卓球・Tリーグ 参入1年目4位の静岡「120%」の充実感 終盤までPO争い

 卓球Tリーグ男子に新規参入した静岡が、1年目のシーズンを4位で終えた。同じ参入組の金沢(6位)を上回り、準優勝した岡山と最終盤までプレーオフ出場圏(3位)を争うなど健闘。監督兼任の森薗も「最高の1年。少ない戦力で120%を出し切れた」と充実感を口にした。琉球との開幕戦を皮切りにシーズン11勝を挙げてベストペアに輝いた森薗(左)、龍崎組=静岡市中央体育館
 通算8勝12敗の勝ち点30。プレーオフには勝ち点5届かなかったが、森薗が前期MVPを獲得し、龍崎と組むダブルスは11勝を挙げてベストペアに選出された。Tリーグで実績が少なかった横谷や松下もシングルスで勝率4割超。チーム内のハイレベルな練習環境で成長し「最初は2勝できればと思っていた」という森薗の見たてを上回った。
 主力が他大会で不在の時期には、昨夏の全国高校総体シングルス覇者の三木、同3位の坂井も積極的に起用。坂井はシングルスで2勝し、高い潜在能力を示した。静岡学園高の福光も初の地元選手として加入した。
 一方、集客面はホームで迎えた開幕戦こそ966人を集めたが、その後は伸び悩み地元戦9試合の平均は407人。認知度の向上と会場に足を運んでもらう取り組みが不可欠だ。河村社長も「昨季は運営が最優先で、集客まで力を割けなかった。今季はホームタウン自治体と連携し働きかけていく」という。
 チームはプレーオフ進出の3位以内を目指しながら、引き続き若手育成に力を入れる。森薗は「静岡ジェードが強化の場になり、五輪や世界選手権を目指す選手を育てていく。愛着をもたれるチームにするためにも、そのカラーは継続したい」と2季目を見据えた。
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