東レ、地元で連勝 パナ破る バレーボール・Vリーグ

 バレーボールのVリーグは30日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-1でパナソニックを破って今季初の地元戦を2連勝で終えた。

東レ-パナソニック 第3セット、東レの高橋(右)とパダル(中央)が相手スパイクをブロックする=三島市民体育館
東レ-パナソニック 第3セット、東レの高橋(右)とパダル(中央)が相手スパイクをブロックする=三島市民体育館

 東レは1-1で迎えた第3セットを競り勝ち主導権を握った。中盤に最大5点リードを逆転されたが、高橋健太郎の速攻などで粘り、31-30から難波尭弘が相手エースのクビアク・ミハウのスパイクをブロックした。
 第4セットは11-14からパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打などで逆転。最後はパダルがサービスエースで決めた。

 ■流れを変えた 高橋のブロック
 第4セット24-21。東レのエース、パダルのサーブが相手コートに突き刺さると、三島市民体育館に大歓声が響いた。強敵パナソニックに2連勝。篠田監督がホームの声援とともに勝因に挙げたのは第3セットの攻防だ。けがから回復途中のミドルブロッカー高橋を投入しブロックが機能。32-30と大接戦を制して押し切った。
 第1セットを先取したが、第2セットは中盤で離され20-25。前日の逆転勝ちの勢いがそがれる中、高橋は「ブロックタッチでラリーにすることを意識した」。まずは1-2から速攻と連続ブロック。その後も相手スパイクを巧みにいなして攻撃につなげた。
 24-24からは相手サーブで得点するサイドアウトの応酬。ここで2年目のミドルブロッカー難波が存在感を見せる。速攻2本に続き、最後は相手エースのクビアクをシャットアウト。「Vリーグに入って一番のプレー」で流れを決定付けた。
 先発した西本、上條もミスはあったが、2試合を通じ持ち味を発揮し、「他チームからはタイプが異なる、いいミドルブロッカーがいると思われている」と篠田監督。手応えをつかんで今季最初の地元戦を締めた。

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