堅守対決、速攻が鍵 B3静岡、21日からPO準々決勝

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は21日から、沼津市総合体育館で東京U(同6位)とのプレーオフ準々決勝(2戦先勝方式)に臨む。リーグ戦の総失点数は静岡が3位、東京Uが2位と堅守同士。静岡は攻守で速い展開に持ち込めるかが鍵を握る。

プレーオフ準々決勝に向けて調整する静岡の選手。東京U戦はガード岡田(手前左)ら前線からの守備が鍵を握る=静岡市内
プレーオフ準々決勝に向けて調整する静岡の選手。東京U戦はガード岡田(手前左)ら前線からの守備が鍵を握る=静岡市内

 リーグ戦の対戦成績は2勝2敗だが、シュート制限時間(24秒)をフルに使う東京Uにより、いずれもロースコアの展開になった。「失点を防いでも24秒使われるとリズムに乗れない。相手の攻撃を手詰まりにさせ、走って勝つのが理想」と加納。守備で前線から圧力をかけ、ミスを誘って速攻につなげたい。
 相手は登録選手が12人の上、ガード陣に負傷者がいて、主力は30分以上のプレーを強いられそう。5対5のハーフコートによる攻防が主体な分、攻守の切り替えも速くない。流れをつかめば選手層の厚さを生かし、運動量で押し切れる。
 沼津市では初開催となった3月のリーグ戦で連敗。沼津中央高出身の主将岡田は「どれだけ攻撃回数を増やせるか。相手が守備組織を組む前に攻めきりたい」と、地元に初勝利を届ける決意だ。
 (山本一真)

 

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