バスケB2・ベルテックス静岡、強敵熊本に80―72 連敗止める

 バスケットボールBリーグ2部(B2)は3日、県武道館などで行われ、西地区5位の静岡は80-72で同地区2位の熊本を破り、連敗を2で止めた。通算16勝20敗。

静岡-熊本 第1クオーター、静岡の橋本が速攻からシュートを決める=県武道館
静岡-熊本 第1クオーター、静岡の橋本が速攻からシュートを決める=県武道館
静岡-熊本 第2クオーター、ドライブからシュートを決める静岡の山田=県武道館
静岡-熊本 第2クオーター、ドライブからシュートを決める静岡の山田=県武道館
静岡-熊本 第1クオーター、静岡の橋本が速攻からシュートを決める=県武道館
静岡-熊本 第2クオーター、ドライブからシュートを決める静岡の山田=県武道館

 静岡が序盤で主導権を握って押し切った。第1クオーター(Q)を23-16。トーマス・ブロープレーの個人技や橋本尚明の速攻などで得点を重ね、高い守備強度で前半を32失点に抑えた。5点差に詰め寄られた第3Q終盤にはジョン・ハーラーのインサイドプレーで流れを引き戻し、7点リードで迎えた第4Qも競り合いを制した。

 ▽2部
 静岡 16勝20敗 80(23―16 18―16 18―20 21―20)72 熊本 25勝11敗


 堅守速攻 リード許さず
 クラブ史上最多2509人の観客が詰めかけた一戦を会心の勝利で飾った。静岡は西地区2位、9連勝中の熊本に1秒もリードを許さなかった。激しい守備で3試合連続100点ゲームの強敵を72点に抑え、攻めては5人が2桁得点。日本人最多の12得点した山田は「久々に静岡らしいバスケができた」と手応えをにじませた。
 31歳の橋本が先頭で引っ張った。ハイプレスで守備のスイッチを入れると、第1クオーター(Q)序盤で立て続けに速攻をねじ込んでチームを乗せた。球際でも体を張って3スチール。56-90と今季最多得点差で完敗した前節のA千葉戦後、「もう一度、挑戦者になる。自分のようなベテランが泥くさくやれば若手も付いてくる」との決意を体現した。
 昨年12月の前回対戦は2試合とも終盤に競り負け連敗。その後も大きな課題だった試合の締めくくりでも進歩を見せた。7点リードで迎えた第4Qは競り合いの中で、内外にボールを散らし山田、ローソン、ハーラーらが着実に得点した。「1人が孤立することなく、5人でボールを共有できた」と最多6アシストの山田。連敗を2で止め、プレーオフ争いにも1ゲーム差で食らい付く大きな1勝となった。
 (山本一真)

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