静岡、首位堅持 PO進出王手 バスケットボール男子Bリーグ

 バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は100-83で金沢を下して4連勝で首位を守った。

静岡―金沢 第4クオーター、ドライブからシュートを決めるグラヒタ(手前)=静岡市中央体育館
静岡―金沢 第4クオーター、ドライブからシュートを決めるグラヒタ(手前)=静岡市中央体育館

 静岡は第1クオーター(Q)こそ競り合ったが、第2Qは吉田健太郎の3点シュート、タバリオ・ミラーのインサイドプレーなどで突き放した。アレクシス・エールセネルが最多20得点。新加入のアブラハム・ダマー・グラヒタも約21分間の出場で8得点を挙げた。
 静岡は12日も同会場で金沢と対戦し、勝てば上位8チームによるプレーオフ進出が確定する。

 ▽3部
 静岡 30勝5敗 100(18―14 29―20 31―22 22―27)83 金沢 10勝25敗


 新戦力 上々デビュー
 勝負の終盤戦へ静岡が着々と態勢を整えている。合流直後のグラヒタ、駒水を起用しながら下位の金沢に快勝。直近4試合が平均65・5点と伸び悩んだ鬱憤(うっぷん)を今季3度目の100点ゲームで晴らした。
 インドネシア代表のグラヒタが上々の日本デビューを飾った。第1クオーター(Q)から途中出場し、約21分間で3点シュート1本を含む8得点3アシスト。最大の見せ場は22点差を13点まで迫られた第4Q中盤だ。外から鋭く切れ込みファウルを受けながらドライブをねじ込む。「チームを勝たせることが自分の強み。試合のテンポを変えたかった」という3点プレーで会場を沸かせた。
 ここ数試合の攻めきれない展開を打破したのも大きい。司令塔の吉田が「早いタイミングでもシュートを打ってきっかけをつくった」と18得点しながら、攻撃のリズムもアップ。第3Q以降は持ち味の速攻で決定機を量産し、チーム全体で53・8%のシュート成功率をマークした。
 新戦力を順応させながら、チームの状態も高めてプレーオフ進出に王手。ミュラー監督も「2人ともいい出来だった。早くB3に慣れ、プレーオフに向け準備をしてほしい」と手応えを口にした。

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