卓球Tリーグ男子の静岡ジェード ホーム初勝利わずかに届かず 彩たまに2―3

 卓球のノジマTリーグ男子に今季参入した静岡は11日、静岡市駿河区のグランシップで彩たまと対戦し、2-3で敗れ、先日に続きホーム初勝利を逃した。

静岡-彩たま シングルスで1ゲームを奪った静岡の三木=静岡市駿河区のグランシップ
静岡-彩たま シングルスで1ゲームを奪った静岡の三木=静岡市駿河区のグランシップ
静岡―彩たま 2年ぶりの地元戦となった彩たまの英田=静岡市駿河区のグランシップ
静岡―彩たま 2年ぶりの地元戦となった彩たまの英田=静岡市駿河区のグランシップ
静岡-彩たま シングルスで1ゲームを奪った静岡の三木=静岡市駿河区のグランシップ
静岡―彩たま 2年ぶりの地元戦となった彩たまの英田=静岡市駿河区のグランシップ

 第1試合のダブルスを落として迎えたシングルスで森薗政崇が高木和卓を、坂井雄飛が英田理志(島田商高出)をいずれも3-1で破って逆転したが、第4試合で三木隼が曽根翔に1-3で敗れて2勝2敗。1ゲーム制のビクトリーマッチは坂井が高木和を追い上げたが、8-11で競り負けた。
 静岡は12日に同会場で岡山と対戦する。

 ▽男子
彩たま(11) 3―2 静岡(18)
琉球(29) 3―2 東京(28)

 ▽女子
神奈川(28) 4―0 九州(3)


善戦も「あと一歩に差」
 ホーム初勝利にわずかに届かなかった。1ゲーム制のビクトリーマッチ(VM)。静岡の坂井(愛知・愛工大名電高)は8-10からの返球をネットに掛けてがっくりと肩を落とした。最下位の彩たまに手痛い黒星。地元戦は4連敗となった。
 シーズン前半を7勝1敗で折り返した森薗・龍崎のダブルスペアが前日に続いて2連敗。森薗がコーチ研修に参加していたことによる連係不足はあるが、相手に分析されているのも事実だ。
 シングルスではここまで3戦全てストレート負けの三木(山口・野田学園高)が「勝ちたい気持ちを抑え、自分のプレーが出せた」と初めて1ゲームを奪取。坂井も攻撃型カットマンの英田(島田商高出)を破り、VMも5-9から追い込んだ。ただ、監督兼任の森薗が「あと一歩に大きな差がある」と話すように、勝負どころで押し切れなかった。
 主力が不在とはいえ、トップ選手が集うTリーグで高校生がこれだけ出場機会を得ているのは異例。坂井は「(VMは)序盤にサーブに対応できず失ったポイントが最後に響いた。でも、いい勝負はできている」と自信を深める。12日の岡山戦は横谷も合流予定。地元3連戦の最後に意地を見せられるか。

彩たまの英田 地元戦で奮闘
 彩たまの英田(島田商高出)が2年ぶりの県内戦にシングルスで出場。勝利こそ逃したが、「お世話になった方々が声援を送ってくれた」と感謝した。観客席には、自身が本格的に卓球を始めた藤枝市のスポーツ少年団を前身とするスポーツクラブの後輩が来場。試合は静岡の坂井に1-3で逆転負けしたが、攻撃型カットマンという個性的なスタイルで会場を沸かせた。
 チームはビクトリーマッチを制して連敗を2でストップ。地元の応援を胸に「自分が勝っていればもっと楽な展開だった。前を向いて頑張っていく」と巻き返しを誓った。

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