陸上 磯貝(浜松市立)7位 女子400 全国高校総体

 全国高校総体(インターハイ)は2日、北海道で行われ、陸上は女子400メートルの磯貝唯菜(浜松市立)が55秒94で7位入賞した。女子の臼井千晴(静岡雙葉)、男子の植田壮太(富士東)はともに準決勝で敗退した。女子1500メートルで高校歴代2位の自己記録を持つ沢田結弥(浜松市立)は予選を欠場した。

女子400メートル決勝 7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝 7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル準決勝 力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場
女子400メートル準決勝 力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場
男子400メートル準決勝 決勝進出を逃した富士東の植田壮太=札幌市厚別公園競技場
男子400メートル準決勝 決勝進出を逃した富士東の植田壮太=札幌市厚別公園競技場
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル準決勝力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル準決勝力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
男子400メートル準決勝決勝進出を逃した富士東の植田壮太(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
男子400メートル準決勝決勝進出を逃した富士東の植田壮太(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(左)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(左)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝 7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル準決勝 力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場
男子400メートル準決勝 決勝進出を逃した富士東の植田壮太=札幌市厚別公園競技場
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル準決勝力走する静岡雙葉の臼井千晴=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
男子400メートル準決勝決勝進出を逃した富士東の植田壮太(右)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜(左)=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)
女子400メートル決勝7位に入賞した浜松市立の磯貝唯菜=札幌市厚別公園競技場(写真部・小糸恵介)


ペース制御 成長の証し ライバル存在 原動力に
 確かな成長を全国のトラックに刻んだ。女子400メートルの磯貝(浜松市立)は、昨夏敗退した準決勝を自己記録より0秒27速い55秒15で突破した。周囲を意識してオーバーペースになった1年前とは違う。予選から55秒台を3本そろえ「しっかり自分をコントロールして最後まで走り切れた」と笑った。
 決勝進出ラインぎりぎりの8位だった出場者ランクも、準決勝のタイムが8人で最も遅かったことも気にせず「自分の走りだけに集中した」。準決勝は200メートルを設定した25秒5よりやや遅れて入り後半も余力十分。決勝も100メートルを残して最後方だったが、失速せずにフィニッシュ直前で順位を上げた。
 高2春から本格的に取り組んだ400メートル。臼井(静岡雙葉)ら県内の同学年に全国レベルのライバルがいる環境が成長の原動力になった。中3の全国優勝から伸び悩んだ200メートルも5月に24秒39の自己新をマーク。「400メートルで鍛えられた力が生きている」という。
 この日は2走を務めた400メートルリレーも46秒23の好記録で準決勝に進み「いいスタートを切れた」。1600メートルリレーも含めた4種目入賞を狙っていく。(運動部・山本一真)

女子・臼井(静岡雙葉) 男子・植田(富士東)400決勝届かず
 400メートルで入賞を狙った男子の植田(富士東)、女子の臼井(静岡雙葉)はともに決勝に届かなかった。
 植田は東海総体で出場者ランク5位の47秒29をマークしたが、予選、準決勝とも48秒台中盤。「全国の雰囲気にのまれた」と力んで、得意の前半200メートルでスピードに乗れなかった。準決勝に進んだ400メートルリレー、5日からの1600メートルリレーで雪辱を期す。
 臼井は5月の静岡国際で54秒台に突入して手応えをつかんだが、直後に両脚を負傷。中学1年で陸上を始めてから初のけがに不安を抱えながらも2年連続で準決勝に進んだ。これで競技は引退し、受験勉強に専念する。「走れない時期に体幹強化など課題克服に取り組めた経験を生かしたい」と、次のステージを見据えた。

ドルーリー快走 全体2位決勝へ 女子1500
 他の選手がゴール直後に倒れ込む中、涼しい顔で駆け抜けた。陸上女子の1年生ホープ、ドルーリーは1500メートル予選4組1着、全体2位で決勝へ。貫禄の走りで総体デビューを飾り「いい体調の中、決勝に力を残しながら、しっかりと走れた」と冷静だった。
 スタート直後から先頭に立った。その後もトップを譲らず終盤へ。「徐々に後ろの様子を見ながら」残り300メートル付近で一気に加速した。大会に向けて磨いてきたというラストスパートで後続を引き離し、そのままゴール。「いいレース展開ができた」とうなずいた。
 中学生だった1月の全国都道府県対抗女子駅伝で17人をごぼう抜きし、注目を集めた。「日々の応援に応えられるように、決勝でもいい結果を残したい」と初々しい表情で好記録を誓った。

 【男子】
 ▽400メートル決勝 ①平川慧(沖縄・コザ)46秒63②菊田(神奈川・法政二)47秒14③正野(千葉・東海大浦安)47秒23
 ▽ハンマー投げ決勝 ①浅利磨海(茨城・守谷)66メートル74=大会新②アツオビン(京都・花園)61メートル95③尾浜(広島・西条農)61メートル60 【女子】
 ▽400メートル決勝 ①宮地利璃香(千葉・市船橋)54秒24②赤坂(山形・山形中央)54秒28③瀬田(神奈川・東海大相模)54秒79⑦磯貝唯菜(浜松市立)55秒94
 ▽ハンマー投げ決勝 ①嶋本美海(奈良・添上)58メートル68②玉置(和歌山・箕島)54メートル23③藤田(三重・松阪商)51メートル40


 静岡県勢の予選、準決勝成績
 【男子】
 ▽400メートル予選
 「5組」④大石亮太(浜松開誠館)48秒66=落選
 「6組」④宮本櫂(富士東)48秒83=落選
 「7組」④植田壮太(富士東)48秒49=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「2組」⑥植田壮太(富士東)48秒48=落選
 ▽1500メートル予選
 「1組」⑩辻本桜寿(浜松開誠館)3分55秒13=落選
 ▽400メートルリレー予選
 「5組」③浜名(松島、石原、小野、森川)40秒84=落選
 「6組」②富士東(佐藤、植田、宮本、杉山)40秒87=準決勝進出④東海大翔洋(土屋、望月結、小柳、鈴木暢)41秒08=落選
 ▽棒高跳び予選
 「1組」⑦鈴木健心(浜松商)4メートル70=落選
 「2組」山本涼雅(浜松南)=欠場
 ▽八種競技前半 (29)浅井惺流(東海大翔洋)2549点(100メートル11秒46、走り幅跳び6メートル27、砲丸投げ8メートル38、400メートル51秒35)(32)松岡恵吾(磐田北)2488点(11秒74、6メートル12追い風参考、11メートル58、55秒19)
 【女子】
 ▽400メートル予選
 「5組」③臼井千晴(雙葉)56秒56=準決勝進出
 「8組」①磯貝唯菜(浜松市立)55秒99=準決勝進出
 ▽同準決勝
 「1組」②磯貝唯菜(浜松市立)55秒15=決勝進出
 「2組」⑥臼井千晴(雙葉)56秒61=落選
 ▽1500メートル予選
 「1組」沢田結弥(浜松市立)=欠場
 ▽400メートルリレー予選
 「5組」①浜松市立(冨士盛、磯貝、諏訪間、西村)46秒23=準決勝進出
 「6組」④富士市立(滝、立川、篠原、小針)47秒41=落選

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