バスケB2・ベルテックス静岡 20、21日最終節 プレーオフへ大一番 鍵はブロープレー

 バスケットボールBリーグ2部(B2)は20、21日に最終節を行い、静岡は敵地で福岡と対戦する。プレーオフ(PO)のワイルドカード争いは出場圏内の2位。3位神戸とゲーム差はないが、直接対決の得失点差で上回り、昇格初年度でのPO進出へ“M2”で大一番を迎える。

プレーオフ進出を懸けた福岡戦で、攻撃の鍵を握る静岡のブロープレー(左)=静岡市内
プレーオフ進出を懸けた福岡戦で、攻撃の鍵を握る静岡のブロープレー(左)=静岡市内

 静岡は前節で愛媛に連勝。ともに今季課題だった終盤の競り合いを制し、連敗した神戸に勝率で並んだ。神戸との対戦成績は3勝3敗。最終対決は1勝1敗と勝ちきれなかったが、最後の最後に得失点差で2点上回ったアドバンテージを生かせる状況に持ち込んだ。
 福岡は同じ西地区の2位でPO進出を決めているものの対戦成績は2勝2敗。じっくり3点シュートを狙ってくるのが特徴だが、古巣対戦となる主将加納は「最近10試合は前からプレスを掛けていい守備ができている」と自信を見せる。ロースコアが得意の相手に対し、激しい守備から速い展開に持ち込んで流れをつかみたい。
 攻撃の鍵を握るのはブロープレーだ。チーム最多の平均17・1得点。愛媛戦は2試合で61得点を挙げた。ジャンプショットだけでなく、「シーズンが進むにつれて、互いの特徴を分かり合えている」とスクリーンプレーからの連係精度も向上。「B2初シーズンでPOのチャンスをもって残り2試合に臨める。必要なことは何でもやる」とエースとして勝利に導く覚悟だ。
 

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