全国トップクラスの争いも 静岡県高校総体陸上19日開幕 小針(富士市立)全国3冠へ発進

 静岡県高校総体陸上は19~21日、エコパスタジアムで行われる。地区大会の上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(競歩は5位、混成、女子棒高跳び、女子三段跳び、女子ハンマー投げは4位まで)が6月16~18日の東海総体(エコパスタジアム)の出場権を得る。

男子短距離 2年成川(東海大翔洋)今季急成長
 【男子】短距離の2年成川倭士(東海大翔洋)が急成長した。今季は100メートルを昨年から0秒36縮め10秒41。200メートルも向かい風2・9メートルで21秒47と好記録を連発している。
 110メートル障害は全国トップクラスの争いとなりそうだ。西部大会で宮本皓寿(浜松市立)が今季高校生最速の14秒27をマーク。昨年の全国総体決勝に1年で唯一残った浅井惺流(東海大翔洋)も中部大会で追い風参考ながら14秒19を出した。
 3000メートル障害は8分49秒32の東海高校記録を持つ辻本桜寿(浜松開誠館)がどこまで記録を伸ばすか。1500メートルも3分47秒60とハイレベルだ。

女子短距離 走り幅跳び 小針(富士市立)全国3冠へ発進
 【女子】小針陽葉(富士市立)が個人種目での全国3冠へスタートする。今季は200メートルで高校歴代3位の23秒52。11秒65の100メートル、6メートル19の走り幅跳びとともに自己記録は高校生トップだ。
 中長距離は沢田結弥(浜松市立)の2年連続2冠が濃厚。今季はまだ調整段階ながら1500メートル4分20秒44、3000メートル9分25秒12と頭一つ抜ける。
 400メートルは臼井千晴(静岡雙葉)が54秒台に突入。100メートル障害は西村ほの夏(浜松市立)が西部大会で13秒87の好記録をマークした。走り幅跳びは橋本詩音(静岡雙葉)も6メートル01の自己記録を持つ。

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