三木選手に静岡県知事顕彰 日本人初スノボ世界選手権V モーグル杉本選手と訪問

 スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転で優勝した三木つばき選手(19)=キャタラー、掛川市=が14日、県庁を訪れ、アルペン種目として日本人初の快挙を川勝平太知事に報告した。知事顕彰を授与された三木選手は「素晴らしい表彰をいただいた。ミラノ五輪でも金メダルを持ち帰ってきたい」と意気込みを語った。

スノーボード女子パラレル大回転で世界選手権を制し川勝知事(中央)から知事顕彰を受けた三木選手(右)と、モーグル8位入賞を報告した杉本選手=県庁
スノーボード女子パラレル大回転で世界選手権を制し川勝知事(中央)から知事顕彰を受けた三木選手(右)と、モーグル8位入賞を報告した杉本選手=県庁

 三木選手は今季、ワールドカップ(W杯)で苦戦が続いたが、世界選手権は決勝で北京五輪2位のダニエラ・ウルビング選手(オーストリア)を下した。“雪なし県”静岡からの世界女王誕生に「どこに住んでいても楽しめるスポーツ。自分の滑りで面白そうと思ってもらえれば」と、県内冬季スポーツの盛り上がりを期待した。
 同日はスキー世界選手権男子モーグル8位の杉本幸祐選手(28)=デイリーはやしや、袋井市出身=も訪れ、「ミラノ五輪に向けた最初の年。目標の8位に入れたことで来季へいいステップが踏めた」と話した。川勝知事は「静岡の多くの方が応援している。目標の五輪へ向かっていってほしい」と激励した。
 三木選手は同日、掛川市役所も訪問し、久保田崇市長に喜びを報告した。

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