バスケットボール・B2 ベルテックス静岡 愛媛下し、連勝 

 バスケットボールBリーグ2部(B2)は25日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は99-72で愛媛を下し2連勝で、通算4勝3敗とした。

静岡-愛媛 第1クオーター、静岡の岡田(右)、加納(左から2人目)が守備でプレスをかける=静岡市中央体育館
静岡-愛媛 第1クオーター、静岡の岡田(右)、加納(左から2人目)が守備でプレスをかける=静岡市中央体育館

▽2部
 静岡 4勝3敗 99(30―21 31―13 18―17 20―21)72 愛媛 2勝5敗

 静岡は序盤から高い守備強度で主導権を握った。前半だけで61-34。岡田雄三を起点にハイプレスを仕掛け相手のパスワークを寸断。加納誠也やトーマス・ブロープレーの3点シュート、ジョン・ハーラーのインサイドプレー、山田安斗夢の速攻など内外自在に得点を重ね、後半も追い上げを許さなかった。
 静岡は28、29日に沼津市総合体育館で福島と対戦する。
愛媛を圧倒 99―72 強行軍なんの!! 守備強度高く  B2昇格による初の水曜開催は、9日間で5試合を行う強行軍の3戦目。さらに岩手での2連戦から中2日にもかかわらず静岡が圧倒的な運動量を見せた。開始直後から5人が連動して愛媛に重圧を掛け、まともにシュートすら打たせない。前半だけで27点リードを奪って大勢を決めた。
 PG岡田が最前線で守備のスイッチを入れた。「相手PGは出場時間が長い。どんどん体力を削っていく」。第1クオーター(Q)だけで8秒ルール(8秒以内に敵陣にボールを運ぶ)の反則を2度も誘発。他の4人もマークを受け渡すタイミング、体の寄せを徹底し相手に好機をつくらせなかった。
 攻めても素早い球離れでノーマークを生み出し前半だけで3点シュート9本。特に圧巻だったのは48-30の第2Q残り2分16秒からだ。山田と吉田で3点シュート3連発。さらに山田が連続でドライブをねじ込み2分弱で13点を積み上げた。今季初先発で18得点。「リングにアタックする役目を遂行できた」と手応え十分だ。
 ここまで競り合いばかりだったが、7戦目にして100点ゲームに迫る大勝。ミュラー監督も「攻撃、守備とも全てが良かった」と会心の勝利を喜んだ。
 (山本一真)

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