バスケ男子B3 静岡、攻撃進化に手応え 単独首位で7、8日新年初戦 昇格へ「リーグ1位狙う」

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は7、8日、ホームの静岡市中央体育館で8位岐阜との2023年初戦に臨む。22年を8連勝で締め、現在21勝3敗の単独首位。悲願のB2昇格へいよいよスタートする勝負の年に向け、主将の岡田雄三(沼津中央高出)にここまでの戦いぶりと新年の決意を聞いた。

悲願のB2昇格へ、チームの進化に手応えを感じている主将の岡田雄三(左)
悲願のB2昇格へ、チームの進化に手応えを感じている主将の岡田雄三(左)

 -シーズン前半を振り返って。
 「岩手、岡山という強豪との4連戦もあった中では予想以上。ただ、好調だっただけに下位の山口に1敗したのがもったいなかった。昨季も取りこぼしで(B2昇格の可能性がある)2位を逃している。順位にとらわれず、岐阜戦から一戦一戦勝っていきたい」
 -どこからでも得点できる新たなスタイルに取り組んでいる。
 「ボールがよく回り相手守備に的を絞らせていない。象徴的なのは昨年11月の東京Uとの第1戦。(得点源の)アレクシス・エールセネルが加入2季目で初めて無得点だったのに勝った。これは昨季までのチームでは考えられなかったこと」
 -後半戦への鍵を。
 「数字に表れない部分が勝負を分ける。スクリーンのミスやこぼれ球の競り合いから生まれる1、2点が大きい。それは誰が出場してもできるようにしなければならない」
 -3月まで上位との対戦が続く。
 「今月の鹿児島、東京Uとの4連戦、3月の岩手、埼玉、横浜EXとの6連戦がターニングポイント。特に鹿児島とは今月の2試合しか対戦できないので重要になる。埼玉戦は出身校のある沼津市で初開催。ファンの応援を力に変えたい。リーグ戦の上位8チームがプレーオフに進むが、2~7位の実力はほぼ同じ。組み合わせが有利になるリーグ1位を狙い、B2昇格を懸けた試合をホームで戦いたい」
 (聞き手=山本一真)

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