バスケB2・ベルテックス静岡、越谷に延長競り負け 83ー89

 バスケットボールBリーグ2部(B2)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は延長の末に83―89で越谷に連敗し、通算6勝5敗となった。

静岡-越谷 第4クオーター、静岡の岡田がドライブからシュートを放つ=静岡市中央体育館
静岡-越谷 第4クオーター、静岡の岡田がドライブからシュートを放つ=静岡市中央体育館

 静岡は粘り強い守備で競り合いに持ち込んだが、インサイドの攻防で後手に回って押し切られた。53―59の第4クオーター(Q)にトーマス・ブロープレーの3点シュートなどで追い上げ、岡田雄三のブザービーターで延長に持ち込んだ。延長は岡田、加納誠也の3点シュートなどで一時リードしたが、ゴール下で連続失点した。
 ▽2部
 越谷 8勝3敗 89(20―19 18―21 21―13 16―22 延長 14―8)83 静岡 6勝5敗

攻守に死力も あと一歩  インサイドの大黒柱ローソンを負傷で欠いた一戦。静岡は昨季B2ベスト8の越谷を相手に攻守で死力を尽くした。それでも、あと一歩ゴール下を守り切れない。83-83の延長残り38秒、相手ビッグマンに3点プレーを喫して力尽きた。
 ローソンに加え191センチの大友も不在。200センチ台が並ぶ越谷と歴然とした体格差がある中で、静岡は限りある手札で渡り合った。
 「全員がすごくいい守備をしてくれた」とミュラー監督。試合開始からゾーンを敷いて40分間で75失点。これまでは勝負が決した場面でしか出場のなかった206センチのルーキー市川も要所で投入した。攻めては普段、司令塔の岡田が得点源になって最多24得点。73-75の第4クオーター残り4秒からのブザービーターで延長に持ち込んだ。
 勝負を分けたのは40-56と大差がついたリバウンド。勝負どころで相手にオフェンスリバウンドからねじ込まれ、岡田は「5人でリバウンドに絡む意識が必要」とかみしめた。
 この日は主力4人が5ファウルで退場。ローソンの復帰時期は未定で、今後も総力戦は必至だ。「自分が守備とリバウンドをどれだけ頑張れるか」と市川。B2初陣を順調に滑り出したチームに最初の試練が訪れた。
 (山本一真)

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