バスケ静岡 B2へ「あと2勝」 加納が導く! 難敵埼玉とPO準決勝

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は28日から、埼玉(リーグ2位)とのプレーオフ準決勝(2戦先勝)に臨む。今季2戦2敗の難敵を破れば、B2昇格が決まる大一番。B3屈指の攻撃陣をいかに止めるかが勝負を左右する。キーマンは前回対戦をけがで欠場した34歳の加納。ミュラー監督も全幅の信頼を置く守備の要が悲願に導く。

準々決勝で外国人選手をマークする加納(中央)。埼玉戦では守備の要としてB2昇格の鍵を握る=沼津市総合体育館
準々決勝で外国人選手をマークする加納(中央)。埼玉戦では守備の要としてB2昇格の鍵を握る=沼津市総合体育館

 加納は1月に左膝外側半月板を断裂。復帰までの2カ月間、チームは埼玉を含む上位対決に大きく負け越し、指揮官も加納不在の影響に言及した。
 持ち味は個人成績に表れない貢献度。特にリバウンド数は平均2・3ながら「自分で取れなくても、相手に取らせなければいい」と外国人のビッグマンに体を当て、味方が飛び込むスペースをつくる。前回対戦では、リバウンド王のワトキンスを中心とした相手にオフェンスリバウンドから2次攻撃を許した分、加納の復帰は大きい。
 相手の多彩な攻撃陣に対しても「ボールを持たせなかったり、受ける位置を1歩ずらしたりするだけでもプレッシャーになる」と抑えるイメージは十分。リーグ戦で2戦続けて逆転を許した最終盤の攻防についても「残り3分からの締めの部分で、自分にできることがある」と自信を見せるベテランが「あと2勝」を引き寄せる。

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