バスケB2静岡「最強の挑戦者に」 新体制発表、PO進出目標

 バスケットボールBリーグ2部(B2)の静岡は11日、静岡市内で新体制発表会見を開いた。松永康太社長は昇格1年目での勝率5割、プレーオフ(PO)進出を目標に掲げ「最強のチャレンジャーとして、Bリーグにサプライズを巻き起こす」と決意を新たにした。

B2で迎える新シーズンへ決意を新たにした(前列左から)大石アシスタントコーチ、松永社長、麻生GMと、(後列左から)大塚、加納、岡田、橋本=静岡市内
B2で迎える新シーズンへ決意を新たにした(前列左から)大石アシスタントコーチ、松永社長、麻生GMと、(後列左から)大塚、加納、岡田、橋本=静岡市内

 ハイレベルなB2を戦い抜く体制を強化するため、ゼネラルマネジャー(GM)に新たに麻生卓志氏を招聘(しょうへい)。ファクンド・ミュラー監督が4季目も続投し、引退した大石慎之介がアシスタントコーチとしてパイプ役になることで、攻撃的な守備からの速攻をベースにした「全員バスケ」をさらに進化させる。強化費も「昨季の1・2~1・5倍」(松永社長)に増額した。
 新加入は昨季B2でプレーしたPGの大塚勇人(33)と橋本尚明(30)、スペイン1部所属のトーマス・ブロープレー(31)。大塚、橋本は守備とアシスト能力に優れ、ブロープレーは得点源として期待される。昨季苦しんだリバウンドの強化のため外国人センターも獲得予定で、麻生GMは「経験があり、コンセプトに合う選手を獲得することで、戦術面に磨きを掛ける」との方針を示した。
 今季のスローガンは「WOW~静岡に、未(ま)だ見ぬ驚きを~」。クラブ理念「スポーツで、日本一ワクワクする街へ」の実現に向け、コート内外でエンターテインメント性を高めていく。売上高8億円、平均入場者数2千人を目標に掲げ、2026年の新B2、29年の新B1参戦に向けたスタートと位置付けた。
 (山本一真)

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