川野(御殿場南高出)が銅 世界陸上35キロ競歩 2大会連続メダル

 陸上の世界選手権は24日、ブダペストで男子35キロ競歩を行い、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2時間25分12秒で銅メダルに輝いた。準優勝した昨年に続く2大会連続メダルで、今大会の日本勢第1号となった。

陸上の世界選手権男子男子35キロ競歩で銅メダルを獲得し、日の丸を掲げる川野将虎。今大会の日本勢のメダル第1号となった=ブダペスト(共同)
陸上の世界選手権男子男子35キロ競歩で銅メダルを獲得し、日の丸を掲げる川野将虎。今大会の日本勢のメダル第1号となった=ブダペスト(共同)

 川野は30キロ過ぎから、20キロ覇者のアルバロ・マルティン(スペイン)、ブリアン・ピンタド(エクアドル)と三つどもえの優勝争いを繰り広げた。残り2キロ手前で突き放されたが、後続の追い上げは許さず3位を死守。優勝まで1秒差の銀だった前回に続く2大会連続のメダルを手にした。

出身地の小山町 込山正秀町長コメント
 町民が喜びと(町への)誇りを強く感じ、町全体が勇気づけられたように感じる。世界を相手に自己の力を真摯(しんし)に高めている好青年。人には優しく自分に厳しい姿から、みんなで応援したくなる立派な「人」でもある。これからも町を挙げて川野選手を支え、応援していきたい。

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