なぎなた(浜松市立)決勝トーナメント進出ならず ボート/新体操/セーリング 全国高校総体

 全国高校総合体育大会(インターハイ)は13日、四国などで行われ、なぎなた団体(5人制)の浜松市立は3校による予選リーグで鯖江(福井)、盛岡二(岩手)に敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。ボートはかじ付きクオドルプルで男子の浜松北と女子の浜松湖南、男子ダブルスカルの新居(河野大翔・高部侑汰組)、シングルスカル女子で全国高校選抜覇者の高橋莉子(浜松北)、男子で選抜5位の佐々木吾滝(沼津工)がいずれも14日の準決勝に進んだ。新体操個人は男子の八木太一(島田工)が総合20位、女子の糠谷葉月(城南静岡)が同11位だった。

なぎなた団体予選リーグ 浜松市立―鯖江(福井) 1本勝ちした浜松市立の副将石塚(右)=香川・丸亀市民体育館
なぎなた団体予選リーグ 浜松市立―鯖江(福井) 1本勝ちした浜松市立の副将石塚(右)=香川・丸亀市民体育館


 ■3年生14人で取った1本 浜松市立
 3年生14人で取った1本だった。なぎなた団体の浜松市立は予選リーグで敗れたが、鯖江(福井)との初戦で副将石塚が1本勝ち。鋭い踏み込みからのコテに「すっと前に出られた。みんなに背中を押されたよう」と仲間への思いを口にした。
 3年生はメンバー外も含め全員が初心者。これまではOGや外部の競技者に指導を仰いできたが、コロナ禍でその機会は激減した。さらに県内のなぎなた部で団体を組むのは同校だけ。県外遠征の制限で試合経験も十分に積めない中、試行錯誤を続けてきた。
 なぎなたが正式競技になって26年目。同校は出場20度で予選リーグ突破が一度もないほど全国の壁は高い。それでも今回は、鯖江に1-2、盛岡二(岩手)に0-2と粘った。第2戦で次鋒(じほう)に座った主将原は「チームとして、全国で1本取れたことがうれしい」と充実感をにじませた。

 ■なぎなた
 ▽団体予選リーグ第2コートCブロック
盛岡二(岩手) 2―0 浜松市立
○ 丸山 1―0 高橋 
  水本 0―0 原 
  照井 0―0 田中 
  村上 0―0 石塚 
○ 高梨 1―0 岡本 

鯖江(福井) 2―1 浜松市立
○ 吉沢 1―0 高橋 
  竹内 0―0 小杉 
○ 青山 1―0 田中 
  市川 0―1 石塚 ○
  高溝 0―0 岡本 
 ▽同順位(1位は決勝トーナメントへ) ③浜松市立2敗

 ■ボート
 ▽男子かじ付きクオドルプル準々決勝
 「4組」①浜松北3分32秒93=準決勝進出
 ▽同ダブルスカル準々決勝
 「7組」①新居3分51秒93=準決勝進出
 ▽同シングルスカル準々決勝
 「4組」①佐々木吾滝(沼津工)4分6秒43=準決勝進出
 ▽女子かじ付きクオドルプル準々決勝
 「5組」①浜松湖南4分15秒71=準決勝進出
 ▽同ダブルスカル準々決勝
 「7組」③浜松西4分23秒59=落選
 ▽同シングルスカル準々決勝
 「8組」①高橋莉子(浜松北)4分41秒87=準決勝進出

 ■新体操
 ▽男子個人 ⑳八木太一(島田工)27・900点(クラブ13・900、スティック14・000)
 ▽同種目別クラブ ⑲八木太一(島田工)13・900点
 ▽同種目別スティック ⑰八木太一(島田工)14・000点
 ▽女子個人 ⑪糠谷葉月(城南静岡)42・300点(フープ20・600、ボール21・700)
 ▽同種目別フープ ⑬糠谷葉月(城南静岡)20・600点
 ▽同種目別ボール ⑪糠谷葉月(城南静岡)21・700点

 ■セーリング
 ▽男子420級13日成績 ⑫熱海30点(第2レースまで)

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