都道府県女子駅伝 静岡県、3大会ぶり入賞へ 序盤にエース3枚

 全国都道府県対抗女子駅伝は15日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。昨年14位の静岡県は3大会ぶりの入賞を狙い、序盤3区間に各年代のエースを投入して勝負を懸ける。

3大会ぶりの入賞を狙う本県女子代表メンバー
3大会ぶりの入賞を狙う本県女子代表メンバー
全国都道府県対抗女子駅伝県代表/静岡県女子の過去10大会の成績
全国都道府県対抗女子駅伝県代表/静岡県女子の過去10大会の成績
3大会ぶりの入賞を狙う本県女子代表メンバー
全国都道府県対抗女子駅伝県代表/静岡県女子の過去10大会の成績

 1区はふるさと出場枠の清水(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)。今季限りでの引退を表明しているが、全日本実業団女子駅伝2区6位と実力は健在だ。「花の1区」でラストランに臨む。
 中高生の選手層は近年トップクラス。4キロの2区が有力な沢田(浜松市立高)は1500メートル高校歴代2位。昨年は高校1年ながら同区間で大学、実業団と渡り合った。「長距離への対応も積んできた。目標は区間賞」と意気込む。全国中学校体育大会1500メートル3位の大谷(浜松細江中)が濃厚な3区と合わせ、首位をうかがう。
 上り基調の5区は田島(静岡サレジオ高)が担うことになりそうだ。県勢が例年苦しめられてきた難所で昨年区間13位。「上りは得意。今回は昨年失速した後半に力を残して走れれば」と経験を生かす。中学生区間の8区は3000メートル9分台の半田(富士岩松中)と藤田(富士宮北山中)が競う。調子を上げている藤田は「強い選手に食らい付いてアンカーにつなぎたい」と出場を目指す。
 最長10キロのアンカー9区は2年連続で竹山(センコー、浜松湖東高出)に託すことになりそう。昨年は34分0秒の区間33位で入賞圏内の7位から七つ順位を下げる不本意な走りだっただけに、高校時代に指導した渋川監督(浜松工高教)は「状態は上がっている。今年は32分台で走ってくれるはず」と雪辱に期待する。

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