ベルテックス静岡、優勝持ち越し バスケB3プレーオフ決勝第2戦

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝第2戦を行い、静岡は60-77で岩手に敗れ、1勝1敗で第3戦にもつれ込んだ。

静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(右)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ
静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(右)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ
静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(中央)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ
静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(中央)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ
静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(右)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ
静岡―岩手 第4クオーター、静岡の大石(左)が、かつてともにプレーした岩手の大沢(中央)とマッチアップする=盛岡タカヤアリーナ

 静岡は攻守でリズムをつかめなかった。岩手の激しい守備に攻撃が停滞。第1クオーター(Q)から9-21と後手に回った。第3Qを終えて35-62と大勢は決したが、第4Qは大石慎之介、駒水大雅ジャックの3点シュートなどで17点差に追い上げる粘りは見せた。
 第3戦は8日、同会場で行われる。
 ▽決勝第2戦(盛岡タカヤアリーナ、3021人)
岩 手(リーグ1位)1勝1敗 77(21―9 15―13 26―13 15―25)60 静岡(リーグ3位)1勝1敗


 岩手に完敗 第3戦へ 残り5分、大石出場で光明
 静岡のスコアが凍り付いた。岩手の積極的な守備にボールが回らず、苦し紛れのシュートはことごとく決まらない。シュート成功率33・3%で今季3番目に少ない60得点。岩手にリーグ1位の堅守を見せつけられた。
 ミュラー監督が後手に回った要因に挙げたのがガードへの圧力。司令塔の岡田が自陣深くから相手マークに張り付かれテンポが上がらなかった。特に第1クオーター(Q)は8分間でわずか3点。この間に16失点して一方的な展開にされた。
 それでも、35歳のチームリーダーが第3戦への光明を見いだした。46-67の第4Q残り4分40秒からプレーオフ初出場の大石が3点シュートとアシスト2本。「明日につながる5分にしよう」との言葉通り、最大29点差を17点に縮め、攻撃的な姿勢を呼び戻した。
 守っては、かつて静岡でともにプレーした大沢(静岡学園高出)とマッチアップ。大石は「個人的な感情は抑えた」と振り返ったが、大沢は「偉大な先輩とこの舞台に立つことにぐっと来るものがあった」という。
 岩手との対戦成績は3勝3敗。第3戦はB3の真の頂点を決める一戦だ。大石は「自分が出た5分間が優勝につながればいい」と後輩の奮起を信じた。

 

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