バスケB3静岡 天王山6連戦へ 初の沼津開催 大石、岡田 凱旋心待ち

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で首位を走る静岡が天王山を迎える。2位岩手との首位攻防戦(4、5日)を皮切りに、3位埼玉(11、12日)、5位横浜EX(17、18日)との6連戦。特に埼玉戦は沼津市総合体育館のこけら落としゲームにもなる。オフコートキャプテンで同市出身の大石慎之介は「生まれ育った町でプロとしてプレーするのが夢だった」と、初の地元凱旋(がいせん)を心待ちにする。

天王山の6連戦に臨む静岡の主将岡田(右)とオフコートキャプテンの大石。地元沼津市での初開催に向け士気を高める=静岡市内
天王山の6連戦に臨む静岡の主将岡田(右)とオフコートキャプテンの大石。地元沼津市での初開催に向け士気を高める=静岡市内

 静岡は現在35勝5敗。岩手とのゲーム差はないが、前回ホーム戦で連勝し直接対決の成績で首位に立つ。今回は岩手・宮古市での東日本大震災の復興祈念試合でもあり、主将の岡田雄三は「相手は並々ならぬ思いで向かってくる。受け身にならず挑戦者になることが重要」と気を引き締める。平均失点はともに60点台でリーグ1、2位の堅守同士。我慢比べを制し、勢いを付けたい。
 埼玉戦は沼津市で初のBリーグ公式戦。前売り券販売は好調で、観客数が初めて2千人の大台に乗る可能性も出てきた。飛龍高、浜松大(現常葉大浜松)を経て旧bjリーグ入りした大石が「自分も小学生の時、地元で実業団の試合を見て憧れた。子どもたちにこの舞台に立ちたいと思わせる試合をする」と意気込めば、三島市出身で沼津中央高出の岡田も「ホームの力も借りて勝つ。ベルテックス(静岡)のファンになってもらいたい」と気合十分。2人のチームリーダーがレギュラーシーズン1位へ必勝を期す。

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