全日本高校バレー1月4日開幕 静岡県代表は男子/浜松修学舎、女子/富士見

 バレーボールの第76回全日本高校選手権(春高バレー)は2024年1月4日、東京体育館で開幕する。静岡県代表は男子で初出場の浜松修学舎が崇徳(広島)、女子で11年連続出場の富士見が奈良文化と、いずれも初日の1回戦で対戦する。

男子・浜松修学舎 硬軟織り交ぜ攻略目指す
photo03 男子唯一の初出場チームとして臨む男子の浜松修学舎
 昨夏の全国中学校体育大会(全中)を制した浜松修学舎中の主力がそのまま高校に上がり、1年目で春高初出場を勝ち取った。リベロを中心とした堅守と硬軟織り交ぜた攻撃が武器で、森監督は「ボール回しができる1年生と高さ、パワーのある上級生がうまく融合した」と話す。
 全国も県予選決勝と同様の布陣で臨む。得点源はパワーで押す赤堀とセンスが光る関屋の1年コンビに、高さのある2年の扇谷暉。鉄壁の守備を誇るリベロにはゲームコントロールができる小泉、強打に強い谷に加えて控え2人にも力がある。
 初戦の相手は10年連続50度目出場の名門・崇徳。精度の高いバレーが特徴だ。主将の榑林は「遊び心のある多彩なコンビバレーで相手を崩すことができたら」と攻略に意欲を示す。関屋も「自分たちの力を信じて楽しめたら結果が付いてくる」と気負わず臨む。(結城啓子)

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女子・富士見 攻撃力充実、8強超えへ

photo03 全国総体の8強超えを狙う女子の富士見
 女子の富士見は主将渡辺、八田の3年生コンビに、強力な1年生スパイカー福元が加わり攻撃力が増した。前回は新型コロナ感染で辞退を余儀なくされた舞台で、全国高校総体の8強超えを狙う。
 奈良文化は全国総体で、優勝した下北沢成徳(東京)から唯一1セットを奪った。ライトの高速連係が武器で、富士見は夏の快進撃を支えたサーブが鍵を握る。渡辺は「相手レシーブを崩し、どれだけ攻撃を単調にできるか」と、ジャンプサーブに磨きをかける。
 福元、八田は攻守で大車輪の働きが期待される。県決勝でスパイクの打数、得点ともチーム最多のレフト福元は「高速コンビに向き合う配置。1枚でも対抗してチャンスにしたい」とブロックもイメージ。ライト八田はサーブレシーブの中心で「守備からの流れを意識している。昨年の先輩の思いも背負い勝ち上がる」と意気込む。(山本一真)

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