ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ第1日 岩崎(清水町出身)粘り32位

 ツアー未勝利の中西直人が1イーグル、6バーディー、2ボギーの64をマークし、首位に立った。大堀裕次郎が1打差の2位。

首位と6打差の32位で初日を終えた岩崎亜久竜=太平洋クラブ御殿場コース
首位と6打差の32位で初日を終えた岩崎亜久竜=太平洋クラブ御殿場コース


 ■岩崎 地元参戦「応援が力に」
 ツアー参戦1年目で迎えた初の地元凱旋(がいせん)。会場にほど近い清水町出身の岩崎が、ホームの雰囲気に背中を押され苦しい展開を耐えた。4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブン。6打差32位と上位を狙える位置で2日目につなげた。
 10番スタートの出だし5ホールで3オーバー。特に14番は1打目を右の林に入れてダブルボギーをたたいた。それでも15番で1打取り返すと、少しずつショットを修正して安定飛行に乗る。難関の17番パー3を3メートルに付けバーディー。1、3番もアプローチをピンに絡めて伸ばした。
 地元戦に加え、賞金ランク1位の比嘉、ツアーきっての人気者、石川と同組ということもあり大勢のギャラリーに囲まれ「今シーズンで一番応援をもらい力になった」という。
 ここまで8度のトップ10入りで賞金ランク6位。ルーキーとして申し分ない成績にも、自他ともに物足りなさを感じるのはまだ優勝がないからだろう。県内から久々に現れた24歳の大器は「地元で初勝利を狙っていく」と力強く宣言した。

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