Bリーグ 静岡圧倒9連勝 年明け初戦、岐阜に96―67

 バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は96-67で岐阜を下して連勝を9に伸ばした。

静岡-岐阜 第2クオーター、静岡のケニー・ローソンがダンクシュートを決める=静岡市中央体育館
静岡-岐阜 第2クオーター、静岡のケニー・ローソンがダンクシュートを決める=静岡市中央体育館

 静岡は立ち上がりにタバリオ・ミラーが内角で得点を重ねて先行し、第2クオーターは吉田健太郎らが5本の3点シュートを沈めて42-32。後半もケニー・ローソンのインサイドプレー、アレクシス・エールセネルの3点シュートなど多彩な得点パターンでリードを広げた。
 静岡は8日も同会場で岐阜と対戦する。

 ▽3部
静岡 22勝3敗 96(19―13 23―19 25―20 29―15)67 岐阜 11勝14敗


 内外から得点 理想の攻撃体現
 静岡が理想的な展開で岐阜を圧倒した。縦横無尽にボールが動き、内外から次々とシュートが決まる。守っても1試合平均80点の相手を67点に抑え込んだ。ベンチ入り全12人が出場し11人が得点。25アシスト、スチールも11を数えた。「これよりいいプレーをするのは難しい」。ミュラー監督も手放しでたたえる試合運びで、勝負の2023年の幕を開けた。
 序盤に内角を多用したかと思えば、第2クオーター(Q)は3点シュート攻勢。第3Qは207センチのローソンで再びゴール下を攻めた。ローソンは「味方がノーマークにしてくれるので自分は打つだけ」とシュート成功率72・7%で17得点。5人でボールを共有し、最も体勢がいい選手がシュートを打つ-。40分間を通じて今季目指す攻撃を体現した。
 3点シュート4本を含む最多26得点、5スチールとけん引したエールセネルは「攻撃の完成度は70%。このチームに天井はない。もっとよくなる」と自信をにじませた。昨年は敗れ「1敗以上の重みがある。絶対に落とせない」(主将岡田)と臨んだ新年初戦に快勝。8日のシーズン折り返しを前に、指揮官は「いい道を進んでいる」とうなずいた。(山本一真)

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