⚽サッカーU-22代表 18日アイスタでアルゼンチン戦 攻撃的スタイル表現 

 来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU-22アルゼンチン代表と対戦する。アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位の最強国。14日までに静岡新聞社の取材に応じた大岩剛監督(51)=清水商高出=は「追求してきた攻撃的なスタイルをいかに表現できるか。それを26人全員が理解して勝利につなげたい」と、五輪への試金石となる一戦へ決意を語った。

インタビューに答えるサッカーU-22日本代表の大岩剛監督=静岡市駿河区
インタビューに答えるサッカーU-22日本代表の大岩剛監督=静岡市駿河区
アジア大会準々決勝の北朝鮮戦で選手に指示を出すU-22日本代表の大岩監督=中国・杭州(写真部・二神亨)
アジア大会準々決勝の北朝鮮戦で選手に指示を出すU-22日本代表の大岩監督=中国・杭州(写真部・二神亨)
インタビューに答えるサッカーU-22日本代表の大岩剛監督=静岡市駿河区
アジア大会準々決勝の北朝鮮戦で選手に指示を出すU-22日本代表の大岩監督=中国・杭州(写真部・二神亨)

パリ五輪 試金石の一戦へ決意 大岩監督(清水商高出)インタビュー  2022年春のチーム発足から、大岩監督は一貫して「攻守でアグレッシブに主導権を握る」ことを求め、多くの選手を招集してきた。直近では9月に主力組でU-23アジア杯予選を戦い、大学生も含めた別メンバーで中国・杭州アジア大会に参戦。10月には米国遠征も実施した。今回はアジア大会組から松村優太(鹿島、静岡学園高出)ら4人を招集した。五輪本大会のオーバーエイジ枠の選出にも着手していて、メンバー争いは激しさを増す。
 アルゼンチン戦を終えれば、次は五輪最終予選を兼ねる来年4月のU-23アジア杯。東京五輪は開催国枠があったため、五輪世代のアジア予選は久々だ。指揮官は半年後に控える最大の難関も見据え、「ここまで選手の積極的な姿勢がしっかり成長につながってきた。それを継続し、さらにブラッシュアップさせていく」と意気込む。
 このチームにとって国内での国際親善試合は初めて。清水区出身の大岩監督にとって日本平は地元だ。「マッチメークには感謝しかない。われわれのチームにこういう選手がいて、どういうサッカーをするかを知ってもらい、応援したいと思わせる姿を見せる」と、故郷でパリへの追い風を生み出すつもりだ。
 (山本一真)
 おおいわ・ごう 1972年6月23日、静岡市清水区出身。清水商高、筑波大を経て名古屋、磐田、鹿島でDFとして活躍し、2010年シーズンで引退。17年途中に鹿島の監督となり、18年にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を制した。21年にU-18監督に就任し、22年からパリ五輪世代を率いる。51歳。

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