杭州アジア大会が開幕 過去最多の日本選手団 水鳥副団長ら行進
【杭州＝静岡新聞社臨時支局・山本一真】第１９回アジア競技大会は２３日、中国浙江省杭州市の主会場「杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム」で開会式を行い、アジア最大のスポーツの祭典が開幕した。１０月８日までの１６日間、杭州などで４０競技４８１種目を実施し、４５カ国・地域から選手約１万２千人が参加する。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う１年延期を経ての開催。世界選手権などが重なり、一線級が出場しない競技もあるが、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は来夏に迫ったパリ五輪に向け、国際経験を積む貴重な大会として１１００人を超える過去最多の選手団を編成した。
中国での開催は１０年の広州以来３度目。開会式には習近平国家主席が出席。日本選手団は水鳥寿思副団長（静岡市出身）をはじめ、水球女子の設楽ひかる（イカイ）、ライフル射撃の森栄太（自衛隊、浜松工高出）、市川広義（警視庁、修善寺工高出）ら約１００人が行進。フェンシング女子の江村美咲（立飛ホールディングス）、ライフル射撃男子の清水彰人（アラスカ大フェアバンクス校）が旗手を務めた。
次回２６年大会は愛知県と名古屋市が共催する。
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