある。地域と一体となったチーム運営に期待している」と話したという。 同社は8日に同市内で会見し、リーグ参入を正式に表明するとともに、チーム運営やオク
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静岡オクシズにTリーグ新チーム 次代育成、中山間地活性化に期待
静岡に卓球Tリーグの新チームが誕生する。7日のリーグ理事会で、運営会社「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)の新規入会が認められた。同社は静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点にした地域密着型チームを創設し多様な事業展開を構想する。競技人口で全国屈指を誇る県内卓球界の発展と、人口減少が進む同地域の活性化が期待される。 2021年度、本県の日本卓球協会登録人数は全国2位の1万5939人。東京五輪では水谷隼さん、伊藤美誠選手(スターツ)の磐田市出身ペアが史上初の金メダルを獲得した。もともと好選手を生み出す土壌がある中で、Tリーグチーム誕生はさらなる競技力強化につながりそうだ。 新チームは選手が
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浜松北部 定石破りの逆転 3連覇果たす【市町対抗駅伝】
第23回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は3日、県内全35市町37チームが静岡市内の12区間42.195キロで争った。市の部は浜松市北部が2時間11分30秒で3連覇を果たし、町の部は清水町が2時間14分25秒の大会新で2年ぶり3度目の優勝を飾った。 浜松市北部は5区野中恒亨(浜松工高)が浜松市南部との28秒差を逆転。再び首位を明け渡したが、8区大谷芽以(浜松細江中)、11区須田光星(浜松日体高)の区間賞でひっくり返し、12区杉保滉太(スズキAC)がアンカー勝負に競り勝った。浜松市南部が2位、御殿場市が3位。 清水町は
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オクシズUU入会申請 卓球Tリーグ男子 静岡市北部拠点
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に、卓球Tリーグ男子への新規参入を目指してきた「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)が1日までに、Tリーグへ入会申請を行ったことが、関係者への取材で分かった。近く理事会で審議される。承認されれば、2023年シーズンはリーグ発足6季目で初めて男子の新チームが誕生する。 同社はチーム創設に向けスポンサー獲得やオクシズ地域、関係機関との協議を行ってきた。関係者によると、健康食品販売などのAFC-HDグループ、ハラダ製茶などとスポンサー契約で合意したという。活動拠点には現在使われていない同市の公共施設を利用できるよう協議を進めている。リーグ側とも事前調整を重ねて
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⚽両国にとって大事な初戦 ドイツ出身ワルター・クリーゲルシュタイナーさん(伊豆)
いよいよ開幕した4年に1度のサッカーの祭典ワールドカップ(W杯)。日本は23日からドイツ、コスタリカ、スペインとの1次リーグに臨む。静岡県内に住むそれぞれの国の出身者に試合への期待やお国柄、サッカー熱などを語ってもらった。 ◇ やはりサッカーはドイツで1番人気のスポーツ。W杯となればカタールへ観戦に行く人も多いでしょう。国内でも試合中は仕事を中断して応援しますし、レストランではビールが大量に飲まれます。 ただ、ドイツは前々回の優勝から一転、前回は1次リーグで敗退しました。私もショックでしたし、国内では批判や失望感があったといいます。ドイツにとっても負けられない大会です。
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静岡完敗、連勝止まる 東京Uに59―78 バスケットボールB3
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は20日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は59-78で東京Uに敗れて連勝が11で止まった。通算成績は12勝2敗。得失点差により首位と同率の3位に後退した。 静岡は攻守がかみ合わなかった。5点を追う第2クオーター(Q)に6本の3点シュートを被弾。第3Qもケニー・ローソンや大友隆太郎が3点シュートを決めたが攻めきれず40-62と大量リードを奪われた。第4Qは最大28点差からアレクシス・エールセネルの連続得点などで追い上げたが及ばなかった。 ▽3部 東京U 9勝5敗 78(21―16 22―13 19―11 16―19)59 静岡 12勝2敗
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ベルテックス静岡 耐えて11連勝 バスケットBリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は19日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は74-65で東京Uを下し、連勝を11に伸ばした。 静岡はロースコアの展開を耐えきった。前半はタバリオ・ミラー、ケニー・ローソンを軸に内角を攻めて33-31。第3クオーター(Q)中盤に勝ち越されたが、加納誠也、山田安斗夢の3点シュートなどで逆転し、第4Qは粘り強く守って競り勝った。 静岡は20日も同会場で東京Uと対戦する。 ▽3部 静岡 12勝1敗 74(16―13 17―18 18―15 23―19)65 東京U 8勝5敗 加納 攻守で光る 互いに攻めきれない難しい一戦で静岡の堅守がものをいっ
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男子は浜松開誠館、女子は浜松細江V 静岡県中学駅伝
静岡県中学駅伝(静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、エコパスタジアム周辺コースで行われ、6区間18キロの男子は浜松開誠館が58分3秒、5区間12・9キロの女子は浜松細江が45分3秒でともに2年ぶり2度目の頂点に立った。前回優勝時は新型コロナウイルスの影響で全国中学駅伝が中止されたため、いずれも初の全国大会(12月18日、滋賀)に進む。 男子の浜松開誠館は、4区斎藤操汰が首位の浜松細江との14秒差を逆転し逃げ切った。2位は浜松南部、連覇を狙った浜松細江は3位だった。女子の浜松細江は3区沢田梨織の区間賞などで先頭集団に付け、5区大谷芽以が御殿場との5秒差を逆転した。昨年覇者の浜松北浜が2位、御
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ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ第1日 岩崎(清水町出身)粘り32位
ツアー未勝利の中西直人が1イーグル、6バーディー、2ボギーの64をマークし、首位に立った。大堀裕次郎が1打差の2位。 ■岩崎 地元参戦「応援が力に」 ツアー参戦1年目で迎えた初の地元凱旋(がいせん)。会場にほど近い清水町出身の岩崎が、ホームの雰囲気に背中を押され苦しい展開を耐えた。4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブン。6打差32位と上位を狙える位置で2日目につなげた。 10番スタートの出だし5ホールで3オーバー。特に14番は1打目を右の林に入れてダブルボギーをたたいた。それでも15番で1打取り返すと、少しずつショットを修正して安定飛行に乗る。難関の17番パー3を3メートル
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静岡県中学駅伝13日号砲 男子/三島南と細江2強 女子/地区上位軸に混戦
静岡県中学駅伝(静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、袋井市の小笠山総合運動公園で行われる。男女ともエコパスタジアム周辺の周回コースで、男子は6区間18キロ、女子は5区間12.9キロ。男女とも地区予選上位8校の計24校が出場し、優勝校が全国大会(12月18日、滋賀)の出場権を得る。 【男子】連覇を狙う浜松細江と東部覇者の三島南に力がある。浜松細江は竹下、柘植哲の昨年Vメンバーに1500メートル県小学記録保持者の柘植源が加わった。三島南は伊東、戸塚を軸に6人とも3キロ9分台の走力がある。追うのは鈴木らに力がある浜松開誠館か。地区2位以下も強力エースの配置次第で上位争いに顔を出しそうだ。 【
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男子・藤枝明誠9度目V 女子・日大三島が初頂点 静岡県高校駅伝
静岡県高校駅伝競走大会は6日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行われ、7区間42.195キロの男子は藤枝明誠、5区間21.0975キロの女子は日大三島が優勝した。藤枝明誠は14年ぶり9度目、日大三島は初の頂点。男女の優勝校は12月25日に行われる全国高校駅伝(京都・都大路)に出場する。 ◇男子◇ ①藤枝明誠(杉浦、千々岩、村松、木村、鈴木、加藤、水野)2時間9分7秒②韮山(松田、杉山、片岡、舩生、長谷川、漆原、藤田)2時間9分33秒③浜松日体(須田、原田、柘植、小川、小野、古井、原)2時間11分47秒④御殿場西2時間11分55秒⑤浜松開誠館2時間13分5秒⑥島田2時間13分9秒⑦東
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バスケットボール 静岡、岩手に競り勝つ Bリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は73-66で岩手を破り、連勝を7に伸ばした。 静岡は同点の第2クオーター(Q)立ち上がりに吉田健太郎、山田安斗夢、ケニー・ローソンが立て続けに決めて主導権を握り、前半は40-33の7点リード。第4Qに一時逆転されたが、65-66の残り1分3秒から山田の3点シュートで勝ち越し、押し切った。 静岡は6日も同会場で岩手と対戦する。 ▽3部 静岡 8勝1敗 73(17―17 23―16 17―21 16―12)66 岩手 7勝2敗 点取り屋 山田存在感 B2昇格を争うライバルとの今季初戦。互いに平均失点
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東レ、地元で連勝 パナ破る バレーボール・Vリーグ
バレーボールのVリーグは30日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-1でパナソニックを破って今季初の地元戦を2連勝で終えた。 東レは1-1で迎えた第3セットを競り勝ち主導権を握った。中盤に最大5点リードを逆転されたが、高橋健太郎の速攻などで粘り、31-30から難波尭弘が相手エースのクビアク・ミハウのスパイクをブロックした。 第4セットは11-14からパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打などで逆転。最後はパダルがサービスエースで決めた。 ■流れを変えた 高橋のブロック 第4セット24-21。東レのエース、パダルのサーブが相手コートに突き刺さると、三島市民体育館に大歓声が
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東レ 地元初戦、パナに逆転勝ち バレーVリーグ
バレーボールのVリーグは29日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-2でパナソニックに逆転勝ちし、今季の地元初戦を白星で飾った。 第1セットを落とした東レは、競り合いとなった第2セットをパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打を軸に取り返した。再び先行された第4セットは上條レイモンド、西本圭吾が要所で速攻を決めるなどしてフルセットに持ち込んだ。第5セットは7-8からパダルにトスを集めて押し切った。 東レは30日も同会場でパナソニックと対戦する。 ▽男子1部 東レ 2勝1敗 3(19―25 25―22 21―25 25―20 15―11)2 パナソニック 2勝1敗 若き大
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⚽全力エール「誇り」と「残留」 アイスタに1万8182人 52度目の静岡ダービー
サッカー王国静岡を象徴する二つのトップクラブはJリーグ1部(J1)に残れるか-。17位の清水エスパルスと最下位18位のジュビロ磐田は22日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で激突した。ともにJ2自動降格圏で迎えた52度目の静岡ダービー。「勝つしかない」「一緒にJ1に残って」。オレンジとサックスブルーに染まったスタンドでサポーターの思いが交錯した。 今季最多1万8182人が詰めかけたアイスタは異様な緊張感に包まれた。引き分けではどちらも残留が遠のき、史上初めて静岡からJ1クラブがなくなりかねない。「勝てば残留が見える。勝ち点3しかいらない」と磐田ファンの会社員佐藤健斗さん(25)=袋井
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⚾ドラフト 奈良間、ハム5位「新球場で輝く」 常葉大菊川高出
ど派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。立正大の奈良間(常葉大菊川高出)は日本ハムから5位で指名され、「(指名を待つ時間は)呼吸ができないくらい不安だった。大卒プロという最初の目標は達成できた」。ともにテレビ中継を見守った野球部の仲間に向け、何度も拳を突き上げた。 174センチ、74キロと小柄ながら、豪快なスイングとスピード感あふれる走塁、守備が魅力の遊撃手。高校時代も甲子園で躍動してプロの注目を集めたが、あえて大学に進み大きく成長した。「戦国東都」の強豪で突き詰めたのは「勝利への執念」。3年春には2部降格も経験し「技術以上にチームを勝たせるために何ができるかを考えてきた」という。 今季
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75歳上村さん(沼津)再び世界に挑む ホッケー1968年メキシコ五輪代表
静岡県勢では唯一となるホッケーのオリンピアンが半世紀を経て、再び日の丸を付ける。1968年メキシコ五輪代表の上村幸夫さん(75)=県ホッケー協会顧問、沼津市=。19日に都内で開幕する60歳以上の国際大会「マスターズホッケーワールドカップ(W杯)」に、75歳以上の日本代表として出場する。 沼津東高で競技を始め、「当時のOBに『五輪を狙えるぞ』と言われその気になった」。明治大に進み1年から日本代表でアジア大会に出場。同大会3位でメキシコ五輪の切符をつかみ、本大会はFWとして白星にも貢献した。日本男子の五輪出場はその後、昨年の東京五輪まで53年間の時を要することになる。 大学で現役に一区切りを
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スポーツ施設復旧に力 募金活動スタート ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は、9月の台風15号で被害を受けた公共スポーツ施設の復旧支援を目的とした「ベルテックス静岡スポーツ募金」活動をスタートした。17日は静岡市葵区のJR静岡駅北口地下広場で選手有志が通行人に協力を呼びかけた。 台風15号では、同市の安倍川河川敷スポーツ広場が冠水によりグラウンドの複数箇所が削られたり、西ケ谷総合運動場の野球場とテニスコートが大量の雨水流入により人工芝が隆起したりして使用できなくなっている。 クラブは1日の開幕戦に合わせてサッカーJ1清水エスパルスと協働で同市への災害義援金の募金活動を行ったが、今回は「スポーツで日本一ワ
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3年ぶり国体開催 大会に変革の波 意義は不変【解説・主張しずおか】
新型コロナウイルス禍で2年連続中止された国民体育大会が、栃木県を舞台に3年ぶりに開催された。大会は今年で第77回となったが、中止を契機に、開催地の財政負担など現行方式での継続に多くの課題が指摘された。日本スポーツ協会は2024年までに新たな大会像を打ち出す方針だ。だが、競技力強化において大会が代え難い役割を担ってきたのも事実。静岡県スポーツ界も久々の開催を通じて現状を分析し、国体の意義を改めて考えたい。 国体は近畿で開催された1946年の第1回以降、数回を除いて47都道府県が持ち回り開催し、現在は2巡目の終盤にある。開催に合わせ競技場を建設するケースが多く、2003年静岡国体は県富士水泳
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記者コラム「清流」 「番付」という生き物
「番付は生き物」とは大相撲の有名な格言。力士同士の昇進・降格や成績が相対的に作用する番付は、時に驚きの編成になることがある。現在はコロナ禍による休場も相まって、焼津市出身の翠富士は一気に10枚も上がった西前頭筆頭で秋場所を迎えた。 相手が大関ら三役ばかりになるため、兄弟子の勝敗予想は「3勝12敗」だったという。だが、結果は7勝8敗。強敵との取組が潜在能力を引き出したのかもしれない。 同場所で東十両3枚目の熱海富士(熱海市出身)は8勝7敗と勝ち越した。確実とまでは言えないが、新入幕となれば16年ぶりに複数の県勢力士が同時に幕内に在位することになる。運、不運の要素も多分に含む番付が来場所はど
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静岡人インタビュー「この人」 栃木国体の総合開会式で県選手団の旗手を務める 鈴木音生さん(焼津市)
初の国体で大役を務める。小学2年冬に家族で登った八ケ岳連峰の赤岳(長野ほか)でアイスクライミングに触れ、その後、地元にオープンしたジムで本格的にスポーツクライミングを始めた。中学から大会に出場し、昨年12月の全国高校選抜男子リードで優勝した。東海大翔洋高3年。18歳。 -団旗の重みを。 「まさか自分が旗手に選ばれるとは。緊張感と責任を感じている。開会式では県選手団を先導し、堂々と行進したい。国体のスポーツクライミングはペア競技。相方とのチームワークを深め、リードとボルダリングの2種目で決勝に進みたい」 -クライミングの魅力とは。 「登れない壁のほうがはるかに多い。ルートを考え、何度も
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ベルテックス静岡、昇格へ「全員バスケ」 Bリーグ3部 1、2日開幕戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は30日開幕し、16チームがリーグ戦で争う。静岡は10月1、2日に静岡市中央体育館で行う横浜EXとの2連戦から、B2昇格に向けスタートする。 5人が加入した今季のテーマは「全員バスケ」。築き上げた堅守速攻を軸に、攻撃パターンを増やし、誰が出ても得点できるスタイルを構築する。昨季は特定の選手に攻め手が偏ったことを受け、「5人でボールを共有することで相手守備に的を絞らせず、好不調の波も小さくしたい」と主将のPG岡田。練習試合では格上のB1三遠に勝利。今月の天皇杯2次ラウンドでは開幕戦を戦う横浜EX、第4週で当たる三重を下し勢いに乗る。 新戦力で鍵を握る
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1年佐野(静岡市立)女子200制す 陸上静岡県高校新人大会
陸上の静岡県高校新人大会は25日、日程を1日開催に短縮して草薙陸上競技場で男女39種目の決勝を行い、女子200メートルは1年佐野釉梨(静岡市立)が24秒81の好記録で優勝した。男子100メートルは1年大桑大河(磐田東)が10秒82で制した。女子800メートルは武田亜子(日大三島)が2分13秒05で2年連続優勝し、1500メートルとの2冠。男子800メートルと1500メートルの石沢空武(浜松市立)、女子走り幅跳びと三段跳びの橋本詩音(静岡雙葉)、女子砲丸投げと円盤投げの森脇百那(浜松工)もそれぞれ2種目を制した。男子3000メートル障害は辻本桜寿(浜松開誠館)が連覇した。 ■復活の快走 自
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増田(浜松市立)大会新V 男子100メートル自由形【競泳静岡県高校新人大会】
競泳の県高校新人大会は23日、県立水泳場で開幕し、男女14種目のタイムレース決勝を行った。男子は100メートル自由形の増田莉蔵(浜松市立)が51秒55、100メートル背泳ぎの奥大輝(飛龍)が57秒89でそれぞれ大会新記録を樹立して優勝した。女子400メートル自由形の高遥香(城南静岡)も4分20秒12の大会新で頂点に立った。 ■増田、伸び伸び記録更新 伸び伸びと大会記録を塗り替えた。男子100メートル自由形で浜松市立の2年増田は「大会の雰囲気を感じ、楽しもうと思った」。自己記録には届かなかったが、大会記録51秒75を更新する51秒55に納得の表情を浮かべた。 今季は大会のたびに自己記録
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B2昇格へ必勝祈願 「今季こそ」躍進誓う ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は21日、静岡市葵区の静岡浅間神社を参拝し、必勝を祈願した。松永康太社長とファクンド・ミュラー監督、岡田雄三主将ら選手、スタッフ23人が今季の躍進を誓い、神事に臨んだ。 B3参戦3シーズン目の昨季は過去最高の3位で、B2昇格にあと一歩に迫った。今季は新外国人3人を含む5人の新戦力が加入。堅守を武器に、練習試合では格上のB1三遠に勝利するなど、目標のB3優勝、B2昇格に向け着実にチーム力を高めている。 松永社長は「今年こそはという思い。一戦一戦に全力を尽くした積み重ねの先にB2がある」と、今季に懸ける思いを語った。岡田主将も「いよい
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無観客と応援自粛確認 オンライン担当者説明会【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開催される第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の第2回担当者説明会が21日、開かれた。新型コロナウイルス対策として、引き続きスタート地点の県庁本館前と、フィニッシュ地点の草薙陸上競技場を無観客とし、沿道応援も自粛を呼びかけることなどを確認した。 説明会は例年、東中西部の各地区で行っていたが、感染対策のため昨年に続いてオンライン形式で一斉開催した。35市町37チームの担当者が参加し、大会事務局から選手登録や大会運営上の注意事項などの説明を受けた。 2年続けて中止した前夜祭は、出席者を各市町2人に限定した上で3年ぶりに開催することも
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大会要綱など確認 静岡で実行委【市町対抗駅伝】
第23回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の実行委員会が9日、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、12月3日に同市内で開く大会の要綱を確認するとともに、来年の大会運営について協議した。 今大会は参加資格が一部変更され、人口7万人未満の市町チームは一般女子区分にその市町在住の中学生(2年生以上)、高校生の出場が可能になる。新型コロナウイルスの影響で過去2年中止された前夜祭については、感染状況を踏まえながら開催する方向で検討していることが報告された。 事務局からは第24回大会の要綱案として、人口減少でチーム編成が難しい市町が増えていることを踏まえ、選手が
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185センチ中学生、ジャブ磨き頂点 杉本(静岡服織) ボクシング全日本UJ男子64キロ級
ボクシングの全日本UJ(アンダージュニア)王座決定戦(8月、水戸)の男子64キロ級で、静岡服織中3年の杉本翔也(14)=平石ジム=が優勝した。大会は小学5、6年と中学生の各年代でチャンピオンを決める。杉本は県、東海、東日本代表決定戦を勝ち抜いて出場し、4人によるトーナメントで春の全国大会上位のシード選手2人に連勝した。 杉本は身長185センチの長身を生かしたアウトボクサー。2試合とも遠い間合いから鋭い左ジャブで主導権を握り、得意の右ストレートを打ち込んだ。初戦の準決勝は5-0の判定で完勝。決勝も3-2で競り勝った。 小学6年春に「テレビでボクシングを見て、自分も強くなりたいと思った」と何
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児童、自己新目指し力泳 静岡で県小学生水泳 男女38種目挑む
第58回静岡県小学生水泳競技大会(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は28日、静岡市葵区の県立水泳場で行われ、児童が男女38種目で自己記録更新を目指して力泳した。 5・6年生の部では戸塚晴喜選手(伊東SS)が男子50メートル、100メートル自由形、田中遥斗選手(磐田カルチャ)が男子50メートル、100メートル平泳ぎでともに2冠を達成した。 女子は自由形の岡田朱純選手(とこはSS)、背泳ぎの中山愛子選手(セイシン千代田)、バタフライの中村朱里選手(アケアクラブ)がそれぞれ50メートル、100メートルの2種目を制した。 4年生以下の部では、女子の高橋彩月選手(レオリブレ)が50メートル
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なぎなた(浜松市立)決勝トーナメント進出ならず ボート/新体操/セーリング 全国高校総体
全国高校総合体育大会(インターハイ)は13日、四国などで行われ、なぎなた団体(5人制)の浜松市立は3校による予選リーグで鯖江(福井)、盛岡二(岩手)に敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。ボートはかじ付きクオドルプルで男子の浜松北と女子の浜松湖南、男子ダブルスカルの新居(河野大翔・高部侑汰組)、シングルスカル女子で全国高校選抜覇者の高橋莉子(浜松北)、男子で選抜5位の佐々木吾滝(沼津工)がいずれも14日の準決勝に進んだ。新体操個人は男子の八木太一(島田工)が総合20位、女子の糠谷葉月(城南静岡)が同11位だった。 ■3年生14人で取った1本 浜松市立 3年生14人で取った1本だった
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安竹(翔洋)堂々5位 柔道女子70キロ級 全国高校総体
全国高校総合体育大会(インターハイ)は10日、四国で行われ、柔道女子個人70キロ級の安竹克海(東海大翔洋)が5位入賞を果たした。同63キロ級の清水琴莉(浜松商)、同78キロ級の飯塚玲生良(沼津市立)、同78キロ超級の石塚さつき(藤枝順心)はいずれも1回戦で敗れた。 ▽女子63キロ級1回戦 柏珀(茨城・水戸啓明) 優 勢 清水琴莉(浜松商) ▽同70キロ級1回戦 安竹克海(東海大翔洋) 合わせ技 玉城美桜(沖縄・沖縄尚学) ▽同2回戦 安竹克海 内 股 古川亜聖(京都・京都共栄学園) ▽同3回戦 安竹克海 優 勢 滝川七花(鹿児島・鹿児島南) ▽同準々決勝 滝本稟夏(福岡・敬愛) 合わせ
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男子円盤 藤岡(浜商)、入念準備実り3位 全国高校総体・陸上
大けがを乗り越え、完全復活を遂げた。男子円盤投げで浜松商の藤岡が3位。4月に左足小指付け根を骨折し、一度はあきらめかけた全国で自己2番目の47メートル01を投げた。 銅メダルの裏には入念な準備があった。7月の県外記録会は夕刻の試技で体に重さを感じた。全国は昼前後の予選を経て、決勝は午後3時半スタート。大会前の練習は「予選後のアイシングや食事の時間、1投ごとの間隔も想定した」という。 予選は44メートル00の通過ラインを一発クリア。決勝は1投目の46メートル69で4本目に進める8位以内を確実にした。その後は46メートル台を2投そろえ、5投目に47メートル台へ。「イメージ通り」の試合運びだっ
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全国高校総体・陸上 女子100障害、永井(翔洋)が3位
競技生活ラストレースで、東海大翔洋の永井にいい風が吹いた。女子100メートル障害決勝は1・5メートルの向かい風。「スピードが乗ってハードル間の歩幅調整が難しくなる追い風よりも得意。それに、ホームの草薙はいつも強い向かい風」。中盤から伸びて、100分の5秒差で「銅」をつかんだ。 出場者ランクでは入賞圏外。まずは決勝進出を目標としたが、準決勝を全体2番目の13秒86で通過して手応えをつかんだ。決勝はスタートの反応タイムこそ8人で最も遅かったが、滑らかなハードリングで立て直す。向かい風で周囲が伸び悩む中、フィニッシュ寸前で差しきった。 将来の夢は看護師。幼少期、入退院を繰り返していた母方の祖母
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佐野、藤本選手 中日本新人王決勝へ 静岡市・平石ボクシングジム
静岡市葵区の平石ボクシングジムに所属するスーパーフライ級の佐野遥渉(19)=富士宮市=、バンタム級の藤本翔大(19)=函南町=の両選手が14日、中日本新人王トーナメント決勝(愛知)に臨む。昨年プロになり初挑戦。「全日本を取って日本ランカーになる」と声をそろえる。 新人王戦は中日本の優勝者が西部日本(九州ほか)と対抗戦を行い、勝者が西日本(関西)代表と戦う。勝てば西軍代表として東軍代表(東日本)との全日本決定戦に進む。 2人は昨秋デビュー戦に臨んだが、佐野選手が引き分け、藤本選手はKO負けだった。悔しさを胸に、佐野選手は全体的な筋力アップ、藤本選手は体力強化に取り組んだ。 中日本では佐藤
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男子やり投げ 増田(掛川西)会心2位 全国高校総体・陸上
男子やり投げで掛川西の増田が大勝負に打って出た。自己記録の60メートル23は入賞圏外。「県大会のような記録を残す戦い方では勝てない。一発だけを狙った」。6位で迎えた4本目に64メートル07。渾身(こんしん)のビッグスローで銀メダルをさらった。 6月の東海総体後は助走スピードを上げた全国仕様の形を追求。1本目に自己新の61メートル62を投げて感触をつかみ、4本目は「下半身の力がスムーズに上半身に伝わった」。電光掲示板の記録表示に驚きを隠せなかった。 掛川大浜中では野球部で強肩外野手として活躍。県中学総体ベスト8に入り、高校でも続けるつもりだった。だが、入学後に同級生や先輩のレベルの高さを
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望月(磐田東) 男子八種6位 全国高校総体・陸上
磐田東の望月が男子八種競技で大会に出場したのは春の西部総体が初めて。それから実質4戦で全国の表彰台に立った。5544点は県高校記録(5562点)にあと18点に迫るハイスコア。2日間を戦ったライバルたちと満面の笑みで記念写真に収まった。 高校から始めた陸上競技。昨季まで走り幅跳び専門ながら、「キング・オブ・アスリート」と称される混成競技に「憧れていた」。一つ一つの種目の練習時間は限られる中、110メートル障害は冬場に集中して技術を習得し、その他は持ち前の身体能力を生かす。特に投てきは、中学まで野球部で鍛えた地肩で得点源にした。 最初の100メートルを皮切りに4種目で自己新をマーク。県高校
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陸上女子100メートル 1年小針(富士市立)2位 全国高校総体
■準決11秒72 県高校新 決勝は女王に肉薄 高校最速女王を懸けた一戦でスーパールーキーが輝きを放った。女子100メートル決勝。先行する世代最強の3年蔵重(愛知・中京大中京)を、富士市立の1年小針が追い込んだ。最後はほぼ並んでフィニッシュ。11秒88は100分の3秒届かなかったが、「全国の強い先輩方に勝ててうれしい」と誇らしげだ。 昨年の全国中学校体育大会2位のスプリンター。上級生が強い今夏は、まだ伏兵と見られていたが、準決勝まで完全に主役の座を奪った。予選で自己新の11秒77をマークし、準決勝は全体トップの11秒72。高1歴代4位の好記録で16年間破られていなかった県高校記録(11秒
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全国高校総体(3日)競技結果まとめ
全国高校総合体育大会(インターハイ)は3日、四国で行われ、陸上男子400メートルで中道大貴(東海大翔洋)が48秒01の4位、長葭遥斗(浜松開誠館)が48秒53の6位でそれぞれ入賞した。男子1500メートルの杉浦柊人(藤枝明誠)は3分50秒93で予選4組2着に入り、4日の決勝に進んだ。女子400メートルは、いずれも2年生の臼井千晴(静岡雙葉)、磯貝唯菜(浜松市立)、西村海琴(浜松西)が予選を通過したが準決勝で敗退した。レスリング男子個人は、51キロ級の菊地優太(飛龍)、55キロ級の勝目大翔(飛龍)、125キロ級の丸山政陽(沼津城北)が4日の準々決勝に進出した。60キロ級の秋山大和(焼津水産)ら
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静岡人インタビュー「この人」 竹内哲雄さん 県中体連理事長に就任した
清水四中や静岡服織中でバスケットボール、軟式野球を指導した。県中体連では事務局長を経て4月から現職。休日の部活動指導を地域や民間団体に委ねる「地域移行」への過渡期にあって、実務役として本県の実情に合わせた中学スポーツの環境構築に注力する。静岡市清水区出身。45歳。 -就任の所信を。 「部活に育てられたという思いが強く、事務方として恩返ししたい。部活を通じて生徒の成長する姿を見るのが教員の喜びで、学校指導にも生きる。地域移行は働き方改革の側面があるが、教員側がやりがいを保てるようにもしていきたい」 -県内部活動の現状は。 「少子化により各競技で部員は減少している。特に野球、サッカーは著
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全国高校総体 四国で24日開幕 静岡県30競技、606人参加
四国を中心とする5県(徳島、香川、愛媛、高知、和歌山)で24日から開催される全国高校総体に出場する静岡県選手(水泳除く)が決まった。30競技に74校から606人(男子338人、女子268人)が参加する。学校別では飛龍が56人で最多。 3月の全国高校選抜で優勝した相撲団体の飛龍やボート女子シングルスカルの高橋莉子(浜松北)、6月の陸上U20(20歳以下)日本選手権を制した男子400メートルの長葭遥斗(浜松開誠館)、女子走り幅跳びの秦くるみ(伊豆中央)らの活躍に期待が懸かる。 24日のサッカー男子から競技が始まり、総合開会式は28日、徳島県で開催される。 ◆陸上 【男子】100メートル
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B3静岡 新共同オーナーに2社 社長「必ずB2昇格を」
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は1日、静岡市内で新体制発表会見を開き、アルミプロファイル大手のSUS(同市駿河区、石田保夫社長)と鋼材加工のアイ・テック(同市清水区、大畑大輔社長)が新たに共同オーナーとしてクラブ経営に加わることを発表した。 2社はこれまでもスポンサーとして支援してきたが、今季からは株主としてB2昇格を目指す。株主は運営会社のベルテックススポーツエンタープライズを含め計5社になり、経営規模は約1・5倍になる見込み。同社の松永康太社長は「強いだけでなく、地域に愛されるクラブを目指しタッグを組めるのは光栄」と感謝した。 静岡は昨季35勝10敗で過去最高の3位。
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マスク外せず部活ジレンマ 試合で濃厚接触、棄権リスクも 高校バスケ
新型コロナウイルス「第6波」が落ち着き、屋外のマスク着用などが緩和される一方、学校スポーツは今も厳重な感染対策を続けている。感染対策をコロナ以前の生活の再開にどのようにつなげていくかは、参院選の争点の一つにもなっている。教育現場として「生徒の健康」は最優先。ただ、対策が本来の趣旨や社会情勢にそぐわない場面も増え始めた。ジレンマを抱えたままコロナ禍は3年目の夏を迎える。 今月上旬の県高校総体バスケットボール会場では、多くの選手がマスク姿でコートを走り回っていた。屋内で身体接触を伴うとはいえ、持久力が必要な競技では異例。県バスケットボール協会の関係者によると、特に第6波が拡大した昨冬以降は着
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転向1年余で急成長 200V銭田(袋井) 東海高校総体・陸上
静岡県総体5位の伏兵がフィニッシュと同時に勝利を確信して拳を握った。男子200メートルの銭田は滑らかにコーナーを抜け、「周りに誰もいない。先頭だと思った」。最後まで加速し、向かい風1・6メートルの悪条件で自己新の21秒51。県タイトルにも無縁だった3年生が、一気に激戦の東海で頂点に駆け上がった。 小学校時代に地域の大会で優勝したのをきっかけに、中学で陸上競技を始めた。高校1年までは400メートルランナー。全国中学校体育大会出場など結果も出ていたが、花形の「100メートルと200メートルで勝負したかった」と、2年春に転向した。 当初はスピードの切り替えに苦労したが、今では400メートルで
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東海高校総体 陸上競技(18日)
東海高校総体陸上第2日は18日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、男子棒高跳びの三浦温隼(磐田南)が4メートル80で優勝した。女子七種競技は貴家ありさ(伊豆中央)が4635点で2位に入り、同種目の県勢としては5年ぶりの全国総体出場を決めた。400メートルリレーは東海大翔洋が男子3位、女子2位で全国切符をつかんだ。女子の浜松市立も5位通過。 男子3000メートル障害は辻本桜寿(浜松開誠館)が9分4秒71で制し、男子円盤投げは藤岡広樹(浜松商)が45メートル94で頂点に立った。女子100メートルは1年の小針陽葉(富士市立)が11秒80の好記録で準優勝した。 【男子】 ▽100
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男子400リレー 深沢復帰で翔洋3位 東海高校総体・陸上
愛知勢が40秒台を連発した男子400メートルリレーで、東海大翔洋が3位に割って入った。右足首のけがにより、昨年全国総体2位の走り幅跳びは県総体で敗退した深沢が3走に復帰。「リレーに懸けてきた」と、全国切符をもぎ取った。 県は深沢不在で3位。「何としても(深沢)瑞樹を全国に連れて行く」(2走の余吾)と仲間がバトンをつないだ。深沢も東海では自分の走りが必要になるとけがの回復に努め、決勝は果敢に追い込んで40秒77の好記録につなげた。 ハイレベルな東海を勝ち抜き、全国へ勢いは増す。深沢は「みんなのおかげで全国に行ける。決勝に残りたい」と、満面の笑みを浮かべた。
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陸上男子400 静岡県勢トップ3独占 東海高校総体
東海高校総体陸上は17日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開幕し、男子400メートルは長葭遥斗(浜松開誠館)が47秒15で制した。2位に中道大貴(東海大翔洋)、3位に鈴木智也(浜松西)が入り県勢が上位を独占した。 走り幅跳びは男子の山下然(浜松西)が7メートル42で準優勝。女子は秦くるみ(伊豆中央)が5メートル98で優勝し、1年の橋本詩音(静岡雙葉)が5メートル77の3位に入った。女子砲丸投げは昨年の全国総体3位の村瀬にこ(浜松工)が13メートル96で連覇し、ハンマー投げも3位。女子1500メートルを制した沢田結弥(浜松市立)は4分20秒17の大会新記録を樹立した。 ■浜松ライバ
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静岡県高校総体、柔道、相撲、バドミントンなど(28日)
静岡県高校総体は28日、柔道、相撲、バドミントンなどを行い、柔道団体は男子の加藤学園が5連覇を飾った。女子の藤枝順心は3年ぶりの頂点。相撲団体は飛龍が6年連続29度目の優勝を果たし、全国切符を獲得した。個人総合も連覇した桑原哲平をはじめ、全国出場権のある1~3位を飛龍勢が独占した。バドミントンダブルスの男子は地区大会1位通過の遠藤友峻、小沢勇斗組(富士見)、女子は同2位の平岡萌、平岡遥組(伊東)が優勝した。サッカーは4強が決まり、29日の準決勝は静岡学園-磐田東、藤枝明誠-藤枝東の対戦となった。
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静岡県高校総体陸上 20~22日、エコパで開催
静岡県高校総体陸上は20~22日、エコパスタジアムで行われる。地区大会上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(混成、競歩、女子三段跳び、女子ハンマー投げ、女子棒高跳びは4位まで)が6月17~19日の東海総体(岐阜)の出場権を得る。 【男子】走り幅跳びの深沢瑞樹(東海大翔洋)に好記録の期待が懸かる。昨夏の全国総体は7メートル63で2位。県高校記録7メートル81の更新も視野に、日本一へ弾みを付けたい。100メートル、200メートルは昨秋の県新人2冠の大田琉聖(富士宮西)が今季も好調を維持する。3000メートル障害は昨秋、高1歴代最高の9分2秒82をマークした辻本桜寿(浜松開誠館
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静岡学園高&民間クラブ 卓球、小中年代育成へタッグ
卓球の小中学年代育成へ、愛知県の卓球クラブ「アシュラ」(小林修平代表)と、昨夏の全国高校総体4強の静岡学園高(寺島大祐監督)がタッグを組んで新たな挑戦をスタートさせた。今春、静岡市葵区にオープンしたクラブの新店舗と同校が連携。地元の小中学生と全国トップレベルの高校生の交流を通じて、東京五輪で日本初の金メダリストを輩出した静岡の卓球界のさらなる活性化を図る。 アシュラは2013年に小林代表が地元の愛知で設立した。寺島監督とは大学時代から親交があり、指導者として互いに底辺拡大やトップ選手の育成を目指す中で今回の取り組みが実現した。卓球で民間クラブと部活動が連携するのは全国的にも珍しいという。
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高校総体バスケ21日開幕 男子は飛龍、明誠など混戦 女子は開誠館V6へ
静岡県高校総体バスケットボールは21日、開幕する。男女とも地区大会を勝ち抜いた32校が4組に分かれてトーナメントを行い、各組1位が29日、6月4、5日に決勝リーグを戦う。優勝校が全国総体、3位までが東海総体に出場する。上位2校は初開催のU-18(18歳以下)東海ブロックリーグの出場権も得る。 新型コロナウイルスの影響で県新人大会が中止。男女とも勢力図は未知数だ。その中で男子は5連覇を狙う飛龍や優勝6度の藤枝明誠の選手層が厚い。昨年の全国高校選手権県予選を制した浜松開誠館も好選手がそろい優勝争いは混戦模様だ。 女子は県内公式戦の連勝を110まで伸ばし、大会6連覇が懸かる浜松開誠館が頭一つ抜
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駒大の鈴木芽吹選手 故郷熱海に勇気を 箱根駅伝、区間投入有力
未曽有の大災害に見舞われた故郷に勇気を届ける。熱海市出身で大学長距離界の名門、駒沢大2年の鈴木芽吹選手(20)が、連覇を狙う箱根駅伝(2022年1月2、3日)に臨む。29日の区間エントリーでは補欠に登録されたが、当日変更で勝負区間に投入されることが有力だ。地元は大規模な土石流があった伊豆山に隣接する泉地区。3日に発生から半年を迎え、復興に立ち上がる地元に「元気を与える走りがしたい」と誓う。 熱海市立泉中から強豪の佐久長聖高(長野)に進み、主将を務めた。駒大でも1年から主力になり、5月の日本選手権(エコパスタジアム)は日本人学生歴代3位の27分41秒68をマークした。 土石流が発生した7月
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伊東市、飲食店向け商品券計画 消費喚起と業者支援両立を【湧水】
新型コロナウイルスの「第5波」の影響を受ける飲食店の支援策として、伊東市が30%プレミアム付き商品券の発行を計画している。事業費5千万円で1億5千万円規模の経済効果を見込む。ただ、市内業者の7~8割が観光業に関連し、緊急事態宣言の影響は幅広い業種に及んでいる。事業継続と雇用維持のため、当面の運転資金を補助できるような施策を両立できないだろうか。 8月19日までのまん延防止等重点措置期間、その後の宣言期間とも、時短営業や休業の要請に応じた飲食店には売り上げに応じて1日当たり最大10万円が支払われる。また、県は業種を問わず売り上げが減少した事業者に応援金を給付する。ただ、申請数や時期によって支