スノボ・三木つばきが練習公開 26年ミラノ五輪「金」へ前進を

 2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が12日、自身が通う日体大(東京都世田谷区)で練習を公開した。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪まで3年となる新シーズンに向け「ワールドカップ(W杯)総合優勝が目標。五輪で金メダルを取るために、ワンステップ上に行きたい」と意気込んだ。

新シーズンに向け練習を公開した三木つばき=東京都世田谷区の日体大
新シーズンに向け練習を公開した三木つばき=東京都世田谷区の日体大

 三木はジャンプやランニングなどで体の動きを確認。夏場は全身を連動させた筋力強化に力を入れた成果もあり「普段はいい状態にならないと雪上に立ちたいと思わないが、今は申し分ない感じ」と、手応えを口にした。
 昨季終盤にはスノーボードとアルペンスキーの二刀流で五輪金メダリストのエステル・レデツカ(チェコ)のレースを観戦。滑りに「ひねり」の要素を加えていることを参考に、「今季は3次元的な動きを取り入れる。目標としてきた男子選手のような滑りに、レデツカ選手のような動きを融合させられれば」とさらなる進化に挑む。
 三木は26日にオーストリアへ出発し、12月からW杯を転戦する予定。年間2勝を含めて3度表彰台に立つことを目標に掲げ「期待や応援、サポートに結果で恩返ししたい」と決意した。
 (運動部・山本一真)

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