藤枝明誠 圧巻の再出発V 新戦力台頭、6連続100点ゲーム 静岡県高校新人バスケット男子

 静岡県高校新人大会は29日、バスケットボールの男子決勝を行い、藤枝明誠が3大会ぶり8度目の頂点に立った。

藤枝明誠―浜松開誠館 第3クオーター 藤枝明誠の小沢(中央)が相手をかわしシュートを決める=草薙このはなアリーナ(写真部・杉山英一)
藤枝明誠―浜松開誠館 第3クオーター 藤枝明誠の小沢(中央)が相手をかわしシュートを決める=草薙このはなアリーナ(写真部・杉山英一)


208センチ ロードプリンス 内角に君臨
 全国高校選手権の激闘から1カ月。悲願の日本一へ再出発した男子の藤枝明誠が、最初の県大会を6試合全て100点ゲームで制した。「チーム作りはゼロから」(金本監督)と手探りながら新戦力も台頭。新チームも期待感を抱かせた。
 浜松開誠館との決勝リーグ第3戦は、208センチのロードプリンスが62得点と内角に君臨し、エース赤間はアシストに回りながらも14得点。前チームから主力が計算通り働いた上で、引退した3年生の穴を埋めているのが主将の小沢だ。
 「ロードプリンスに相手が寄るので外はフリーになる」と3点シュート2本を含む16得点。金本監督も「大会を通じて外から決めてくれたので戦いやすくなった」と評価した。
 激しい守備や球際の粘り強さは先輩譲り。今後はロードプリンスに頼る比重を減らしていくのが課題だ。赤間は「もっと運動量を増やしてパスを回し、他の選手も得点するようにしたい」とさらなる進化を期した。

 ▽男子決勝リーグ
藤枝明誠 101(25―11 33―21 20―11 23―18)61 浜松開誠館
飛龍 75(22―9 15―12 15―4 23―18)43 浜松学院
【最終順位】①藤枝明誠3勝②飛龍2勝1敗③浜松開誠館1勝2敗④浜松学院3敗

 

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