バスケットボール 静岡、岩手に競り勝つ Bリーグ3部

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は73-66で岩手を破り、連勝を7に伸ばした。

静岡-岩手 第4クオーター、静岡の山田(右)がドライブからシュートを放つ=静岡市中央体育館
静岡-岩手 第4クオーター、静岡の山田(右)がドライブからシュートを放つ=静岡市中央体育館

 静岡は同点の第2クオーター(Q)立ち上がりに吉田健太郎、山田安斗夢、ケニー・ローソンが立て続けに決めて主導権を握り、前半は40-33の7点リード。第4Qに一時逆転されたが、65-66の残り1分3秒から山田の3点シュートで勝ち越し、押し切った。
 静岡は6日も同会場で岩手と対戦する。

 ▽3部
静岡 8勝1敗 73(17―17 23―16 17―21 16―12)66 岩手 7勝2敗


点取り屋 山田存在感
 B2昇格を争うライバルとの今季初戦。互いに平均失点の少なさではリーグ上位同士の守り合いを静岡が制した。岩手にリードを許した時間帯は第4Q中盤の数分間だけ。最後は劇的な逆転劇で大きな1勝を手にした。
 相手の外国人3人に許した得点は計29点。特に得点源のドゥーリトルはゴール下で、複数で囲んで「気持ちよくプレーさせないことを意識した」(主将岡田)。失点を66に抑えて主導権を握った。
 攻めては新加入の山田が最多16得点。特に第4Qは61-62からドライブをねじ込み、65-66の残り1分3秒では決勝の3点シュートを沈めた。「自分の存在意義は点を取ること」。昨季、得点ランク日本人トップの点取り屋が勝負どころで抜群の存在感を放った。
 まだシーズン序盤だが「岩手は必ずプレーオフに上がってくる。大半の時間でリードしての勝利は価値がある」とミュラー監督。上位との対戦が続く勝負の11月を幸先よく滑り出した。

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