Bリーグ 静岡3連敗、3位後退

 バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、沼津市総合体育館などで行われ、2位静岡は83-91で3位埼玉に敗れて3連敗。通算35勝8敗の3位に後退した。=関連記事21面へ

静岡―埼玉 第4クオーター、静岡の岡田(手前)がシュートを決める=沼津市総合体育館(東部総局・山川侑哉)
静岡―埼玉 第4クオーター、静岡の岡田(手前)がシュートを決める=沼津市総合体育館(東部総局・山川侑哉)

 静岡は終始リードしながら逆転負けを喫した。岡田雄三のドライブから流れをつかみ、守備も機能して前半は41-36。第3クオーター(Q)終盤にはリードを9点に広げた。だが、第4Q出だしに連続9失点。吉田健太郎の3点シュートなどで食らい付き、残り53秒で82-82と追い付いたが、直後に3点シュートで勝ち越された。
 静岡は12日も、同会場で埼玉と再戦する。


 ▽3部
埼玉 35勝8敗 91(15―17 21―24 24―23 31―19)83 静岡 35勝8敗


守備耐えきれず また後半に失速
 82-82で迎えた残り32秒、埼玉のシットンに決定的な3点シュートを沈められ、真新しいアリーナに悲鳴が響いた。生命線の守備が耐えきれず、上位との6連戦で今季初の3連敗。4季目で最多の1995人が集まった沼津市総合体育館のこけら落としを飾れず、沼津中央高出の主将岡田は「勝利を見せたかった」と肩を落とした。
 前半3得点に抑えたシットンに後半だけで18得点を許した。特に痛かったのは第4クオーターの立ち上がりだ。連続3点シュートで初めて先行され「慌ててしまった」と岡田。一度は逆転したものの、3点シュート成功率リーグ2位の相手エースを要所で抑えきれなかった。
 岩手との首位攻防戦に続き後半に失速する展開を、新川は「守備の一言に尽きる。前半の強度を保てていない」と振り返る。1試合を通じて許したオフェンスリバウンドも16本。内角で体を張ってきたベテラン加納の負傷離脱の影響も決して小さくないだろう。
 長らく守った首位の座からわずか3試合で3位に転落。ただ、ミュラー監督は「B2昇格は全てプレーオフで決まる。前哨戦としていい教訓になった」とも言う。まずは12日の埼玉戦で沼津のファンに勝利を届け、勝負の4月に向けていい流れを生み出したい。


 ▽1部
SR渋谷 18勝20敗 91―82 群馬 22勝16敗

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞