岩崎亜久竜(清水町出身)、凱旋で好プレー 太平洋マスターズゴルフ 国内メジャー初Vでたくましく

 25歳の新鋭がメジャータイトルを引っさげて静岡に帰ってきた。10月に男子プロゴルフ国内三大大会、日本オープン選手権でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜(清水町出身)が、9日に御殿場市の太平洋クラブ御殿場で開幕した三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡新聞社・静岡放送後援)で凱旋(がいせん)。快挙の余韻が残る中での地元戦で好プレーを見せ、ギャラリーを沸かせた。

ギャラリーの声援に応える岩崎亜久竜=9日午後、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)
ギャラリーの声援に応える岩崎亜久竜=9日午後、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)
大勢のギャラリーが見守る中、プレーする岩崎亜久竜=御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)
大勢のギャラリーが見守る中、プレーする岩崎亜久竜=御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)
ギャラリーの声援に応える岩崎亜久竜=9日午後、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)
大勢のギャラリーが見守る中、プレーする岩崎亜久竜=御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(写真部・宮崎隆男)

 ルーキーイヤーの昨季に賞金ランク3位に入って挑戦権を得た欧州ツアーは15戦で予選通過3度だけ。時差や芝、食事の違いに苦しみ、海外勢のプレーに打ちのめされたが、「攻め方や技術で足りない部分が分かった」と泥くさく自己を見つめ直した。昨季は2位が3度と勝ちきれなかったが、今季は最初のチャンスで優勝。たくましさを増した姿を地元でも見せた。
 初日は1オーバーで首位と5打差の43位。不調ながらもスコアをまとめて成長の跡を示した。「他会場より応援が多い。たくさんバーディーを取って盛り上げたい」。今大会を含め残り4戦。ここから賞金王争いにも食い込む決意だ。
 礼儀正しい人柄とスケールの大きなゴルフは多くのファンも魅了する。夫婦とゴルフ仲間ら7人で来場した沼津市の山崎久美子さん(57)は岩崎が日大時代から注目し、今では応援グッズも手作りする熱烈な〝サポーター〟。タイトル獲得によって岩崎の認知度が高まったことを実感し、「地元で2勝目を挙げてほしい。国内で活躍してから、将来は海外に挑戦してくれれば」と期待を寄せた。
(運動部・山本一真)

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