シャンソン、2季ぶり地元白星 バスケ女子Wリーグ

 バスケットボール女子Wリーグは29日、県武道館などで行われ、今季初の県内開催となったシャンソン化粧品は79-48で三菱電機を下し、地元で2季ぶりの白星を挙げた。

シャンソン-三菱電機 前半、鷹のはし(中央)が相手エースの渡辺をマークする=県武道館
シャンソン-三菱電機 前半、鷹のはし(中央)が相手エースの渡辺をマークする=県武道館
シャンソン-三菱電機 前半、シャンソンの吉田(左)が3点シュートを放つ。鷹のはし(右)は相手マークを分散させるなど攻守で献身的な動きを見せた=県武道館
シャンソン-三菱電機 前半、シャンソンの吉田(左)が3点シュートを放つ。鷹のはし(右)は相手マークを分散させるなど攻守で献身的な動きを見せた=県武道館
シャンソン-三菱電機 前半、鷹のはし(中央)が相手エースの渡辺をマークする=県武道館
シャンソン-三菱電機 前半、シャンソンの吉田(左)が3点シュートを放つ。鷹のはし(右)は相手マークを分散させるなど攻守で献身的な動きを見せた=県武道館

 シャンソンは前半で大量リードを奪った。第1クオーター(Q)からイゾジェ・ウチェのインサイドプレー、吉田舞衣の3点シュートなどで26-15と主導権を握り、第2Qは強度の高い守備で13-0と圧倒した。初の地元戦となった鷹のはし公歌(沼津市立高出)は3点シュート2本を含む8得点。守っても三菱電機のエース渡辺を自由にさせなかった。
 シャンソンは30日も同会場で三菱電機と対戦する。


シャンソン化粧品 4勝1敗 79(26―15 13―0 15―21 25―12)48 三菱電機 1勝4敗


鷹のはし、攻守で躍動 難敵を一蹴
 「堅守速攻」の真骨頂を見せつけ、シャンソンが今季初の地元戦を飾った。第1クオーター(Q)からハイテンポで攻め、第2Qは三菱電機を無得点に抑え込む圧倒ぶり。昨季はプレーオフ準々決勝で大逆転したとはいえ、一時24点差をつけられた難敵を一蹴した。
 鵜沢監督は勝因を「高強度の守備に尽きる」と言い切った。運動量で上回って苦し紛れのシュートを打たせ、188センチのウチェを軸に確実にリバウンドを収める。特に羽田から移籍し、初凱旋(がいせん)となった鷹のはし(沼津市立高出)の働きは効いた。
 第1Q中盤から途中出場し、相手エースの渡辺を「どう抑えるかが課題。簡単にボールを持たせない」と巧みにマーク。最初にオフェンスファウルを誘発してリズムを乱し、9得点と決定的な仕事をさせなかった。
 攻めても少ないシュートチャンスを生かして8得点。同じ移籍組で昨季得点王の白崎と出場時間を共有しながら要所で決めて相手マークを分散させた。20得点で5試合連続2桁得点をマークしたエース吉田も「相手守備が的を絞りにくくなっていて、思い切って打てている」という。
 静岡に戻ってきた28歳が、18季ぶりの優勝を目指すチームに好循環を生み出している。
 (山本一真)
 

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