卓球・静岡オクシズUU×島田樟誠高 地域活性化へタッグ スポンサー契約締結

 静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球男子チームを創設し、来季Tリーグに参入する静岡オクシズUU(河村水稀代表)と、島田樟誠高(杉本寿久校長)はパートナーシップ(スポンサー)契約を締結し、20日に同校で調印式を行った。競技力向上や地域活性化へ連携する。Tリーグによると、私立高とのスポンサー契約は珍しいという。

パートナーシップ契約を結んだ静岡オクシズUUの河村水稀代表(左)と島田樟誠高の杉本寿久校長=20日午前、同校
パートナーシップ契約を結んだ静岡オクシズUUの河村水稀代表(左)と島田樟誠高の杉本寿久校長=20日午前、同校

 同校の卓球部は昨秋の県高校新人大会で男女とも団体3位の強豪。契約には同校から静岡オクシズUUへの協賛金のほか、チームのユニホームや練習着、部活動ウエアなどへの掲出を想定した校章、チームロゴマークの相互使用、生徒のチーム練習への参加などが盛り込まれた。ホームゲームやイベント開催などでも協力する。
 杉本校長は「卓球で静岡を活性化しようというオクシズUUの理念と、地域貢献を目指す学校の目標が合致した。部活動にとどまらず、プロスポーツと地域の新たな関係を考えたい」と狙いを説明。同部が主体で地元の小中学生を指導しているジュニアチームの活動にも触れ「今後は中学部活動の地域移行の受け皿も必要になる。競技人口拡大にもつなげられれば」と幅広く連携を模索していく。
 河村代表は「ロールモデルとして大きな一歩。島田樟誠高とさまざまな活動を行い、具体的な社会貢献の形を見せていきたい」と話した。今後もチームの活動に賛同してくれる学校を募るという。

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