ベルテックス静岡 耐えて11連勝 バスケットBリーグ3部

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は19日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は74-65で東京Uを下し、連勝を11に伸ばした。

静岡-東京U 第3クオーター、激しい守備を見せる静岡の(右から)加納、新川ら=静岡市中央体育館
静岡-東京U 第3クオーター、激しい守備を見せる静岡の(右から)加納、新川ら=静岡市中央体育館

 静岡はロースコアの展開を耐えきった。前半はタバリオ・ミラー、ケニー・ローソンを軸に内角を攻めて33-31。第3クオーター(Q)中盤に勝ち越されたが、加納誠也、山田安斗夢の3点シュートなどで逆転し、第4Qは粘り強く守って競り勝った。
 静岡は20日も同会場で東京Uと対戦する。

 ▽3部
静岡 12勝1敗 74(16―13 17―18 18―15 23―19)65 東京U 8勝5敗


加納 攻守で光る
 互いに攻めきれない難しい一戦で静岡の堅守がものをいった。平均85・75点の東京Uに65失点。4クオーターとも20点以下に抑え、ミュラー監督は「守備がよければ、点が取れなくても勝てる。それが静岡の哲学」と自信をにじませた。
 両チームで計33度のファウルが飛び交う乱戦。ラフプレーが増える相手に対し、静岡は最後まで集中力を切らさなかった。特に攻守で光ったのが加納だ。
 B3の1試合最多得点記録(57点)を持つ東京Uのクレイグに「まずはボールを持たせないこと。常にプレッシャーをかけた」と加納。1対1で一歩も引かず許した得点はわずか12。アシストでも今季1位の相手エースから6度のターンオーバーを誘発した。
 攻めても、競り合った第3クオーター中盤に3点シュートを連発。特に2本目はバスケットカウントのフリースローも沈める4点プレーで逆転し、直後に相手の股を抜く絶妙なアシストで一気に流れを引き寄せた。「自分の仕事は守備と3点シュート。自信を持って打てた」。33歳のベテランが今季初のヒーローインタビューで大歓声を浴びた。

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