⚽Uー22代表大岩監督「コンセプト出す」 アルゼンチンと真っ向勝負 18日にアイスタ

 来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU―22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU―22アルゼンチン代表と対戦する。17日は大岩剛監督(清水商高出)が会見し、「守備は前からボールを奪う、攻撃はボールを支配するというチームのコンセプトをしっかり出したい」と真っ向勝負を強調した。

18日のアルゼンチン戦に向け、前日会見で意気込みを語る大岩剛監督=IAIスタジアム日本平
18日のアルゼンチン戦に向け、前日会見で意気込みを語る大岩剛監督=IAIスタジアム日本平
U―22アルゼンチン戦へ最終調整するU―22日本代表の鈴木海音(中央)ら=IAIスタジアム日本平
U―22アルゼンチン戦へ最終調整するU―22日本代表の鈴木海音(中央)ら=IAIスタジアム日本平
18日のアルゼンチン戦に向け、前日会見で意気込みを語る大岩剛監督=IAIスタジアム日本平
U―22アルゼンチン戦へ最終調整するU―22日本代表の鈴木海音(中央)ら=IAIスタジアム日本平

 このチームでは初めて国内で開催される国際親善試合。同区出身の大岩監督にとっては故郷での一戦になる。会見前には高校時代の恩師、大滝雅良氏と言葉を交わし「パワーをもらった」と士気を高めた様子だ。
 アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位。ただ、U―22世代は五輪南米予選へ構築途上にあるとして、指揮官は「リスペクトしすぎず、各局面で1対1、組織同士の勝負に勝つことを求めていく」と意気込んだ。
 選手は同日、スタジアムで最終調整。公開された冒頭では松村優太(鹿島、静岡学園高出)や鈴木海音(磐田)、清水に所属した鈴木唯人(ブレンビー)らがボール回しなどで体をほぐした。

アイスタ凱旋の鈴木唯「結果求める」
 パリ五輪最終予選を兼ねたU―23アジア杯まであと半年。チームは世界屈指の強豪アルゼンチンを相手に真価を試される。背番号「10」の鈴木唯(ブレンビー)は、慣れ親しんだアイスタへの凱旋(がいせん)に「スタジアムのやりやすさは分かっている。何一つ言い訳はできない」と気を引き締めた。
 欧州勢を中心に国際親善試合は通算3勝3分4敗。内容は良くても勝ちきれない試合が多かった。今回は南米の雄を相手に初の国内戦。全活動に参加するエースは「結果を求めたい」と勝利を誓う。
 センターバックの鈴木海(磐田)は「下がることなく、長所のインターセプトやビルドアップで攻撃の起点となりたい」と、チームが掲げる攻守で攻撃的なスタイルを体現するつもりだ。磐田でJ1昇格を決めて迎える一戦。「静岡でアルゼンチンと戦えることはなかなかない。勝てばチームも個人も自信になる」と意気込んだ。
(山本一真)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞